汎用品営業から学んだ、就活のアイスブレイクのコツ

「面接の会話が、全然盛り上がらない…」
「面接の雑談って、何をしゃべればよいかわからない…」

就活のアイスブレイクのコツ。

知りたくないですか?

今日は、それをお伝えします。

私は化学メーカーの営業時代、汎用品の営業をしていました。

つまり、

「どこにでも売っている商品」

ということですね。

ええ。

営業時代に、上司に教えてもらった、

「どこにでも売っている商品の商談をするときのコツ」

があるのですが、あなたは何か分かりますか?

・・・・・・。

正解は、

「最初の55分は雑談、商品の話は最後の5分だけ」

です。

(要は、それだけアイスブレイクが重要ということ)

1.「汎用品営業」と「就活」の共通点

こんなことを言ったらアレですが、

「就活と汎用品営業は、だいたい同じ」

です。

なんか誤解されそうなので、あらかじめ言っておきますが、

「あなたがどこにでもいる人間」

ということではないですよ!^^;

「あなたとあなたの周りの就活生で、そんなに差はない」

ということを言いたいのです。

就活をやっていると、視野がかなり狭くなってしまいます。

「友達は自己PRのネタがあるのに、自分は・・・」
「周りはみんな、すごい実績があるのに・・・」

と、周りと比べて、焦ってしまいますよね。

でも、一度立ち止まって、考えてみてほしいのです。

TOEIC900点が、すぐに仕事の役に立ちますか?

ビジネスコンテスト優勝経験が、すぐに仕事の役に立ちますか?

・・・すぐには役に立たないですよね。

企業はあなたの実績を買っているわけではなく、

「将来性(ポテンシャル)」

を買っているのです。

  • TOEIC900点
  • ビジネスコンテスト優勝経験

といった実績は、あくまでポテンシャルを証明するためのものに過ぎません。

ポテンシャルを証明できるエピソードであれば、何でも良いのです。

企業が本当に実績を買うのであれば、新卒ではなく「中途採用」をするはずです。

本当に即戦力を求めているなら、「中途採用」をするはずです。

(実際、中途採用しかしていない会社というのは、たくさんあります。プ◯デンシャル生命保険とか。)

つまり、

「あなたとあなたの周りの就活生で、そんなに差はない」

ということです。

2.汎用品営業の決め手は「好き嫌い」

さて、

「あなたとあなたの周りの就活生で、そんなに差はない」

というお話をしましたが、

「売るモノの差がない場合の営業の決め手」

は何でしょうか?

製品に差がないとき、購買担当者はどんなポイントで採用を決めるのでしょうか?

正解は、

「購買担当者の好き嫌い」

です。

「え!!そんなバカな!!」

・・・そんなわけあるのです。苦笑

汎用品営業というのは、すべて「好き嫌い」で動いている世界なのです。

あなたはスタバが好きですか?

よくフラペチーノ飲みますか?

では、何でスタバのコーヒーを飲むのですか?

美味しいから?

・・・スタバのコーヒーは控えめに言っても、美味しくはないですよね。笑

WiFiがあるから?

・・・ドトールにもありますよ。

オシャレだから?

・・・コーヒーだけなら、オシャレさいらなくないですか?笑

答えを先に言うと、あなたがスタバでコーヒーを飲む理由は、

「スタバが好きだから」

です。

星の数ほどあるカフェの中で、スタバを選ぶ理由は、

「好きだから」

です。

スターバックスは、「コーヒー」という超汎用品を「好き嫌い」の力で売っているわけです。

汎用品営業は「好き嫌い」で回っている理由が、なんとなく分かりますよね。笑

スタバと同じように、就活も、

「面接官の好き嫌い」

で採用・不採用が決まっていきます。

「そんな、理不尽な!」
「そんなわけないでしょ!」

と思うかもしれませんが、そんなもんなのです。苦笑

「美男美女は裁判で軽い刑を受けやすい」

という研究があるように、人間の判断には必ず「好意」というバイアスがかかっています。

実際、あなたもそうじゃないですか?

ゼミの新入生の面接をしたときのことを思い出してみてください。

「私は〜〜という実績があります!」
「私は〜〜という研究を行なっています!」

と実績がすごい子が来ても、

「なんか気に入らないなぁ……」

という理由で、不合格にしませんでしたか?

特に実績がない子でも、

「なんか友達になりたいw」

という理由で、合格にしませんでしたか?

・・・・・。

少し心当たりがあるんじゃないでしょうか。笑

そうなのです。

就活の面接や、営業というのは「そんなもの」なのです。

実際のBtoBの営業でも、

「あの担当者だから、買う」
「あの担当者は嫌いだから、買わない」

というのは、しょっちゅうです。

「BtoBの営業で」ですよ?

しかも、「たまに」じゃありません。

「しょっちゅう」です。

それぐらい、「好意」というのは大事ということです。

「いや!自分はありのままを見て欲しいんだ!」

というスタンスで内定ゼロで就職留年するのと、

「はいはい、好かれりゃ良いのね。笑」

というスタンスで内定バンバン取るのと、どっちが良いですか?

って、聞くまでもないですよね。苦笑

3.就活のアイスブレイクのコツ

さて、前置きをダラダラしゃべりましたが、要は、

「面接官のおっさんに好かれるアイスブレイクをしなきゃいけない」

ということです。

一言で言うと。笑

ここで、でくのぼうが長年おじさんと戯れてきた経験から、

「おじさんに好かれるための鉄則」

をお教えしましょう。笑

・・・・・。

準備はいいですか?

いきますよ?

おじさんはどんなときに一番喜ぶかというと、

「若者に何かを教えているとき」

です。

これは、もう間違いありません。

あなたも経験あると思いますが、おじさんとしゃべると、

「これは実は〜〜なんだよ」
「昔は、こうだったんだよな」

とやたら教えてきますよね。

そして、あなたは、

「うざっ!」

と思っていますよね。笑

普段は「うざっ!」と思うかもしれませんが、就活のときはこれを利用しましょう。

どう利用すれば良いのかというと、就活の面接で、

「面接官のおじさんに『これは実は〜〜なんだよ』と言わせればいい」

のです。

どうやるのかというと、

面接前にその会社の社史と主要製品を調べあげます。

そして、

「間違っていたら申し訳ありませんが、〜〜という歴史があることを知りました。」
「間違っていたら申し訳ありませんが、御社の強みは〜〜という製品であることを知りました。」

というように、会話の途中で調べたことを、ポロっとしゃべるのです。

そして、

「おお!よく知ってるね!」

と高反応であれば、

「ちなみに、〜〜は実際のところ、どうなんでしょうか?」

と深堀して聞けば良いのです。

すると、

「いや、あれは実はね・・・」

と昔話を嬉しそうに、しゃべってくれます。笑

アイスブレイクでこんな状態になったら、もうほぼ通ります。笑

汎用品営業というのは、そういうものです。

調べた知識が間違っていて、

「君、それ全然違うよ」

と言われたとしても、何も問題ありません。

「不勉強で申し訳ありません!」

と返せば、

「あれはさ・・・」

と、これまた昔話を嬉しそうに、しゃべってくれます。笑

就活の面接前は、

「相手の企業研究をしっかりしろ」

とよく言われますが、目的を間違えたらダメですよ。笑

調べた知識をひけらかすために、企業研究をするのではありません。

「何のために企業研究をするのか?」

と言えば、

「アイスブレイクで面接官のおじさんに、気持ちよくしゃべらせるため」

です。

       

でくのぼう


「実績も何もない…」というあなたが、最短で上場企業の内定を取るためのメール講座