解決策は、
「面接官からのツッコミに対する準備を増やすこと」
です。
今、あなたは、
「経歴や実績もあって、就活で有利な立場なのに、話が下手で面接に落ちてしまう・・・」
「グループワークでは大丈夫なのに、面接になると上手く回答できない・・・」
という気持ちかと思いますが、まず強くお伝えしたいのは、
「あなたは別に話が下手なわけではない」
ということです。
実際、グループワークでは全く問題ないですよね?
周りの友達としゃべるときに、「話が下手」と言われたことはないですよね?
そう、あなたは「話が下手」というわけではないのです。
1.良いプレゼンはすべて「準備」で決まる。
今のあなたに足りないのは、
「面接官からのツッコミに対する準備」
です。
就活を含めた営業活動で求められるのは、「頭の回転の速さ」ではありません。
「質問に対する準備」です。
スティーブ・ジョブズは、新製品のプレゼンのたびに、
「たった5分間のプレゼンであっても、その準備に数百時間を費やす」
と言われるほどの「異常なほどの練習」を重ねていました。
このことからも分かるように、
「プレゼンが良いかどうかは、ほぼすべて準備で決まる」
ということです。
ジョブズはプレゼンの練習にに数百時間を費やしています。
あなたは就活の面接にどれだけの時間を費やしたでしょうか?
・・・こう言うと、何か性格悪いですね。笑
とにかく、原因はあなたの話下手「ではない」ということです。
面接の準備をもっときっちりやれば、あなたの今の悩みは解決できます。
先ほども言いましたが、就活面接で重要なのは「頭の回転の速さ」ではありません。
「面接官からのツッコミに対する準備をどれだけやってきたか?」
で決まります。
そう、あれと一緒ですね!
ディベート!
大学で、ディベートやったことありますか?
一個のテーマについて、「賛成派」「反対派」に別れて、議論をするアレです。
ディベートも、事前に、
「この主張は、こういうツッコミされるかもしれないから、どうしようか?」
「こういう反論をされたら、どう返そう?」
とチームでいろいろ考えるじゃないですか。
それと、一緒です。
就活の面接でも、事前に、
「それって、〜〜じゃなくても良いよね?」
「その他のエピソードで何かありますか?」
みたいなツッコミをあらかじめ想定して、答えを考えておくのです。
たまに、
「面接はコミュニケーションなんだ!その場のアドリブで答えれば良い!」
みたいなこと言っている人がいますが、私はそうは思いません。
営業マンが商談の場にいくときは、
「どんな質問がされそうか?」
「どんなツッコミが来そうか?」
というのをあらかじめ準備してからいきます。
たくさん準備した上で、アドリブのコミュニケーションを入れるのです。
その場の思いつきや頭の回転だけで、答えられる人って、なかなかいないんじゃないですかね。笑
2.準備の基本は「So what?(だから、何?)」
ベタでも40点の出来でも何でも良いので、とりあえず自己PRを作りましょう。
そして、できた自己PRに、
「So what?(だから、何?)」
を何度も繰り返していくのです。
メンタリストのDaiGoさんがすごく良いことを言っています。
面接で成功するためには、自分の持っている能力を面接官に認めさせなくてはいけません。
そして、どんなにたかい能力を持っている人であっても、それらの強みが志望する会社、採用担当者のニーズに合っていなければ、採用されることはないでしょう。
(中略)
相手が「だからどうした?」とツッコんできたことを想像します。
また返しを考えて書き出します。
さらに相手が「だからどうした?」とツッコんできます。
さらに返しを考え、書き出し……をできるだけ長く続けます。
こじつけでも構わないので、瞬時に考えて書くのがポイント。
(中略)
これを事前にやっておくことによって、面接で不意に話を振られたときに、即座に相手のニーズに合わせて自分を売り込めるようになるのです。
メンタリストDaiGo『面接官の心を操れ!無敵の就職心理戦略』KADOKAWA pp.154-160
「So what?(だから、何?)」
を繰り返すことで、面接で不意に話を振られたときにも、即座に返せるようになるのです。
就活の面接において、
「話が上手いかどうか」
というのは、ぶっちゃけほとんど関係ありません。笑
そして、もう一つ大事なのが、
「完璧に準備した上で、いかにその場で考えたように喋るか?」
という点です。
コールセンターの業務でも、いきなり解決策を言われるより、
「〜〜をされたいということですね?」
と、オウム返しを一度入れた方が、お客さんの反応がぐんと良くなります。
面接でツッコミ質問が来た時に、すぐに回答してしまうと、
「準備してきたんだな」
と思われて、さらなるツッコミを誘ってしまうんですよね。。苦笑
面接官のおじさんに、
「お!相手が悩むほど、おれは良い質問をしたんだな〜」
と思わせるためにも、
「ええ、少し難しいですね・・・そうですね・・・私は〜〜」
ワンクッションを入れて返していくのがコツです。
3.面接での具体的なツッコミ例
「最低でもこれぐらいは準備しておかないと、やばいんじゃない!?」
という質問集をまとめておくので、参考にしてみてください。
「うわ、めんどくさ・・・」
と思うかもしれませんが、あのスティーブ・ジョブズがプレゼンの準備に、数百時間を費やしていることを忘れないように!笑
まずは、
「面接でよく聞かれる質問」
を並べておきます。
- 自己PRをしてください。
- 志望動機を教えてください。
- 学生時代に最も力を入れたことは何ですか?
- 入社後にやりたい仕事はありますか?
- あなたの長所はどこですか?
- 挫折・失敗経験はありますか?
- 最近気になるニュースは何ですか?
- 就活の軸は何ですか?
- あなたの趣味は何ですか?
- 卒論のテーマは何ですか?
- 10年後の自分はどうなっていたいですか?
- 今の学部を選んだ理由は何ですか?
- 苦手な人はどんなタイプの人ですか?
- 尊敬する人はいますか?
- あなたにとって仕事とは何ですか?
- 学生と社会人の違いは何だと思いますか?
- 好きな言葉・座右の銘は何ですか?
- 将来の夢は何ですか?
- 自分のキャッチフレーズ・キャッチコピーを教えてください。
- あなたの特技は何ですか?
- 最近読んだ本について教えてください。
- 学業以外で力を入れたことはありますか?
- 苦手なことは何ですか?
そして、上記の質問への回答を考えた上で、
「So what?(だから、何?)」
を何度も繰り返して、面接ですぐに答えられるように準備していくのです。
さらに、
「面接での具体的なツッコミ例」
をならべておきます。
(私が今までに実際に聞かれたことばかりです)
- それはうちの業界じゃなくても良いんじゃないですか?
- なぜ同業他社ではなく当社を志望するのですか?
- 他社と弊社の違いはどんなところだと思いますか?
- あなたは当社に向いていないと思うのですが…
- 今話したエピソードを始めた「きっかけ」は何ですか?
- 今話したエピソードの中で、「特に心がけていたこと」は何ですか?
- 今話したエピソード以外で、何か他のエピソードはありますか?
- 希望しない部署に配属されたら、どうしますか?
- ストレスがたまったときは、どうやって対処していますか?
- 逆にあなたから何か質問はありますか?
- 学校の成績があまり良くないようですが、何か理由がありますか?
面接官は、だいたいこんなツッコミをしてきます。
「うわ・・・面接官怖い・・・」
と思うかもしれませんが、企業は2億円(サラリーマンの生涯賃金は約2億円)の投資先を決定しているのです。
真剣になるのは当然です。
根掘り葉掘り質問したくなるのは、当然です。
あなたも高い服やバッグを買うときは、何時間もかけて調べたり、何度もお店に通ってチェックしたりしますよね?
それと一緒です。
最初は、
「面接、怖い・・・」
と感じるかもしれませんが、前もって、
「こういうツッコミが来る」
と準備しておけば、怖くなくなるはずです!
最初の話に戻りますが、就活の面接は、
「準備がすべて」
です。
「話のうまさ」
「頭の回転の速さ」
というのは、関係ありません。
なので、
「経歴や実績もあって、就活で有利な立場なのに、話が下手で面接に落ちてしまう・・・」
「グループワークでは大丈夫なのに、面接になると上手く回答できない・・・」
という心配は全く必要ありませんので、ご安心ください。
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