「ただでさえ就活で忙しいのに、大学のレポートとか面倒すぎる…」
というあなたのために、
「大学のレポートを早く終わらせる方法」
をお伝えします。
目次
1.早く終わらせるカギは「大学の図書館の使い方」
最初に結論を言いますが、大学のめんどくさいレポートを早く終わらせるコツは、
「CiNii(論文検索データベース)とOPAC(蔵書検索)の活用」
です。
大学の図書館ってすごいんですよ。MARCH以上の大学であれば、蔵書数は200万冊を超えています。200万冊ですよ。200万冊。
これだけの本があれば、どんなに変なテーマのレポートの宿題が出たとしても、何とかなりそうだと思いませんか?
そして、大学の図書館の本当の価値は「閉架図書」にあります。(閉架図書というのは、係りの人に請求して貸し出してもらうやつのことです)
記憶が定かでないので、間違っているかもしれませんが、
「本棚に並んでいるのは、全書籍の1割」
と言われています。
何が言いたいかというと、
「大学の図書館の閉架図書の使い方がカギ」
ということです。
さて、例えば、レポートテーマが、
「1890年代アメリカにおけるイエロージャーナリズについて」
であったとしましょう。
このレポートを書くときに、まず一番初めにやるべきは、
- CiNii(論文検索データベース)で関連する論文をすべて印刷する
- OPAC(蔵書検索)で関連する書籍をかたっぱしから借りる
です。
1.1.CiNii(論文検索データベース)の使い方
まず「CiNii(論文検索データベース)」の使い方からお伝えします。
CiNii(論文検索データベース)の検索窓に「イエロージャーナリズム」と打ち込むと、論文がズラーーッと出てきますよね?
その論文は大きく分けて、
- 書籍や雑誌に収録されている論文
- CiNii上でPDFに上がっている論文
の2種類に分けられます。
ここで大事なのは、
「CiNii上でPDFに上がっている論文」
です。
CiNii(論文検索データベース)の検索窓にキーワードを打ち込んだ下の欄に、
- すべて
- 本文あり
と選択するタブがあります。
このタブで「本文あり」を選ぶと、「CiNii上でPDFに上がっている論文だけ」を検索することができます。
もちろん、しっかりレポートを書くのであれば、書籍や雑誌に収録されている論文も目を通すべきです。
しかし、
「とりあえずレポートを提出したい!」
という場合には、「CiNii上でPDFに上がっている論文」をひとまず片っ端から印刷することをオススメします。
大学の図書館には、蔵書検索するPCの横にプリンターがありますよね?そのプリンターで、使えそうな論文は片っ端から印刷しておきましょう。笑
1.2.OPAC(蔵書検索)の使い方
次に、「OPAC(蔵書検索)」の使い方についてお伝えします。
この使い方も簡単ですが、OPAC(蔵書検索)の検索窓に、レポートのキーワード(例:イエロージャーナリズム)を打ち込むと、関連する書籍がズラーーッと出てきますよね?
その中から、自分の大学のキャンパスに蔵書されているものを選び、図書館の係の人に閲覧請求をしてください。上でもお話ししましたが、9割の本は閉架図書にあります。
なので、検索して出てきた本のほとんどは、あなたの大学図書館の閉架図書にあるはずです。
そして、閲覧請求には時間がかかることが多いので、順番としては、
- まずOPAC(蔵書検索)で検索し、関連書籍を閲覧請求する
- 待っている間にCiNii(論文検索データベース)で論文を印刷しまくる
という順番がオススメです。笑
2.レポートを書くときのプロセス
さて、
- CiNii(論文検索データベース)
- OPAC(蔵書検索)
の2つで、関連する論文を印刷しまくって、関連する書籍を借りまくったら、あなたがやることはシンプルです。簡単なレポートであれば、ここまでで仕事の9割は終わりです。
「Chikirinの日記」という有名な社会派ブログを運営している、「ちきりん」というアルファブロガーがいますが、彼女は著書でこんなことを言っています。
伝えたいメッセージが決まれば、それを分かりやすく伝えるための論理構成を考え、使えそうな事例やデータをネットで探します。
そのプロセスを分解すると次のようになりますが、頭を使うのは2だけで、1はひらめき、3は作業、4は技術です。
- 伝えたいメッセージが決まる(浮かぶ)
- そのメッセージを伝えるための論理構成を決める
- 文章に必要な材料(情報)を集める
- 文章を書く
ちきりん(2014)『「自分メディア」はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記』文藝春秋 p.47
彼女の考え方はとても分かりやすいので、これをレポート作成のプロセスに応用していきましょう。
2.1.あなたの主張を決める
まずあなたがレポートを書くときにやらなければいけないのは、
「1.伝えたいメッセージが決まる(浮かぶ)」
です。これがないことにはレポートは書けません。
ということで、
- CiNii(論文検索データベース)
- OPAC(蔵書検索)
で集めまくった関連書籍や関連する論文をざっとながめてみましょう。適当にパラパラめくってみましょう。すると、
「え、自分はこう思うけど」
「あれ?これって、こういうことじゃない?」
と、なんとなく思うことが出てきますよね?
それを、レポートのメインの主張にするのです。
2.2.論理構成を決める
主張が決まったら、次は、
「2.そのメッセージを伝えるための論理構成を決める」
です。
論理構成というと、むずかしく聞こえますが、簡単に言えば、
「わかりやすい順序に並べる」
ということです。
ポイントは簡単で、
- 主張をしたら、すぐに理由を言う
- 主張をしたら、具体例を出す
- ツッコミを想定して、そのツッコミに反論する
の3点です。
印刷しまくった論文を見てもらえれば分かると思いますが、論文の主張というのは「まえがき」の部分でほとんど書いてあります。
つまり、
レポートというのは、最初に結論が書いてあって、あとの部分は、
「私は〜〜であると考える。なぜなら・・・」
「私は〜〜であると考える。例えば・・・」
「〜〜という考えもある。しかし・・・」
ということが、ダラダラ書いてあるだけです。
2.3.文章を書く
最後のステップは、
「3.文章に必要な材料(情報)を集める」
「4.文章を書く」
ですね。
文章に必要な材料というのは、すでに、
- CiNii(論文検索データベース)
- OPAC(蔵書検索)
で検索しまくったはずなので、もう十分手元にあるはずです。あとは、文章に書き起こすだけです。
基本的に、レポートの構成というのは、
- 結論(あなたの主張)
- 理由(あなたがそう主張する理由)
- 根拠(あなたの主張を裏付ける根拠)
- 結論(もう一度、あなたの主張を言い方を変えて述べる)
という構成になっています。
これはレポートに限らず、就活のESでも同じ構成です。なので、ESの練習と思ってレポートをちゃちゃっと片付けるのが良いですね。笑
3.就活でも大学の図書館はフル活用するべし
余談ですが、就活の企業研究でも大学の図書館はめっちゃ使えます。
『日経テレコン』って使ったことありますか?
「日経テレコンって何?」
というあなたのために一応説明しておくと、
日経テレコン…今までの全ての新聞記事がデータベース化されていて、キーワードを打ち込むと、関連する記事が検索できるサービス
です。
これは、使えます。
あなたが企業研究しているときに、企業名を打ち込むと、その企業について書かれている新聞記事をすべて検索できるので、企業研究にめっちゃ役立ちます。
ぶっちゃけ、その会社で働いている人より、詳しくなれます。笑
面接中にサラッと、
「以前、御社の新聞記事を調べていた際に、〜〜という記事を拝見いたしました。その点からも、御社の〜〜という魅力を感じました。」
と言ってみて、
「私は本気であなたの会社で働くつもりです」
というのをアピールしましょう。日経テレコンで企業研究している学生はほとんどいないでしょうから、面接官のおじさんも、
「おお、この子は面白いな。笑」
となるはずです。就活は情報戦です。営業はスパイゲームです。企業研究でどれだけの情報を集められたかで、
- 志望の熱意
- 志望動機の説得力
が決まってきます。
せっかく大学に高い学費を払っているのですから、大学の図書館はフル活用しましょう。日経テレコンは個人で申し込むと、月8000円も取られますからね。苦笑
でくのぼう
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