「自分の長所が何か分からない・・・」
「友達に聞いても『長所はあるけど、なんて言ったらいいか分からない』と言われる・・・」
というあなたにオススメの「自分の長所の見つけ方」をお話しします。
どうやってやるかというと、
「長所を探そうとするのではなく、まず短所を探す」
という方法です。
1.長所を探そうとするのではなく、まず短所を探す
「長所を書かなきゃいけないのに、短所を探してどうすんの?」
と思うかもしれませんが、安心してください。
きちんと理由をお話しします。
なぜ長所ではなく短所を先に探すのが良いかというと、
「長所と短所は表裏一体の関係だから」
です。
あなたは今、無理に長所を探そうとして、苦労しているわけですよね?
「高学歴でもないし、成績も良くないし、サークルもすぐ辞めたし・・・」
「ゼミに入ったのだって、ただ友達がほしかっただけだし・・・」
と行き詰っているわけですよね?
ですが、行き詰まるのは、当然です。
ただでさえ自分を客観視するのは難しいのに、
「自分一人で、自分の長所をいきなり発見する」
なんて、そもそも無理な話です。
でも、自分の「短所」なら、簡単に見つかりますよね?
「大人数で集まるのが得意じゃない」
「リーダーシップを発揮するのは得意じゃない」
「あまり社交的ではない」
と、短所の方は、自分一人でもポンポンと見つけられるはずです。
この「短所」の言い方を変えれば、そのまま「長所」になるのです。
長所と短所というのは、コインの表裏の関係です。
長所というのは言い方を変えれば、短所になります。
- 明るい→軽薄
- 社交的→一人一人との関係が浅い
- リーダーシップがある→我が強い
逆に、短所も言い方を変えれば、長所になります。
- 「大人数で集まるのが得意じゃない」→一人でコツコツと作業するのが得意
- 「リーダーシップを発揮するのは得意じゃない」→周りと協調して、ものごとを進められる
- 「あまり社交的ではない」→一人一人と深い信頼関係を作るのが得意
このように、長所と短所というのは、そもそも「表裏一体」の関係なのです。
だから、あなたがやるべきは、
「長所が見つからない・・・」
と嘆くことではなく、
「自分の短所をどう言い方を変えれば、長所に変わるか」
と考えることです。
2.見つけた長所を証明するエピソードを思い出す
短所の裏返しを考えることによって、
- 「大人数で集まるのが得意じゃない」→一人でコツコツと作業するのが得意
- 「リーダーシップを発揮するのは得意じゃない」→周りと協調して、ものごとを進められる
- 「あまり社交的ではない」→一人一人と深い信頼関係を作るのが得意
と長所が見つかるはずです。
次にあなたが取るべきステップは、
「見つかった長所を証明するエピソードを思い出す」
というステップです。
例えば、こんな感じです。
「一人でコツコツと作業するのが得意」
- 学生時代に、みんなが嫌がっていたトイレ掃除を率先して一人でやっていた
- 新聞のスクラップブックを継続して作っていた
「周りと協調して、ものごとを進められる」
- 人間関係が理由で離職率が高いバイト先で、自分は上手く協調して続けることができた
- リーダーで引っ張っていく人が気づかない、細かいところで手助けしてきた
このようにして、長所を証明するエピソードを考えていくのです。
「自分には、そういう良いエピソードがないんだよ・・・」
という人は、
の本を読んでみてください。
- リーダーでないアルバイト
- 入賞経験がない、レギュラーになっていないスポーツ
- 目だった成果のないサークル活動
- 短期間しかやっていないこと、途中でやめたこと
- 小学校、中学校のこと
- 平凡なこと
- 失敗したこと
- 留年、就職浪人
という話でも、自己PRのエピソードに十分使えることが分かります。
いろいろ就活本を買いましたが、この本は良いです。
3.「平凡なキャベツをいかに美味しくするか?」という視点
島田紳助は以前、
「日常生活で面白いことなんかない。平凡なことをいかに面白くするかが大事」
という話をしていました。
そんなあらへんで。
おもろいことなんか、何にも。
何にもない。
勝手におもろしな、あかんのよ。
まさに料理人やと思うねん。
料理人と一緒で、例えばここにキャベツがあったやんか。
素人は、キャベツはキャベツにしか見えへんのよ。
でも、おれがこのキャベツを見たときにな、
『うわ、これ、こうしたら、おもろいやん』
『うわ、これこうしたろ』って、勝手に思うわけよ。
それをしゃべってるだけやねん。
DVD『紳竜の研究』より
就活だって、全く同じです。
誰もが驚くような特技なんて、誰も持っていません。
入社してすぐに活躍できるような実績なんて、誰も持っていません。
そもそも、即戦力となるスーパースターを採用したいなら、中途で採用するはずです。
あなたに今求められているのは、
「この平凡なキャベツでいかに美味しい料理を作るか?」
「冷蔵庫のあり合わせで、いかに美味しい料理を作るか?」
という視点です。
「高学歴でもないし、成績も良くないし、サークルもすぐ辞めたし・・・」
というのは、
「冷蔵庫には、トリュフもないし、A5ランクの肉もないし、高級な調味料もない・・・」
と言っているのと一緒です。
トリュフがないと、美味しい料理は作れないですか?
A5ランクの肉がないと、料理は無理ですか?
そんなことは、ないですよね。
全国の主婦は、冷蔵庫のあり合わせで、おいしい料理を作っています。
就活の自己PRを考えるときは、
「平凡なキャベツをいかに美味しくするか?」
というマインドを持ってみては、どうでしょうか?
でくのぼう
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