一流サッカー選手に学ぶ、就活で落ち込んだときの気持ちの切り替え方

「第1志望の会社に落ちた今、頑張る意味を失ってしまった…」
「まだどこからも内定が出ておらず、終わりが見えなくて余計に辛い…」

というあなたへ、気持ちの切り替え方をお伝えします。

就活で落ち込んだときの気持ちの切り替え方は、

「これ以上、頑張らないこと」

です。

1.ピンチのときは、頑張ってはいけない

16年間にわたって、イタリア・ACミランのメディカルトレーナーを務めてきた、遠藤友則氏はこう言います。

ピンチのときには、がんばってはいけないのです。

大切なのはコツコツと「半歩」をやり続けること。

あるときだけむきになってめちゃくちゃがんばるよりも、小さく続けることの方が大切だと理解しなければいけません。

(中略)

精神的に成熟していない選手に見られるのは、がんばるときはめちゃくちゃがんばるのですが、すこしうまくいかなくなると、「ああ、もうダメだ。やめた」となってしまうことです。

これではせっかく素晴らしい才能があっても、いいときはいいけれど、ダメなときはダメという選手になってしまいます。

遠藤友則(2015)『一流の逆境力 ACミラン・トレーナーが教える「考える」習慣』SBクリエイティブ

そう、ピンチのときは、頑張ってはいけないのです。

就活で落ち込んだときの一番の気持ちの切り替え方は、実は、

「頑張らない」

ということです。

あなたは今、頑張りすぎていませんか?

無理をしすぎていませんか?

ちょっと、休みましょう。

落ち込んだ時に、無理に動くとオーバーワークでケガをしますよ。

2.大切なのはコツコツと「半歩」をやり続けること

就活に没頭すると、どうしても、

「ああ…ES出さなきゃ…」
「ああ…説明会予約しなきゃ…」
「ああ…SPI勉強しなきゃ…」

という謎のプレッシャーに押しつぶされそうになりますが、そんなに頑張らなくて良いんです。

遠藤友則氏が言うように、

大切なのはコツコツと「半歩」をやり続けること。

です。

一喜一憂していると、エネルギーを消費してしまうのです。

心が疲れてしまうのですね。

だからこそ、「半歩」だけやり続ける。

「ESを全部書かなくても良いので、半分だけ書いてみる」
「説明会の予約だけ、とりあえずしてみる」
「SPIの気の向いたところだけ、ちょっと勉強してみる」

これぐらいで良いのです。

頑張らないでください。

無理に頑張って、ガス欠になって止まってしまうのであれば、半歩ずつ進み続けている方が、最終的には遠くまで行けます。

ウサギとカメで勝ったのは、「カメ」でしたよね?

ウサギのようにスタートダッシュをかけると、後で疲れるのです。

カメのように、半歩ずつ歩みを進めていった方が、トータルでは良い結果になっているのです。

3.オトナからの誹謗中傷は気にしない

「就活が辛い」とかそういうことを言うと、

「気持ちだけ切り替えても、結果は出ません」
「努力が足りないんだ」

と言ってくるオトナがいますが、気にしなくて大丈夫ですよ。

就活って、

「完全実力主義の営業」

みたいなものなので、精神的負担も肉体的負担もものすごく大きいんです。

銀行とか、証券とか、そういう営業の大変さに近いんです。

あなたは今、

「就職浪人したら、どうしよう…」
「フリーターになったら、どうしよう…」

と不安になっているかもしれませんが、そんなの全然気にしなくて大丈夫ですよ。

私の友達には、就職浪人して一流企業に入社した者もいますし、逆に一流大学を出て、公務員試験に落ちてニートになって、次にベンチャー企業に入って、最終的に地方公務員になった者もいます。

ブラック企業に入って、2年でホワイト企業へ転職した者もいます。

万が一、あなたが本当に一社も内定が出なかったとしても、何とかなるんですよ。

中学生が学校の世界しか知らなくて、息苦しさから逃げられずに不登校になってしまうのと同じで、

「内定」or「死」

みたいに考えていると、この先大変ですよ。笑

だから、あなたに贈る激励としては、

「これ以上、頑張らなくて大丈夫」
「ただ、半歩続けることを意識しよう」

です。

       

でくのぼう


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