あなたが就活で疲弊してしまうのは、
「努力のぶつけ方が間違っているから」
ではないでしょうか?
島田紳助が吉本NSCのセミナーで言っていたのは、
「僕らが教えられるのは、努力のぶつけ方なんですよね」
ということでした。
あなたは現時点で就活に十分努力をしていますから、あとは正しい努力のぶつけ方を学べば、内定を取ることはそんなに難しいことではありません。
1.エントリー先の選定ミスでは?
法人営業の世界では、見込みのうすい営業先ばかりに行き続けても、疲れるだけです。
例えば、化学メーカーの営業の場合は、基本的に数量が大きいユーザーには競合メーカーが集中します。厳しい価格競争になります。
たとえ、1円の差で他者からシェアを奪ったとしても、競合も社内で部長から、
「何でシェア取られてるんだよ!取り返せ!」
と詰められているので、すぐにクソ安い価格でシェアを取り返しにきます。つまり、数量が大きいユーザーは、
「取ったら取ったで厳しい価格競争に巻き込まれるだけ。取れない場合は労力だけかかってエネルギーを消耗する。」
という「最悪な客」なのです。営業の担当からすると。
これを就活に置き換えるとこうです。
就活人気企業ランキングにくい込んでくるような企業は、全てレッドオーシャンです。ここにリソースを費やしても、あなたが疲弊するだけです。
勝負の勝敗は大体戦う前に決まっています。だから、あなたが勝てる勝負をすれば良いのです。
どういうことかというと、学生は皆ミーハーなので、BtoC企業や電○や博○堂といった派手な企業に目を奪われているわけです。
そのスキにあなたは、学生が絶対知らないような隠れ企業を見つけ出すのです。そして、隠れ優良企業だけを受けるのです。
隠れ優良企業の見つけ方は、
の記事で説明しているので、よかったらご参考にしてください。
2.面接の進め方のミスでは?
就活は営業のはずなのに、なぜか自慢ばかりですよね。なぜ就活ではあんなに自慢ばかりするのでしょうか。
(実際の営業で自慢をする場面など、ほとんどないのに…。)
化学メーカーの営業で言えば、会うのは処方担当者です。普通は良い製品を紹介すれば売れると考えがちですが、そんな良い製品などありません。
化学メーカーの営業の正解は、
「毎週新しい話を持ってきて、サンプルを触ってもらう優先順位をあげる」
ということです。
処方担当者のもとには、化学メーカーの営業が大勢きます。たくさん来ます。だから、サンプルの数が多すぎて、すべて試すことができないのです。
どれも大差ないときに、処方担当者がどのサンプルを試すかと言ったら、
「たくさん来ている営業マンの会社のサンプル」
です。全然会っていない営業マンの会社のサンプルなど忘れられているのです。
就活でも同じです。
社会人の営業マンからすると、ほとんどの就活生は営業方法を間違えています。
面接官との心の距離を縮めることが目的であるはずなのに、
「サークルの副会長を務め…」
「ビジネスコンテストで優勝を飾り…」
という自慢ばかりしてしまう就活生が本当に多いですよね。
実際の営業でこんなにたくさん自慢したら、嫌がられます。自慢するのではなく、
「あなたの人柄アピール」
をすれば良いのです。
営業の世界では「キャラ売り」と言われますが、就活なんてまさに「キャラ売り」です。
3.単に内定する確率を把握していないだけでは?
少し古いデータですが、早慶上智クラスで
「64社エントリーして2社内定」
というデータがあります。
ご参考までに、2010年度の調査データを見てみましょう。早慶上智クラスの就活生300人を対象にしたデータで、「各選考において、何%の人が『不合格』になったか」を表すものです。
①エントリーから1次選考までの「不合格率」
エントリー企業数平均 64.2社
不合格企業数平均 32.6社
エントリー不合格率 50.8%(中略)
②1次選考から最終選考までの「不合格率」
一次選考に進んだ企業数平均 31.6社
最終選考までの不合格企業数平均 24.8社
一次選考から最終選考までの不合格率78.4%③最終選考の「不合格率」
最終選考企業数平均 4.7社
最終選考での不合格企業数平均 2.3社
最終選考での不合格率 45.2%新田龍(2011)『就活の鉄則!有名企業より優良企業を選びなさい!』こう書房 pp.84-85
要するに、「64社エントリーして2社内定」ということは、
32社エントリーして1社も内定が出ないというのは、確率上ふつうにありえる
ということです。
しかも、これは早慶上智の数字です。MARCHの場合は
「40社受けて1社内定が出るか出ないか」
ぐらいの気持ちで考えておいた方が良いでしょう。
こういうデータを知っておかないと、
「何で私だけ内定が出ないの?」
「周りは終わっているのに…」
と、鬱になってしまいます。
数字で考えれば、
1社の内定を取るためには、最低32社は本エントリーする必要がある
ということですね。
でくのぼう
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