就活で何社も面接を受けていると、
「素晴らしい経歴ですが、ウソの可能性もありますよね。」
「成績悪いけど、あまり勉強は集中されていなかったんですか?」
と、就活の面接でイヤミを言われますよね。圧迫面接する会社は絶対に行くべきではないのでシカトすれば良いわけですが、
就活でうざい面接官に当たった時に大事なのは、
「スルーする力」
です。
1.スルー力を身につける
就活でうざい面接官に当たった時に何よりも重要なのは、
「イヤな奴をスルーする力」
です。
確かにうざい面接官はいます。私の時もいました。
「素晴らしい経歴ですが、ウソの可能性もありますよね。」
「成績悪いけど、あまり勉強は集中されていなかったんですか?」
と、なかばイヤミを言ってくる面接官がいました。もっと変なことを言われたこともあります。
しかし、こういうイヤミに対して、
「私はやっぱりダメな人間なんだろうか…」
「私は社会ではやっていけないのだろうか…」
と悩んでいては、長い就活において確実に病みます。メンタルやられます。
心理学博士のジェイ・カーター氏が
ある朝目が覚めて、鏡を見ながら突然「よし、今日から俺はみんなをおとしめて、ひどい気分を味わわせてやる」などと考える人はいないはずだ。
インヴァリデーション(”嫌がらせ”)は学習の結果であって、遺伝ではない。“イヤな奴”になってしまう人には、それなりの理由があるのだ。
ジェイ・カーター/五十嵐哲訳(2004)『どこにでもいる「イヤな奴」とのつきあい方』集英社インターナショナルpp.120-121
と語るように、面接官がイヤミを言ってくるのには、必ず理由があります。
- イヤミを言う社風なのかもしれない
- たてつづけの面接でイライラしているのかもしれない
- ストレス耐性を確認しているのかもしれない
- 家庭でイヤなことがあったのかもしれない
と、何かしらの理由があります。
いずれにせよ、あなたが面接官のイヤミをまっ正面から受け取っていては、あなたのメンタルが持ちません。
スルーしましょう。
精神科医の水島広子氏が
相手の行動に対して「何らかの事情があるはず」と思うことが、そのまま「スルー力」に繋がります。(中略)
世の中には本当の意味で理解不能なものなどはなく、詳しく知ればそれぞれに「なるほど」と思える事情がある、ということです。(中略)
これが、「スルー力」の基本です。
水島広子(2012)『「苦手な人」とのつき合いがラクになる本』大和出版 pp.120-121
と語るように、
「あのうざい面接官は、家庭でイヤなことでもあるんだな」
と、スルーしておけばよいのです。
2.精神的な反省を今すぐやめる
スルーするのは、面接官のイヤミだけではありません。
面接が終わった後の反省もスルーする
のです。具体的に言うと、精神的な反省をスルーするのです。
イチローは、
ミスショットの原因は気持ちの中にあると思っていたのです。だけど違っていました。技術によるものでした。
という言葉を残していますが、就活も同じです。
「私はやっぱりダメな人間なんだろうか…」
「私は社会ではやっていけないのだろうか…」
なとど、うじうじ悩む必要は全くありません。あなたは絶対大丈夫です。精神的な反省をする必要は一切ありません。
東進ハイスクールの安河内哲也先生は、
思うような結果が出ないとき、みんな「どこがいけなかったのだろう?」としきりに反省の回路に入ります。だいたい九割の人が自己反省します。しかし、これがそもそもいけない。私は「結果がよくないときに、むやみに反省するな!」という考えです。(中略)
終わったことに対して、精神的なことをいくら反省して語り合っても、それは時間の無駄です。そこでうじうじ悩んではいけないのです。むしろ、うまくいかなかった過去のケースのことなど、イメージの中から消してしまわなければいけない。(中略)
反省を「技術的な反省」と「精神的な反省」に分けて、精神的な反省は一切しない。技術的な反省だけを徹底的にやるのです。(中略)
改善すべきは「気持ち」ではなく「技術」なのです。
安河内哲也(2010)『人を「その気」にさせる技術』角川書店 pp.178-179
と著書で語っていますが、
就活で言えば、
「私はやっぱりダメな人間なんだろうか…」
「私は社会ではやっていけないのだろうか…」
と悩むのはムダで、
「企業研究が足りなかったから、次の会社は企業研究をもう少ししっかりやろう」
「自己PRのエピソードの詳細を聞かれた時に答えられなかったから、もう少し掘り下げておこう」
など、そういう技術的な部分だけ反省すれば、全く問題ありません。いちいちメンタル面で反省していたら、誰だってうつになります。
3.完璧主義をやめる
自分への期待もスルーしましょう。
自分へのハードルを下げるのです。就活の時にうつっぽくなってしまう人の特徴は「完璧主義」です。
これは私の就活時の周りの人間を見てもそうでしたし、会社内でうつになってしまう人も皆
「マジメで完璧主義」
でした。あなたのようなマジメで完璧主義な人ほど、
「面接でもっと上手く受け答えできていたら…」
「もっと良いESを書けていたら…」
と、悩んで悩んでふさぎこんでしまい、メンタルをやってしまうわけです。気楽に考えましょう。
あの宮崎駿監督ですら、
自分たちが作った映画を見ると、失敗したところばかりが目についてしまいます。普通の目では見れません。私は自分の作品を二度見たいと思ったことはありません。
と語っているのですから、あなたが完璧主義におちいる必要はありません。
でくのぼう
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