就活で大事なのは運と縁・・・ではなく「リサーチ」

就活で大事なのは運でも縁でもありません。リサーチです。

就活も営業もリサーチが命

就活とは「自分という商品の営業活動」です。成績の良い営業マンが、

「私の営業成績が良い理由は運と縁です。」

と言うでしょうか?言いませんね。営業成績が良い理由を自分なりに持っているはずです。

就活も一緒です。

凡人の私が就活で上場企業10社から内定を取れた理由は、

「採用担当者向けの本をたくさん読んだから」

です。

以前、私は化学メーカーの営業をしていましたが、成績は良かったです。(自分で言うな

では、私は何をしていたかというと、研究者に

  • どんなテーマを進めているか
  • どんな点で悩んでいるか
  • どんな問題を抱えているか

などを徹底的に聞いていました。

ですが、これを聞き出すのは大変です。会って間もない営業マンにこんなことを教えてくれる研究者はほとんどいないからです。

だから、まず仲良くなることが重要なんです。

法人営業の世界では、商談が始まっていきなり製品の話をしてはいけません。世間話からスタートします。

実際の営業では、相手が望んでいることを聞くのすら、とても大変なんです。時間がかかるんです。

しかし、就活の場合は話が別です。

なぜなら「企業の人事・採用担当者向けに書かれた書籍」がたくさん売っているからです。こういった本には、採用担当者向けに

  • 応募者をより深く見抜くテクニック
  • 応募者から話を引き出すテクニック

などが書かれています。

・・・分かります?

もはや答えが全部書いてあるんです。

  • どんな応募者を欲しいと思っているか
  • どんな質問で応募者の素質を見抜こうとしているか

がゼーーンブ書いてあるんです。

ね、やばいでしょ?笑

私は就活をしていた時は、こう言う本を読みまくっていたから、内定がたくさん取れたんです。

決して、運と縁ではありません。

もちろん、周りの同期には、

「たまたま運が良かったわ」

って言いますよ。言いますけど、本音では、

「まあ、俺の方がリサーチしてるから当たり前でしょ」

と思っていました。苦笑

採用担当者はあなたのどこを見ているのか

就活も営業も、相手のリサーチが重要だと言いましたが、

「じゃあ何をリサーチすればいいの?」

と思いますよね。

答えは、

「採用担当者が学生のどこをチェックしているか」

です。

あなたは今、手元

  • 就活必勝マニュアル
  • 絶対内定を取る本

がありませんか?

・・・残念ながら、それは、役に立ちません。

なぜなら、採用担当者も、学生向けの本を徹底的にリサーチしているからです。テンプレート的な答えをしないように、研究しているのです。

ですから、

  • 就活必勝マニュアル
  • 絶対内定を取る本

に書いてあることを面接でしゃべると、採用担当者は、

「ああ、マニュアルに書いてあることをしゃべってるな…」

とすぐにバレます。そして、あなたへの評価がガタ落ちします。

では、何を見ればいいのかというと、

「企業の人事・採用担当者向けに書かれた書籍」

です。私は就職活動をしていたときは、とにかく採用担当者向けに書かれた書籍を読みまくりました

いろいろな書籍を買いましたが、一番役にたった本は、

細井智彦(2013)『「使える人材」を見抜く 採用面接 』高橋書店.

です。この本のP.108には

「自社で活かせる能力を見抜く質問」

として、このように記されています。

 

御社に必要な能力については、

「WHO(誰)」
「How(どのように)」

を確認して、

「応募者の現職と自社の仕事に接点」を探すことで見抜けます。

営業であれば客層や売り方に、商品企画であればターゲットや商品の性格に、共通点があれば、現職で培った力が自社でも活かせるはずです。

細井智彦(2013)『「使える人材」を見抜く 採用面接 』高橋書店.P.108

 

そして、この本でとても参考になるのが「実践例」です。

 

P.109には携帯アプリ開発会社の営業の場合の実践例として、

 

当社では、お客様との打ち合わせが急に入ったり、成果物(製品、企画など)の仕様が変わったりすることもよくあるので、臨機応変な対応が求められるのですが、そのあたりは大丈夫ですか?

細井智彦(2013)『「使える人材」を見抜く 採用面接 』高橋書店.P.109

 

などが紹介されています。

こうやって、採用担当者向けの本をリサーチすることによって、

「どんな目的でどんな質問をしてくるか」

があらかじめ予想できるんです。

質問が予想できれば、あとはあなたのこれまでの経歴の中から、良さそうなテーマを選んで面接で話せるように練習するだけです。

こんな風にして採用担当者のリサーチを徹底した結果、上場企業10社から内定を取れました。

       

でくのぼう


「実績も何もない…」というあなたが、最短で上場企業の内定を取るためのメール講座