「就活で落ち過ぎて、マジで気持ちが折れそう・・・。」
「休みたい気持ちもあるけど、休んだらもう動けないような気がする・・・。」
というあなたへ、でくのぼうの考える、
「お祈りメールからの立ち直り方」
をお伝えします。
1.「確率」を冷静に考える
お祈りされても立ち直るコツの1つ目は、
「確率」を冷静に考えること
です。
実際、これが一番オススメです。
あなたはこれまでに、「30社」に本エントリーしましたか?
もし30社以下であれば、1社も内定が出なくても、何の不思議もありません。
エントリー数と内定した数に関して、こんなデータがありますが、
早慶上智クラスの就活生300人を対象にしたデータで、「各選考において、何%の人が『不合格』になったか」を表すものです。
・エントリー企業数平均 64.2社
・一次選考に進んだ企業数平均 31.6社
・最終選考企業数平均 4.7社この調査における数値を通算すると、エントリーから内定までの「総合不合格率」は96.3%になります。
一括エントリーが入っている可能性があるとはいえ、100社受けて内定が3〜4社という計算ですから、それを見越して、相応の数のエントリーはしておきたいものですね。
新田龍(2011)『就活の鉄則!有名企業より優良企業を選びなさい!』こう書房 pp.84-86
「100社受けて内定が3〜4社」ということは、単純な確率で言えば、「33社受けて内定が1社」という計算になります。
つまり、
「10〜20社受けて1社も内定しない、というのはザラにある」
ということです。
早慶上智クラスですら、
「100社受けて内定が3〜4社」
というのが現実の数字なわけです。
10社、20社受けてお祈りされるのは、何も不思議ではないのです。
あなただけではありませんので、不安にならないでください。
あなたの人格に問題があるわけでもなんでもなく、確率的にそうなのです。
2.相手が採用するかどうかは「コントロールできないもの」と割り切る
お祈りされても立ち直るコツの2つ目は、
相手が採用するかどうかは「コントロールできないもの」と割り切る
です。
「就活」=「セールス」
というのは、このブログで何度もお伝えしていますが、
営業における重要なマインドは、
「自分で結果をコントロールできる領域だけに目を向ける」
です。
元プルデンシャル生命保険トップ営業マンの小林一光氏は、著書で、
私は、営業の仕事を、
「お客様を商品購入までの“ベルトコンベアー”に乗せること」
だと考えています。
どういうことか説明します。
「ベルトコンベアーに乗せる」
とは、ようするに見込み客を見つけて、
「商品について話ができる場にお連れする」
ことを指します。
ベルトコンベアーに「乗せるまで」、つまり商談のテーブルに「ついていただくまで」が営業の仕事の大部分であって(自分でコントロールできる部分)、
そこから先、商品を買ってくださるかどうかは、「運」だと割り切っています。
小林一光(2011)『世界最高位のトップセールスマンが教える 営業でいちばん大切なこと』SBクリエイティブ p.51
と語っています。
要は、
「アポを取るまでが営業マン自身がコントロールできる部分であり、そのあとのプロセスは運と割り切る」
と言っているわけですね。
・・・この発想、就活でも使えると思いませんか?
多くの就活生は、お祈りメールが来ると、
「面接のときに、あの話をしたから落ちたのかな・・・」
「面接のときに、あのエピソードを言わなかったから落ちたのかな・・・」
と考えます。
しかし、トップ営業マンに言わせれば、そこは「気にかける部分ではない」のです。
「面接が一度始まってしまったら、採用を決めるのは相手なのだから、こちらではどうしようもない」
と割り切るべきなのです。
でもしゃべりましたが、あなたが力を入れるべきは、
「面接が始まるまでの、自己分析と企業研究だけ」
です。
- 「なぜその業界を選んだのか?」に答える準備をする
- 「なぜ競合他社ではなく、その会社を選んだのか?」に答える準備をする
- 「採用担当者向けの書籍」で採用担当者の狙いを調べる
- その会社に貢献できる自分の強みと、それを表すエピソードを洗い出す
といった準備です。
当たり前のことですが、採用か不採用かは相手が決めることです。あなたが一喜一憂したところで、結果は変わりません。
だからこそ、面接が始まってしまったら、
「もうこれだけ準備したんだから、仕方ない」
と割り切りましょう。
そして、お祈りメールが来たとしても、
「面接までのプロセスは頑張ったけど、それ以降は自分でコントロールできない部分だから、仕方ない」
というマインドで受け止めましょう。
そうすれば、お祈りメールから受けるダメージを減らせるはずです。
3.正社員の仕事より、就活の方が大変
あなたのお父さんやお母さんが大きく誤解しているのが、
「就活なんて、ただの面接でしょ?仕事はもっと大変だから」
「就活ぐらい乗り越えられなきゃ、仕事なんてできないから」
という考え方です。
私は声を大にして言いますが、
「正社員の仕事より、就活の方が大変」
です。
完全成果報酬の生保の営業マンをやっているならまだしも、
- 普通のルート営業
- 経理
- 人事
- 総務
といった仕事なんて、別に大変でもなんでもありません。笑
就活の方がずっと大変です。
会社員の仕事がどんなもんか分かっているので、お伝えしますが、
「正社員の仕事なんて、だいたい」
いや、もちろん、
- 完全成果報酬の外資系生保の営業マン
- 上司にビッグデータ処理を押し付けられる、外資系コンサルの若手
- 土日関係なく呼び出される、システムエンジニア
などは、もちろん大変だと思いますよ。
ですが、普通の大企業の正社員の仕事なんて、別に大変でも何でもありません。
あなたも入社してみるとよく分かりますが、
「え!?就活で先輩社員として偉そうにしていた人たちは、この程度の仕事で大変、大変言ってたの!?」
という気持ちになると思います。
だから、今は大変かもしれませんが、
「今、自分はかなり大変なことをしている」
と思いましょう。
「みんなできているのに、私だけできていない・・・」
みたいなことを考えるのはやめましょう。
就活って、普通に大変ですからね。

でくのぼう
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