不況下における受ける業界の選び方について

はじめまして。

いつもお世話になっております。

でくのぼうさんのサイトの記事は、少し考えれば当たり前のことであるにもかかわらず、就活開始直後には自分の頭にはなかった観点ばかりで、勉強になります。

今回は不況下における就活について質問があります。

長文になりますことをはじめにお詫びいたします。

質問とは何かと言うと、不況を迎えた今、どのような戦略で就活を乗り越えていくかというテーマについてです。

でくのぼうさんはサイト上で、「就活の難易度は、どこを受けるかで決まる」といった旨の記事を書いていましたが、景気が急速に落ち込んだことにより、各産業が影響を受けていくと考えられます。

そんな中、景気の影響を受けにくい業界は、なおさら人気が高まり、選考フローが遅れた今、業界を考え直して受けにいく学生が増えることで異次元的難易度に跳ね上がると考えています。

例えば、食品メーカーであれば、ただでさえ人気業界であるにもかかわらず、生活必需品であるが故にそれほど不景気の影響を受けないことから、異次元的難易度に跳ね上がると考えています。

電気などのインフラ、公務員なども同じようになるかと思われます。

(こういった業界は、不景気下での特殊な事情でやむを得ず狙わざるを得ない場合は避けようと考えていますが)

もしこのブログの戦略である、競争率の低い業界を狙う戦略が今年もある程度通用すると仮定して、人気の企業、業界が今までと変わってくる場合、今設定している領域の競争倍率が異次元的に跳ね上がる可能性を危惧しています。

そのため、大半の企業の選考がストップしている今のうちに受ける業界を再選定して、企業研究を進めておく必要があると考えています。

ちなみに今までは、化学メーカー、機械メーカー、電子部品メーカーを中心に考えていました。

不況下においての受ける業界選びにおいて、将来性や、一時的な労働環境の悪化の程度などの観点でサイト上で紹介しているものと異なる基準が入ってくる場合、そちらについて教えていただけませんか。

また、不況下においてでくのぼうさんがおすすめする業界、このご時世ではおすすめできない業界で、記事上のものと異なるものがあればそちらについても合わせてお話していただけると幸いです。

コロナウイルスの影響で破算続きになっており、就活の進め方に迷いが生じております。

どうか力を貸していただけませんか?

 

 

◯◯様

はじめまして。でくのぼうです。

ご連絡頂きまして、ありがとうございます。

また、ご返信遅くなりまして、大変申し訳ございません。

でくのぼうさんのサイトの記事は、少し考えれば当たり前のことであるにもかかわらず、就活開始直後には自分の頭にはなかった観点ばかりで、勉強になります。

とのこと、ありがたいお言葉ありがとうございます。

そのような言葉が活動の励みになります。

さて、さっそくですが、ご質問に回答させて頂きます。

まず、結論から申し上げますと、

「コロナ禍においても、就活の戦略はほとんど同じ」

で問題ないと思います。

まず、

景気の影響を受けにくい業界は、なおさら人気が高まり、選考フローが遅れた今、業界を考え直して受けにいく学生が増えることで異次元的難易度に跳ね上がると考えています。

例えば、食品メーカーであれば、ただでさえ人気業界であるにもかかわらず、生活必需品であるが故にそれほど不景気の影響を受けないことから、異次元的難易度に跳ね上がると考えています。電気などのインフラ、公務員なども同じようになるかと思われます。

(こういった業界は、不景気下での特殊な事情でやむを得ず狙わざるを得ない場合は避けようと考えていますが)

とのことですが、確かに「旅行業界」などは応募者がかなり減ると思いますが、

「それ以外の業界などは選考のバラつきはそれほど変わらない」

と思います。

コロナショックがあったからといって、学生が足並みを揃えて、

「消費者から遠い業界を受けよう」

と志向して、

  • 化学メーカー
  • 素材メーカー
  • その他、BtoBのメーカー

に応募が集まるか、といえば、そんなことはないと思います。

そもそも、電気・ガスといった、ガチガチのインフラ業界は「早慶以上」で学歴フィルターをかけているので、応募者の倍率が上がったからといって、それほど選考には影響がないはずです。

ちなみに、食品メーカーなどは、コロナショックの影響を大きく受けていますよ。

例えば、大手飲料メーカーなどは、売上のメインが「自販機経由」ですが、それらが軒並みガタ落ちしているため、売上も大幅にダウンしています。

なので、ご心配されている、

もしこのブログの戦略である、競争率の低い業界を狙う戦略が今年もある程度通用すると仮定して、人気の企業、業界が今までと変わってくる場合、今設定している領域の競争倍率が異次元的に跳ね上がる可能性を危惧しています。

そのため、大半の企業の選考がストップしている今のうちに受ける業界を再選定して、企業研究を進めておく必要があると考えています。

ちなみに今までは、化学メーカー、機械メーカー、電子部品メーカーを中心に考えていました。

の件については、

「方針を変えずに、化学メーカー、機械メーカー、電子部品メーカーを受ける」

で問題ないと思います。

その理由は、先ほど申し上げたように、

学生が足並みを揃えて、「消費者から遠い業界を受けよう」
→化学メーカー、機械メーカー、電子部品メーカーの倍率が跳ね上がる

となるほど、就活生が正確に把握できているとは考えにくいからです。

おそらく、就活生が考えるレベルでいえば、

「生活必需品のメーカーを受けよう」

というレベルで留まると思います。

実際に、

例えば、食品メーカーであれば、ただでさえ人気業界であるにもかかわらず、生活必需品であるが故にそれほど不景気の影響を受けないことから、異次元的難易度に跳ね上がると考えています。

とおっしゃっていましたが、不景気の影響を受けやすいかどうかは、

「生活必需品かどうか」

で決まるのではなく、

「サプライチェーンにおいて、消費者から近いかどうか」

で決まります。

  • 生活必需品のミネラルウォーターを販売している、飲料メーカー
  • 生活必需品でない精密機器のBtoBメーカー

の2社があったとき、今回の不況をモロに受けるのは、前者です。

具体的な理由は、

「自販機の売上が下がったから」

ですが、もっと根本的な理由を言えば、

「消費者に近いから」

です。

なので、

不況下においての受ける業界選びにおいて、将来性や、一時的な労働環境の悪化の程度などの観点でサイト上で紹介しているものと異なる基準が入ってくる場合、そちらについて教えていただけませんか。

また、不況下においてでくのぼうさんがおすすめする業界、このご時世ではおすすめできない業界で、記事上のものと異なるものがあればそちらについても合わせてお話していただけると幸いです。

とのことですが、不況下においても、業界選びは特に今までと変えなくて大丈夫だと思います。

むしろ、今回の騒動で明らかになったのは、

「消費者に近い業界であればあるほど、不況の影響をモロに受ける」

ということですが、就活生でそこまで頭が回る人はいないので、ご安心ください。

コロナ禍においても、ブログでお伝えしている通り、

「消費者からなるべく遠い、川上の業界」

を選ぶのが良いと思います。

むしろ、川上の業界を選ぶことのメリットが、今回の騒動で浮き彫りになったと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

よろしくお願いいたします。

でくのぼう

       

でくのぼう


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