面接官の本音から逆算する、就活での効果的な自己PR

面接官の本音から逆算する、就活での効果的な自己PRとは、

「働く上での理不尽さに対する理解を示し、面接官の好意をゲットする」

という方法です。

1.多くの就活生の自己PRが面接官に刺さらない理由

多くの就活生の自己PRが刺さらない理由は、

「面接官の好意を獲得しようとしていないから」

です。

面接官のおじさんが、就活生のあなたにイジワルをしたくなるのには、理由があります。

それは、

「自己PRで立派なことを語るから」

です。

中学か高校で部活をやっていたなら分かると思いますが、部活に入ってきたばかりの新入生が

「レギュラーになって、大会で優勝に導きたいです。」

と言ってきたら、あなたはどう思いますか?

「新入生なのに、生意気な。。」

と思いませんか?

それと同じことが、就活でも言えます。

ほとんどの就活生は、

「御社に入社して、売り上げアップに貢献したいです」
「私の〜〜という強みを活かして、御社でぜひ活躍したいです」

というような自己PRをしています。

そして、面接官も同じように、

「就活生なのに、生意気な。。」

とおそらく思っています。

2.「自慢話」よりも「素直さ押し」の方が刺さる

面接では、自慢話よりも「素直さ押し」の方が、面接官には刺さります。

あなたの部活に新入生が入ってくるとして、

「レギュラーになって、大会で優勝に導きたいです。」

とアピールする新入生と、

「もちろん大変なことは分かっていますが、目の前の練習をコツコツやってチーム貢献できるよう努力していきたいです。」

とアピールする新入生がいたら、どっちの新入生が欲しいですか?

言うまでもなく、後者ですよね。

就活でも全く同じです。

面接官の意思決定で大きな割合を占めているのは、

「好意」

です。

「この子は素直で好き」
「この子は生意気だから嫌い」

と、そんなノリで決まっています。

「そんなの、理不尽じゃないか!」

と思うかもしれませんが、それが現実です。

就活は「正解のあるテスト」ではありません。

「営業」です。

面接官は公平なジャッジをする人と思いがちですが、あなたと同じように

「感情を持った人間」
「好き嫌いで判断する人間」

です。

あなたも、

「このアーティストが好きだから、その人が使っているiPhoneケースを買っちゃった」
「ショップ店員さんが良い人だったから、いっぱい買っちゃった」

ということ、ありませんか?

ありますよね。

人はかなりの意思決定を「好き嫌い」で判断しています。営業はだいたいそんなもんです。就活だってもちろんそうです。

就活本では「面接官」という一言で片付けられますが、裁量権のある面接官というのは、たいてい営業も経験しています。

そして、最終面接で登場する役員というのは、間違いなく「営業出身」です。面接官というのは、間違いなく営業を経験しているのです。

3.キャリアセンターの言うことが的外れな理由

私、大学生のときからずーーーーっと思っていたのですが、

キャリアセンター

の人たちが言っていることは、たいてい「的外れ」です。

それはなぜかというと、

「現場の営業を経験したことがないから」

です。

面接官が経験したことのある「営業」を経験していないために、アドバイスも的外れなものになっているのです。

  • 「今すぐ持ってこい!!」とブチギレている客の電話に出たり
  • ものすごく高圧的な購買のおじさんへの値上げの交渉に行ったり

という経験をしたことがないために、企業の面接官のおじさんの心理を分かっていないのです。

なぜこんなことを言うのかというと、

  • 営業を経験している人間
  • 社内業務だけしかやっていない人間

では、思考回路がまったく違うからです。

本当にびっくりするのですが、人事、経理、総務、法務といった社内業務しかしていない人たちは、営業が何か頼みごとをしても、

「嫌です。私の仕事じゃないので。」

と返してきます。

個人的なお願いで言っているわけではなく、客から言われた頼みで仕方なくお願いしているわけですが、それでも冷たく返されて終わります。

(社内の人間にも好かれていないと仕事にならないので、営業は社内営業もしないといけないわけです。そして、そっちの方が大変という。苦笑)

何が言いたいかというと、社内業務に携わっている人間というのは、

「嫌です。私の仕事じゃないので。」

というのが平気で言えてしまう人たちなのです。もちろんこれが悪いというわけではありません。ただ、現実はそうなのです。

キャリアセンターの人たちは、

「嫌です。私の仕事じゃないので。」

と言ってしまうタイプの人間です。外回りの営業に出たことのない人間です。

営業において「好意」がどれだけ大事か

を知らない人間です。

だから、本来、就活生に面接の自己PRのアドバイスなんてできるわけがないのです。だって、実際の面接官のおじさんの心理を分かっていないのですから。

       

でくのぼう


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