「自己分析よりも企業研究の方が重要」
という話をします。
1.自己分析はうつのもと
断言しますが、
「自己分析はうつのもと」
です。
就活本では自己分析の方法でどんなことが書かれていますか?
『自分は何がやりたいのか?』をまず決めましょう。
『自分の強みは何か?』について考えましょう。
ということが書かれていますよね。
ちょっと、一度立ち止まって考えて見てください。
「自分は何がやりたいのか?」
「自分の強みは何か?」
って、あまりにも壮大すぎるテーマだとは思いませんか?
就活の面接官のおじさんに対して、
「あなたは何がやりたいのか?」
「あなたの強みは何か?」
という質問をしたとしても、絶対に答えられるはずがありません。
何が言いたいかというと、
「自分は何がやりたいのか?」
「自分の強みは何か?」
なんていう哲学を始めたら、うつになるに決まっているという話です。
ただでさえ、あなたは今、授業とバイトと就活で忙しいのですから、無駄な哲学をしているヒマはありません。そんな変な哲学をしなくても内定は取れるので、自己分析は後で良いです。
2.鏡がなければ、自分の顔は見れない
そもそも、
「一人でウンウン考える」
という自己分析の方法が間違っています。
あなたは自分の顔を自分一人で見れますか?鏡がないと自分の顔を見ることはできませんよね?
就活の自己分析も一緒です。
一番効率の良い自己分析の方法は、
「他人に自分の印象を聞くこと」
「他人からフィードバックを受けること」
です。
「他人に自分の印象を聞くこと」は、親や友達やバイト先の社員に、
「私の強みってどこですか?」
「私の弱みってどこですか?」
と聞けば良いだけです。ついでにエピソードも聞けば、一瞬で自己分析は終了します。
「他人からフィードバックを受けること」は、ベンチャー企業の練習面接で、面接官に言われたことをメモしておけば良いのです。
「元気が良いね!」
「喋り方がわかりやすいですね!」
など、なにかしらプラスのフィードパックをくれるおじさんがいるので、そういうフィードバックを忘れずにメモしておいて、本命企業の面接で使えば良いのです。
この方法も、ベンチャー企業の面接を受けるだけなので、無駄な労力をつ湧かない自己分析の方法ですよね。
会社選びの基準とか、就活の軸とか、すべてシカトで良いのです。
「企業研究:自己分析=7:3」
ぐらいでちょうどいいです。
3.自社製品の研究ばかりする営業はいない
営業の話で言えば、自社製品の研究ばかりしている営業マンはいません。
むしろ、
「お客さんのリサーチ:自社製品の研究=9:1」
ぐらいです。
基本的に営業は、ずーーっとお客さんについて調べています。自社製品の研究なんてほとんどしません。
「知っていて当たり前」
というのももちろんありますが、一番の理由は、
「自社製品の知識量が増えたところで、契約には影響しないから」
です。
そんなことよりも、
- お客の会社の中で、誰が決裁権を持っているのか?
- お客の会社は、今どんなテーマで動いているのか?
- お客会社の業績はどうか?
といったことの方が100倍重要です。
就活も一緒です。
「自分は何がやりたいのか?」
「自分の強みは何か?」
なんていう哲学をしているよりも、
- 受ける企業の主要製品は何か?
- 受ける企業は競合他社とどこがどう違うのか?
といったことを調べた方が、内定には100倍影響します。
なぜなら、
「自分は何がやりたいのか?」
「自分の強みは何か?」
をたくさん研究されても、面接官からすれば、
「へえ」
で終わりますが、学生が、
- 主要製品は何か?
- 競合他社とどこがどう違うのか?
をたくさん勉強してきたら、
「おお、この学生は本気でうちに入ろうとしているなぁ!」
という印象を受けるからです。
でくのぼう
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