なぜ私は就活で化学メーカーを選んだのか?

「行きたい業界がない…」
「どんな基準で受ける会社を選べばいいか分からない…」

というあなたに、凡人である私が化学メーカーを選んだ理由をお伝えします。

私が化学メーカーを選んだ理由は、次の3つでした。

  1. 学生が興味を持たないニッチな業界だったから
  2. 倍率が低いため、私でも入れると思ったから
  3. 海外との仕事が多いと思ったから

1 学生が興味を持たないニッチな業界だったから

私は、MARCH卒ではありましたが、特に就活で有利になるアピールがなかったんです。

  • 留学経験もない
  • 部活動の優勝経験もない
  • TOEICの点数が高いわけでもない

で、特にアピールすることがなかったんです。そんな平凡なMARCH学生が、超有名企業にエントリーしたところで、ESで落とされていることは目に見えていました。

だから、私は最初から

「ミーハーな学生が狙わない、ニッチな業界、ニッチな企業を狙おう」

と決めていました。これが私の就活戦略の基本でした。

確かに、「三○住友フレンド証券から内定もらった!」とかいうと、大学の同期は「すげえ!」って言ってくれます。頭に、三○住友とメガバンクの名前が付いてますからね。

ですが、学生はその会社がどんな営業をしているか、どんな仕事をしているかを知りません。

証券会社というのは、基本は個人を相手にした商売です。ですから、当然相手にするのは一般消費者。「テレアポでドブ板営業をかける」というのが実情です。

だから知名度っていうのは、働く上では何の意味もありません。何の意味もないと言うと、語弊がありますが、重要なファクターではありません。

それよりももっと大事なのは、

  • どんな仕事をしているか
  • どんな客を相手にしているか

だと考えていました。化学メーカーの顧客というのは、限られています。もちろん新規開拓もありますが、限られた顧客へのルートセールスが基本となります。

同じ営業といっても、

  • 新規開拓が基本の営業
  • ルートセールスが基本の営業

では、仕事の精神的なキツさに雲泥の差があるのは明らかです。ですから、私は「BtoBで学生が受けない業界」に狙いを定めて、受ける業界を選びました。

その結果、見つかったのが「化学業界」というわけです。化学にめちゃくちゃ興味があったわけではありませんでした。

むしろ、私は化学が大の苦手で、高校の化学では「酸化還元反応」で挫折した人間です。化学のテストで13点を取って、追試になったこともあります。苦笑

2 倍率が低いため、私でも入れると思ったから

「学生が興味を持たないニッチな業界だったから」ともつながりますが、学生が興味を持たないということは、「就活の倍率が低い」ということです。

就活といえど、これは競争です。限られたイスを奪い合う競争です。であれば、「できるだけ倍率が低い企業の方が内定が出やすい」というのは当然ですよね?

化学業界を見つけたあとは、就活四季報で倍率のチェックをしました。すると、やはり化学業界は他の業界に比べて、倍率が低かったのです。

学生に人気のある、

  • 金融
  • 食品
  • 旅行

という業界は、倍率が100倍を超えている会社がとても多かったんです。これを見て私は、

「うわ、こんなの絶対無理だわ…」

と思いました。だからエントリーすらしませんでした。

ですが、学生に人気のある、いわゆるレッドオーシャンの業界を避けたことが、就活で上場企業10社から内定をいただく結果につながりました。

3 海外との仕事が多いと思ったから

これはおまけの理由ですが、就活をしていた時は、

「どうせなら海外ともやり取りがある業界・会社がいいなぁ」

と思っていました。理由は、大学生の時にヨーロッパを1ヶ月一人旅した時に、自分が知らない世界、自分が全く知らない人と会うことが、めっちゃ楽しかったから。(単純な理由w)

で、気にしたのが「海外売上高比率」でした。

化学業界は、全体的に海外売上高比率がだいたい50%ぐらいの企業が多く、海外支社を持っている会社が多かったんです。

まとめにはなりますが、私が化学メーカーを選んだ理由は「化学が好きだから」という理由ではなく、

「ミーハーな学生が狙わない、ニッチな業界、ニッチな企業を狙おう」

という就活の戦略によるものでした。ムダな競争を避けた結果が、就活をスムーズに終わらせることができたと思います。

       

でくのぼう


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