「志望動機なんてない」
というあなたのために、
「志望動機のカンタンな作り方」
をお伝えします。
結論から言うと、志望動機を作るポイントは、
「なぜその業界なのか?」
「なぜ競合他社ではなく、その会社なのか?」
の2点を作っていくことです。
1.なぜその業界なのか?
志望動機を作る最初のステップは、
「なぜその業界なのか?」
を作っていくことです。
私が就活をしていたときは、
「志望動機なんてない」
「給料がそこそこで働きやすい会社なら、こだわりはない」
そんな気持ちが強かったです。苦笑
当然、志望動機なんてほとんどありませんでした。
だから、ESを書こうとするときはいつも、
「志望動機なんてないよ…」
という気持ちになっていました。
そういうときは、まず
「なぜその業界なのか?」
を作ることをオススメします。
なぜかというと、
「なぜその業界なのか?」
という理由は比較的カンタンに作り出せるからです。業界にはそれぞれ特徴があり、その特徴を自分の言葉で伝えるようにすれば、ESの志望動機は作れるからです。
私が就活をしたときは、化学メーカーが第一志望だったので、まずは、
「なぜ化学メーカーなのか?」
に対する答えを作りました。
たとえば、化学業界には、
- 海外売上高比率が高い
- たくさんの業界にまたがって商売をしている
- 世界のものづくりの基礎を作っている
という特徴があります。
たとえば、あなたが今持っているiPhoneの部品には、たくさんの日本の化学製品が使用されています。
- 半導体に使うシリコーン
- 電子回路をメッキするためのメッキ液
- 液晶画面の液晶
- フレームを成型する際に使用する洗浄液
など、数えればキリがないほどの化学製品が使用されています。
スマートフォンなどの精密機器の性能は、実は、
- 電子回路の部品のサイズダウン
- 電子回路の部品の性能アップ
が大きく関係しています。
こういう特徴を志望動機に入れていくのです。
たとえば、
「私が化学業界を志望したのは、『世界のものづくり』の基礎を担っているものづくりの営業に携わりたいと考えたからです。」
「化学業界は他の業界と違い、さまざまな業界のお客様と接することができるところに、非常に魅力を感じました。」
というような感じです。
2.なぜ競合他社ではなく、その会社なのか?
業界の志望理由を作ったら、今度は
「なぜ競合他社ではなく、うちの会社なのか?」
ということに答えていきます。
業界の志望理由が納得できるものであったとしても、面接では、
「でも、競合他社でも良いわけだよね?」
というツッコミが予想されます。
なので、このツッコミに答えなければいけません。
私が就活をしたときは、面接では、
「御社は他社と違い、海外売上高比率が高く、積極的に海外展開を行なっています。御社は同業他社と違い、新しいことに積極的に挑戦する社風があり魅力を感じました。」
と答えました。
同じように、ESの志望動機を作っていくときも、
「その会社は、競合他社とどこが違うのか?」
を書いていけば、自然と志望動機は作ることができます。そして「競合他社と違う部分」をリストアップする作業では、企業研究の成果が活きてきます。
私が
「自己分析よりも企業研究の方が大事」
とお伝えしているのは、そのためです。
「その会社は、競合他社とどこが違うのか?」
をしっかり企業研究していれば、志望動機はカンタンに作れます。
企業研究の方法は、ぜひ
就活の企業研究の一番良いやり方はIRレポートを使うこと。
企業研究が大事って言うけど、情報収集ってどうやったらいいの?
を参考にしてみてください。
まとめると、ESの志望動機の作り方のポイントは、
「なぜその業界なのか?」
「なぜ競合他社ではなく、うちの会社なのか?」
に答えることであり、この2点に答えていけば自然とESの志望動機は作れます。あとは、面接でウケの良かった話やエピソードなどを盛り込んでいけば、反応の良い志望動機が作れます。
「志望動機なんてない」
と悩んでいる場合は、ぜひ、
「なぜその業界なのか?」
「なぜ競合他社ではなく、うちの会社なのか?」
という2点をふまえて企業研究してみてください。志望動機作成で、かなりラクができるはずです。
でくのぼう
「実績も何もない…」というあなたが、最短で上場企業の内定を取るためのメール講座