就活で面接官に好かれる一番の方法は、
「笑顔と謙虚な姿勢」
です。
(「何だそんなことか」と甘く見ちゃダメ!笑)
1.就活における好意の重要性
社会心理学者のロバート・B・チャルディーニ氏は、人が動かされる要素のうちの一つに、
「好意」
を挙げており、著書の中でこう語っています。
人は自分が好意を感じている知人に対してイエスと言う傾向がある。(中略)私たちは自分と似た人に好意を感じ、そのような人の要求に対しては、あまり考えずにイエスと言う傾向が強い。
ロバート・B・チャルディーニ(2014)社会行動研究会訳『影響力の武器』誠信書房p.324
就活の面接でも全く同じことが言えます。就活は大学受験とは違います。公平にジャッジされる場所ではなく「営業活動をする場所」です。
営業である以上は、
決済権を持つ面接官の「好き嫌い」で内定かお祈りかが決まる
というのは、避けられません。そして、この現実に文句を言ってもしかたありません。われわれが考えるべきは、
「どうすれば面接官の好意を獲得できるか」
という点です。
2.好かれる若さと、嫌われる若さ
好かれる若さとは、
「未熟者ですが、やる気はあります!」
という姿勢です。この姿勢が一番おじさんには好かれます。私も汎用品営業をしていたときは、この作戦で売っていました。
一方、嫌われる若さとは、
「弊社の製品もぜひご検討ください」
というようなクールな姿勢です。これはおじさんが一番嫌うパターンです。この作戦では汎用品は売れません。
「御社の〜〜という問題点には、ぜひこの商品が〜〜」
と、かっこつけてしまうと全然売れません。
汎用品営業において、
- 若者の武器は「笑顔」
- ベテランの武器は「人脈」
です。
購買のおっさんに、
「お前は、俺の若い頃にそっくりだわ。笑」
と自己投影させることができるのが、若者の武器です。ベテランはこの技はやりたくてもできません。
3.面接官の好意を獲得する具体的な方法
「どうすれば面接官の好意を獲得できるか?」
ということですが、結論は冒頭でお話しした通り、
- 笑顔
- 謙虚な姿勢
の2つです。
3.1.笑顔
「何だそんなことか」
と思うかもしれませんが、めちゃくちゃ重要です。
面接官のおじさんに限らず、笑顔が嫌いな人はいません。
私が昔怒られた話をします。
私が以前休日出勤をした際、隣の部署の部長が遠くの方で仕事をしていて、
「遠くにいるし、別に挨拶しなくても良いか」
と挨拶をしなかったことがありました。
すると、次の月曜日、
「あいつ、挨拶がないけど、どうなってんだ!」
とめちゃくちゃ怒られました。小学生かというような話ですが、おじさんというのは、それぐらい挨拶されないと怒るわけです。
逆に言うと、
「笑顔で挨拶をされると、めちゃくちゃ喜ぶ」
ということです。
単純ですが、
- 笑顔
- 挨拶
- 大きな声
という3点を守るだけでも、おじさんの好意は簡単に獲得できます。なぜなら私を含めたほとんどの若者ができていないからです。苦笑
おじさんに気に入られるというのは、こういう当たり前のことを大げさにやることが重要なのです。
「そんな当たり前のこと、分かってるよ」
と思うのも分かりますが、就活のときだけでも気をつけてください。私のように怒られないように、意識してください。苦笑
3.2.謙虚な姿勢
ぶっちゃけ「謙虚な姿勢」が一番面接官のおじさんには刺さります。
面接官のおじさんは、若者に謙虚にされると、自己重要感がくすぐられて簡単に好意を持ちます。
そもそも、おじさんにとって、若者は脅威なわけです。口では、
「若者は大したことない」
と言っていますが、内心はビクビクです。何を考えてるかも分からないし、伸び代はすごいし。
そんな脅威である若者に、自分の仕事での苦労を認められたら、まず間違いなくあなたに好意を持ちます。
の記事でも書きましたが、私が就活で一番ウケの良かった話は
「職人に怒られまくった話」
でした。
面接官のおじさんは普段上司から理不尽に怒られているので、この話に共鳴したです。
「分かってるねえ」
という感じで、強い共感を覚えたのです。
あなたもバイトで怒られまくったこととかないですか?
一度その話をしてみてください。絶対おじさんには刺さるはずです。怒られたことも自己PRに使えます。自慢話ばかりが自己PRではありません。むしろ、おじさんは若者の自慢話は嫌いです。
(おじさんに限らず、自慢話が好きな人はいないと思いますが。)
でくのぼう
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