就活で何十社と面接を受けていると、嫌味を言ってくる面接官に当たることがありますよね?
ということで、今回は、
「嫌味を言ってくる面接官から、あなたの心を守る方法」
をお伝えします。
嫌味を言ってくる面接官から、あなたの心を守る方法は、
- 無関心を心がけ、感情を遮断する
- 流れに逆らわずに、その場をしのぐ
- ものの見方を変えてみる
の3つです。
1.無関心を心がけ、感情を遮断する
嫌味を言ってくる面接官から、あなたの心を守る方法の1つ目は、
「無関心を心がけ、感情を遮断する」
です。
どういうことかというと、面接官から嫌味を言われた時は、
「何だ、このゴミみたいな会社は」
と心の中で念じるということです。
あなたもご存知のように、社会には本当にゴミみたいな人間がたくさんいます。口を開けば、相手を傷つける、最悪な人たちがいます。
そして、どの会社にもそういう「最悪な人たち」というのはいるものです。(ブラック企業になると、たくさんいますね。苦笑)
スタンフォード大学工学部のロバート・I・サットン教授は、
人は誰しも、悪い状況に直面しても耐えるしかないときがある。
自分の周囲のものを完全に支配することなど誰にもできない。
当然のことながら、こちらの力では変えることのできない卑劣なクソ野郎に悩まされることもあるだろう。
そんなときには、自分の仕事や会社などクソくらえだと思うことが、精神衛生的にはいちばんいい。
詩人のウォルト・ホイットマンは、
「あなたの魂を侮辱するものはどこかに捨て去ってしまえ」
と言っている。
この言葉は、職場をはじめとするあらゆる場所にはびこっている嫌なやつに無関心を決め込むことの大切さを、じつに的確に要約しているといっていい。
ロバート・I・サットン,矢口誠訳(2008)『あなたの職場のイヤな奴』講談社 p.206
と言っていますが、まさにその通りで、
「嫌な面接官には無関心を決め込み、こんな会社はクソくらえだ」
と思うのが一番良いです。
就活をしていると、面接官がある意味「絶対化」してしまうことが多いですが、全然そんなことないですからねwあなたに威張っている面接官とか、会社内では本当に大したことないことが多いですよ。
だから、嫌味を言ってくる面接官に当たったときは、
「何だ、このゴミみたいな会社は」
と心でつぶやき、他の会社にエントリーしてください。そんな変な会社に無理して入ったところで、入社後にメンタルをやってしまうのは目に見えています。苦笑
2.流れに逆らわずに、その場をしのぐ
嫌味を言ってくる面接官から、あなたの心を守る方法の2つ目は、
「流れに逆らわず、その場をしのぐ」
です。
スタンフォード大学工学部のロバート・I・サットン教授が、
「急流下戦略」
と呼んでいるものですが、これはかなりオススメです。
ルースは事態をまっすぐに見据え、彼らからダメージを与えられることなくすべてを切り抜けようと決意した。
ルースの対抗策は、一〇代のころに急流下りのガイドからうけたアドバイスにヒントを得たものだった。
ガイドはルースにこう教えてくれた。
「急流でボートから落ちたら流れに逆らうな。ライフジャケットに頼って身体を浮かし、脚をまえに突きだしておけ。そうすれば、たとえ岩に叩きつけられても脚のバネで衝撃をやわらげることができるし、体力を蓄えておける。」
(中略)
あるミーティングでルースは個人的な攻撃にさらされた。
(中略)
ルースはテーブルの下で両脚をまえに伸ばした。すると、急流のイメージが目に浮かんできた。彼女は自分に言い聞かせた。
「わたしはこのクソッタレたちにボートから投げ出されただけ。どうすれば助かるかならわかってるわ」
すると自分を卑下する気持ちが消え、なんだかいままでよりも強くなった気がしてきて、いわれのない攻撃や非難も気にならなくなった。
ロバート・I・サットン,矢口誠訳(2008)『あなたの職場のイヤな奴』講談社 pp.193-195
面接官の嫌味というのは、いわば急流です。
そして、あなたはそのゴミみたいな面接官によって、急流に放り出されてしまったのです。
急流で無理に流れに逆らおうとすると、溺れたり、ケガをしたりしていましますよね。だから、安全な体勢を取って、流れが去るのを待てば良いのです。
面接官が、ごちゃごちゃ嫌味を言ってきたら、心の中では、
「うわー。ここブラック企業じゃん。絶対入らんわ。」
と思っておきながら、表面上は、
「確かに、そうかもしれないですねー。」
と、受け流せば良いのです。
企業は他にもたくさんあるわけで、あなたに合う企業は必ずあります。だからこそ、大事なのは急流に放り込まれたときに、
「ケガをしないこと、つまり自分の心を傷つけないこと」
が一番大事になってきます。
だから、受けた会社が思いもよらずブラック企業で、面接官から嫌味をたくさん言われたときは、
「流れに逆らわず、その場をしのぐ」
というのを心がけてみてください。
3.ものの見方を変えてみる
嫌味を言ってくる面接官から、あなたの心を守る方法の2つ目は、
「ものの見方を変えてみる」
です。
どういうことかというと、なぜ面接官が嫌味をたくさん言ってくるのかというと、
- 面接官自体がそのブラック企業で苦労して、八つ当たりしている
- 面接官が、家庭でうまくいっておらず、八つ当たりしている
という、「裏の理由」が絶対にあるわけです。
だからこそ、ウザい面接官に攻撃されたときは、心の中で、
「あーこの人、仕事がうまくいってないんだなー」
「あーこの人、家庭がうまくいってないんだなー」
と思えば良いのです。
スタンフォード大学工学部のロバート・I・サットン教授が、
わたしがとくに気に入っているのは、クソッタレに対して無関心を決めこみ、感情的に距離をおくというリフレーミング法だ。
(中略)
「楽天主義は学習すれば身につけることができる」
と唱えるアメリカ心理学会会長のマーティン・セリグマン博士が行なった調査によると、
「いま自分がおかれているこの困難な状況は一時的なものだし、自分の落ち度で生じたものでもない。私生活とは切り離して考えるべきだ」
というフレームからものを見ることは、人の精神的健康と肉体的健康を守り、回復力を高める効果があるという。
ロバート・I・サットン,矢口誠訳(2008)『あなたの職場のイヤな奴』講談社 pp.197-198
と言っているように、とにかく大事なのは、
「あなたに落ち度があって、嫌味を言ってくるわけではない」
ということです。絶対に裏の理由があります。
「ものの見方を変えてみる」
ということは、その裏の理由を考えてみて、相手と感情的に距離を置くということです。
でくのぼう
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