「社会人の1日って、どんな感じなの?」
「営業マンの1日の流れって、どんな感じなの?」
というあなたのWHYに答えます。
なんかリ○ナビとかに書いてある「営業の1日」ってウソくさくないですか?苦笑
ですから、
私が正社員のリアルな一日をお伝えします。
1. 営業マンの1日の流れってどんな感じなの?
最初に申し上げますが、あくまで
上場企業化学メーカー法人営業職の場合
です。
私の一日の流れは、
8:40 出社
8:40~9:30 メール返信
11:00~12:00 顧客アポイント
12:00~13:00 外でランチ
13:00~14:00 喫茶店でメール返信
14:00~15:00 移動
15:00~16:00 顧客アポイント
16:00~17:00 喫茶店でメール返信
17:00~18:00 移動
18:00 帰宅
だいたいこんな感じでした。
1日に回るお客さんの数は多くても3件。
あとの時間は、資料作成とメールの返信がほとんどです。
・・・意外とラクそうでしょ?笑
ただ、
資料作成とメールの返信がめちゃくちゃめんどくさい
んですよね。
2. 報告書って何を書くの?
資料作成は大きく分けて、
- 報告書の作成
- 会議資料の作成
がありました。
私の会社では「週報」という形で、訪問した顧客1件につき1枚で、毎週月曜日の朝に提出していました。
2.1 会社の報告書って、何を書くの?
私の会社では週報でしたが、周りの知人の話を聞くと、日報の会社もあれば、そもそも決まった日に提出するルールがない会社もありました。
ただ、報告書に書く内容はどこの会社も一緒だと思います。
結論から言うと、週報に書く内容は、
- 面談の経緯(なぜ訪問したのか)
- 面談内容
- 今度の対応
の3つです。
どんな感じで書くのかというと、
1面談の経緯
製品〇〇の紹介、前回送付した製品△△のサンプル評価状況の進捗確認。
2面談内容
同研究室にてサンプル評価を実施。防腐力の試験にて社内基準に達していないため、進捗がストップしているとのこと。
3今後の対応
防腐力の試験において、問題となった点は以下の通り。
次回、研究にて開発中の防腐力を高めた併用サンプルを持参し、評価を依頼する。製品△△の採用に向けてフォローを継続する。
というような内容をWordでびっちり書きます。苦笑
慣れれば1件1時間ぐらいで書くことができますが、新入社員の時はそれこそ土日は一日中、週報を書いていました。
私が苦労したのは、会社独特の言い回しですね。
- 進捗確認
- 進捗ストップ
- フォローを継続する
など、「その会社でよく使う言葉」を覚えるのがまず大変でした。
あと、
〇〇の機能を持った製品を探索中とのことより、製品Aを紹介
と書いて、提出して、
「おい、そういう時に紹介するのは、製品AじゃなくてBだろ!」
と後から怒られることがあるので、紹介した製品が合っているかどうかを、週報を書くときにチェックしていましたね。苦笑
2.2 会議資料って、何を作るの?
そして、めんどくさいのが、コレ。
会議資料の作成です。
私の会社では、会議には
- グループミーティング
- 販売会議
という2種類の会議がありました。
グループミーティングは、週に1回同じグループ(6名)で、
- 先週訪問した顧客の進捗確認
- 来週訪問する顧客と話そうとしている内容の確認
- 受注がきちんと来ているかの確認
という、まったりした会議ですが、
問題は、販売会議です。
月に1回、部内全体で行う会議なのですが、
とにかく怒号が飛び交います。苦笑
内容は、
- 前月の数量、売上、限界利益の報告
- 前月の受注状況の報告
- 予算(ノルマ)との乖離の説明
ですが、ほとんどが、
予算(ノルマ)との乖離の説明
です。笑
予算(ノルマ)というのは、達成不可能な数字が組まれているので、まず数字に追いつきません。
そこで、
「夏場の洗剤の需要が伸びて、このユーザーの工場の稼働が上がっているため、数量が伸びているようです。」
と、言い訳をするのが、会議での仕事です。
比較的ノルマのゆるい化学メーカーでもこんな感じなので、マジで証券会社とか、銀行とか行ったら死にますよ。苦笑
部長の色にもよりますが、厳しい人だと、
「何で数字落ちてんだよ!」
「受注できない理由を確認するのが仕事だろ!」
など、かなりの指導が入ります。笑
ですから、会議資料の作成というのは、
「どうやって言い訳をするか」
を考えることと、ほぼイコールでしょう。
(これは、全社会人が共感してくれるはず。笑)
3. どんなメールが来るの?
「よくメールチェックって書いてあるけど、実際どんなメールが来るの?」
と思いますよね。
で、実際どんなメールが来ているのかというと、
- 値下げしてほしい
- セーフティーデータシート(製品の取り扱い説明書みたいなもの)を送ってほしい
- 製品の規格値をもっと狭めてほしい(うちの会社用にもっとグレードの製品にしてほしい)
- 輸出する際に通関で全成分を開示する必要があるため、組成を全て教えてほしい
といったメールがほとんどです。
私も就活生の時は、
「メールチェックって、めっちゃ簡単じゃんw」
とか思ってましたが、実際働いてみると、メール1通1通が
自分だけで処理できないケースがほとんど
なのです。
要は、
- 上司に相談したり
- 工場にお願いしたり
しなきゃいけないんです。
だから、メールって返すだけじゃないんですよね。苦笑
全てにおいて上司への確認が必要なため、1件1件が非常に時間がかかります。
例えば、
「輸出する際に通関で全成分を開示する必要があるため、組成を全て教えてほしい」
とメールが来た場合を考えましょうか。
また、私が勤めていた化学メーカーは、いわゆる大企業であったため、
「いかなる場合でも組成は開示しない」
との一点張りでした。
しかし、顧客ユーザーからは、
「競合の〇〇さんは、組成を開示してくれたのに」
とイヤミを言われるため、その謝罪文をメールで考えなければなりません。
・・・分かります?
・・・めんどくさいでしょ?苦笑
ざっと説明しましたが、これが正社員のリアルです。現実です。
「何だ、面接で偉そうにしてるくせに、大したことしてねえじゃんw」
と思って頂ければ幸いです。笑
でくのぼう
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