MARCHで就活に失敗するのは「市場選び」を間違えているから

MARCH出身で就活に失敗するのは、

「実績もないのに、レッドオーシャンに突っ込んでいるから」

です。

1.MARCHの就職先は本当にピンキリ

あなたも先輩の話を聞いていれば分かると思いますが、

MARCHの就職先は「上は伊藤●商事、下はブラック企業」と、本当にピンキリ

です。

私が見てきた中でMARCH出身で就活に失敗しているケースで一番多いのが、

これといった実績や特技もないのに、電●、博●堂、サン●リー、アサ●ビール、日本●空、三●商事、伊藤●商事といった、学生が大好きなスーパー高倍率企業ばかり受ける人

です。そして、案の定全滅し、

採用が終わりにさしかかる頃にようやく、学生になじみのない上場企業のエントリーを試みるも、時すでに遅し。仕方なく、採用を継続している中小企業やベンチャー企業に就職する。

というパターンです。。苦笑

中小企業やベンチャー企業に就職するのが悪いとは思いませんが、あなたは上場企業の内定を狙っているはずです。

仮にベンチャー企業に就職することになったとしても、

「上場企業に入ることもできたが、俺はベンチャー企業を選んだ」

という方があなた自身も進路に納得できるでしょう。

2.孫正義に学ぶ、弱者の戦い方

孫正義って知ってますか?知ってますよね。ソフトバンクの前身である日本ソフトバンク時代に、孫正義は実は「PC雑誌事業」に手を出しています。やったこともないPC雑誌事業を始めるに当たり、孫は社員に、

「殿、ご乱心か!」

と、PC雑誌事業のスタートについて猛反対されたそうです。しかし、孫は

「君たちがやらないなら、一人でもやる」

と言って、スタートさせました。そして、孫は考えました。

「ウチは実績も知名度の何もない。そんな会社が他と同じようなPC雑誌を作ったとしても、勝てるわけがない。」

「ウチはNECだけに特化した雑誌を作る。NECのPCを買いたい人、NECのPCをすでに持っている人が欲しがるような情報を載せた雑誌を作る。ただし、NECに関する情報に関しては、日本一を取る。」

と決めて、PC雑誌事業の分野でも日本ソフトバンクは結局一番を取りました。

就活も同じです。

「ニッチに特化して、一点集中突破を目指せ」

ということです。

電●、博●堂、サン●リー、アサ●ビール、日本●空、三●商事、伊藤●商事といった、ミーハー学生がこぞって集まりそうな会社は、東大、京大、早慶の部活経験者かつイケメンに任せておけば良いのです。

もちろん、

「どうしてもサン●リーに入りたい!!」

という場合は受けても良いと思いますが、こういうレッドオーシャン企業はエントリー数の1割以下に抑えるべきです。

就活でラクに内定を取っていくには、たとえば、

  • 自動車向けハーネスメーカー
  • プラスチック型小型精密部品メーカー
  • 自動スピニング加工機メーカー

といった、学生が見向きしないニッチに特化して、一点集中で企業研究をしまくり、その企業に関しては、どの就活生にも負けない知識を入れ、

「この学生は、本当にうちに入社したいんだな!」

と面接官に思わせることが、何よりも重要です。

3.いかに「学生が見向きもしない業界を選ぶか」がカギ

孫正義の弱者の戦略から考えれば、あなたに必要なのは、

「いかに学生が見向きもしない業界を選ぶか」

という点です。「学生が知らない=優良企業ではない」ではありません。

「学生が知らない=BtoC企業でないだけ、広告を打っていないだけ」

です。

我々でも「社名」と「何をやっている会社」かが一致するのは、「テレビCMで見たことがある」「コンビニで商品を売っている」といった形で、皆さん自身がユーザーとして買ったり、使ったりしたことがある「B to C」(Business to Consumer)の会社、せいぜい50社くらいではないでしょうか。

これは日本の総法人数から考えると、わずか「0.002%」しかない、という計算になります。要するに、実際に会社はたくさんあるけど、皆さんが「知らないだけ」ということなんです。

新田龍(2011)『就活の鉄則!有名企業より優良企業を選びなさい!』こう書房 p.24

「友達に『それ何の会社?』と言われるのが恥ずかしい」

と思うかもしれませんが、友達に「それ何の会社?」と言われるということは、市場選びにせいこうしている証拠です。

学生に知名度がないということなので、チャンスなのです。競争がゆるい証拠なのです。

新聞の東証一部上場企業の銘柄が載っているぺージを見てみてください。あなたが知らない企業ばかりですよね?でも、そこに載っている会社はすべて東証一部上場企業なのです。

そこに載っている会社は、

東京証券取引所の上場基準は、「従業員800人以上、流通株式数4000単位以上、流通株式時価総額10億円以上、事業継続年数3ヶ年以上、連結純資産額10億円以上、利益額は直近の2年間において1年目1億円以上、2年目4億円以上…」なとといった厳しいものです。

新田龍(2011)『就活の鉄則!有名企業より優良企業を選びなさい!』こう書房 p.24

という厳しい基準をクリアしている会社だけなのです。

どうですか?これだけ企業の数があれば、あなたでも入社できる会社があると思えてきませんか?ちなみに、学生になじみのない優良企業の探し方は

MARCH学生のための就活における優良企業の探し方

で解説していますので、ご参考にどうぞ。

重要なのでもう一度言いますが、

「MARCHで就活に失敗するのは、大した実績もないのにレッドオーシャンに突っ込んでいくから」

です。あの孫正義ですら勝てる市場選びに注力しているのですから、あなたも勝てる市場を探すことに力をいれてみてはどうでしょうか。

       

でくのぼう


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