【就活が辛い】就活でのメンタルの保ち方

1. 友人はみんな内定をもらっているのに…

「周りの友達はみんな就活終わってる…。続けてるのは私だけ…」
「早いうちに内定をもらった友人が浮かれてるところ見ると、ムカつく…」

その気持ちは分かります。

親しい友人が次々と内定が決まっていき、自分だけ取り残されると、

  • 焦り
  • 悲しみ
  • 怒り
  • プレッシャー

色んな感情で頭がおかしくなりますよね?

そんなあなたに言いたいのは、

「友人とは就活の話をするな」

ということです。

あなたが今辛いのが、

「友人の就活の状況を比べてしまう…」

というのがあるのなら、友人と就活の話をするのはやめましょう。

もっと言うなら、就活中は友人と会う頻度を減らすのが良いです。

私自身、就活中は仲の良い友人とはほとんど会っていませんでした。

それは、

  • 友人の話でプレッシャーを受けてしまうから
  • 自分の話で友人にプレッシャーを与えてしまうから

という2つの理由からです。

もちろん、

「友人と就活の愚痴を言い合っていた方が心が晴れる」

というのなら、友人と会うのは良いと思いますが、プレッシャーを感じるなら、会わない方が良いです。

ですが、あなたは

「でも、就活の情報交換は大事だろ!」

と思うかもしれません。

しかし、

就活生同士の情報交換なんて、ほとんど意味がありません。

よくグループディスカッションなどで会った就活生に、

「情報交換しましょう!」

などと言われることがありますよね?

私は今まで、

「情報交換しましょう!」

と言われて喋った就活生で、

「話して良かった!」

と思える就活生はゼロでした。

正直、就活生同士の情報交換で、あなたのメリットになるものはありません。

「〇〇の2次選考に通った」
「〇〇のESに通った」

と、不要な自慢をされ、余計にプレッシャーになるだけです。

2. 親に申し訳ない…

あなたは今、

「大学の学費まで出してもらったのに、就活で結果が出せず、親に申し訳ない…」
「親が私に気を遣って優しい言葉をかけてくるのが、逆に辛い…」

と思っているかもしれません。

ですが、そういった思いは誰にでもあります。

あなただけではありません。

東京大学大学院教育学研究科教授 下山晴彦氏、三井記念病院精神科部長 中嶋義文氏によると、

人は悩むと、現実の社会がありのままに見えなくなるそうです。

家族は全くそんな風に思っていなくても、

「家族に迷惑ばかりかけてきた…」

と、悪いのは全部自分と思ってしまうそうです。

下山晴彦 中嶋義文 監修(p.32,2014)『家族のための よくわかるうつ』池田書店.

うつ病の人から見た社会の特徴は、

「状況を客観的に判断できない」

ということです。

(あなたがうつ病ということではありませんよ!あくまで悩みに悩んで辛い人がどのように社会を見ているか、ということの例です)

まず、目的と手段を落ち着いて考えましょう。

あなたの目的は、幸せな人生を送ることです。

そして、親の目的も、あなたに幸せな人生を送ってもらうことです。

親があなたの就活の成功を願うのは、あなたが幸せになってほしいからです。

正社員になれなかったから、あなたに失望するなんてことは絶対にありません。

親が一番悲しむことは、あなたが就活を理由にうつになって自傷行為に走ったり、

「自殺したい…」

と命を投げ出そうとすることです。

昔からよく言われますが、一番の親不孝とは、

「親より先に死ぬこと」

です。

だから、

「こんなに学費を出してくれたのに、申し訳ない…自殺するしかない…」

と考えるのはやめましょう。

正社員になれたからって、幸せになるとは限りません。私の会社でも1年に1人はうつ病になって、休業していました。

あなたが幸せになるためにも、一番大事なのは心の健康です。

「家族に迷惑ばかりかけてきた…」

なんて悩む必要はありません。

日本では、

「人に迷惑をかけないようにしましょう。」

と教えられてきましたが、

インドでは、

「あなたは人に迷惑をかけて生きていかなければならないのだから、人のことも受け入れてあげなさい。」

と教えられるそうです。

インドでは、他人に対しても迷惑をかけることが前提となっているわけです。ましてや家族の場合であれば、迷惑はかけて当たり前と言えますよね?

それぐらいの気持ちで大丈夫です。

3. 面接で落ちると、自分を否定された気になる…

「面接で落ちて履歴書が送り返されるたびに憂鬱になる…」
「お祈りメールを見ると、人格を否定されている気分になる…」

気持ちは分かります。

面接で一生懸命、自己PRをした結果、

「ますますのご活躍をお祈りしております。」

というメールが来た時には、かなりの絶望感を味わいますよね。

「なぜこんな辛い思いまでして、生きなければいけないのか…」
「なぜ人格否定されてまで、就活しなければいけないのか…」

そう思う気持ちも分かります。

私が言えるのは、あなたがそれほど落ち込んでしまうのは、

「面接官や採用担当者を尊敬しすぎているから」

です。

東京大学大学院教育学研究科教授 下山晴彦氏、三井記念病院精神科部長 中嶋義文氏は著書で、

自分を不当に評価することは、周囲の人や状況を実際よりも高く評価することになります。

下山晴彦 中嶋義文 監修(p.32,2014)『家族のための よくわかるうつ』池田書店.

と語っています。

あなたが、

「私がダメ人間だから何もうまくいかない。」
「こんなのが1人消えたところで悲しむ人なんていないはず。」

と考えてしまうのは、周囲を実際よりも高く評価しているからです。

具体的に言えば、

「面接官を尊敬しすぎ」

ということになります。

私は会社の内部を知っているので、はっきり言えますが、

大企業の部長だって新入社員の時は何もできない若者だったわけです。

「俺はたまたま拾ってもらっただけだから…」

と言っている人はたくさんいます。

何か才能や実績があって入社したわけではありません。

あなたに厳しい質問を投げかける面接官だって、自分が

「あなたの強みは何ですか?」
「あなたがこれまで乗り越えた経験は何ですか?」

と聞かれたら、間違いなく答えに困るはずです。

就活で聞かれる質問というのは、哲学的な質問ばかりで、実際働いている正社員が聞かれても答えにくい質問ばかりです。

まず、それを知っておきましょう。

私は就活で面接を受けているとき、

「自分だって答えられないだろ…」

と内心思っていました。

そして、実際入社してみて、

「やっぱりみんな答えられないじゃん…」

と気づきました。

だから、あなたに言いたいのは、

面接官を尊敬しすぎるな

ということです。

彼らのリアルはただのおじさんです。超優秀な社員ではありません。

凡人です。

だから、そんな凡人に何か言われたことで、自分を不当に評価してしまうのは、本当にもったいないですよ。

       

でくのぼう


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