ブログ拝見させていただきました。
自分の強みは何かで悶々とした日々を送っていたときに、出会い大変感銘を受けました。
今考えている業界は、シェアードサービスのような専門知識が必要となるような業界です。
自己PRはこのような本当に些細でありきたりで平凡な話でも良いのでしょうか。
まとまりがなく長くなりますが読んでいただけたら幸いです。
大学の授業は休まず出席しており、予習復習や先生への質問をし、ノートはわかりやすくまとめること。この取り組みをずっと続けてきました。
私は、大学入学してすぐの学部のテストで最低点を取ってしまい、それが悔しく情けなくて大学では日々の勉強に力を入れようという思いでやってきました。
そのおかげか、周りの友人からは他己分析をお願いしたら、真面目という回答が一番最初に出てきています。
真面目が評判となったのか、友人の友人のような人たちからもテスト前には私のノートが大人気となるほどです。
このような内容を自己PRとするとき、人間性自己PRとなるのでしょうか。
長くなら申し訳ありません。
自己PRが全くと言って思い浮かびません。
他己分析もお願いし、自分では思いつかなかったことなどは出てきたのですが、10人に聞いて10人とも開口一番に真面目である。という回答を得ました。
真面目は仕事をする上で当たり前のことすぎてアピールするべきではないのではないかと悩みが堂々めぐりしております。
この時期に自己PRひとつ作れてない自分に焦りしかありません。
サークルもしていなかった。
バイトも厳しく働いていたわけではないのでエピソードと思いつかず今もう死んでしまいたい。と思うほど思い詰めております。
◯◯様
はじめまして。でくのぼうです。
ご連絡頂きまして、ありがとうございます。
まず最初にお伝えしたいのが、
「全く問題ないので、思いつめなくて大丈夫」
ということです。
この時期に自己PRひとつ作れてない自分に焦りしかありません。
とのことですが、全く心配いらないです。
ありきたりで平凡な話で、大丈夫です。
そもそもの話になりますが、企業の人事からすれば、
「学生のエピソードは、どれも一緒」
です。
学生からすれば、
- TOEIC900点
- 体育会主将
といったエピソードは「すごい」エピソードになるかもしれませんが、企業の人事からすれば、
「そうなんだ」
ぐらいのレベルです。笑
何が言いたいかというと、
「たとえ『TOEIC900点』『体育会主将』であったとしても、エピソードそれ自体に大した価値はない」
ということです。
では、何が大事になるかというと、
「そのエピソードを、どういう文脈でアピールするか」
が重要になるのです。
◯◯様のエピソードそれ自体は、平凡で良いのです。
「その平凡なエピソードをどうアピールするか?」
が大事なのです。
そして、どうアピールすれば良いかというと、
「あなたの会社では◯◯が必要ですよね?私はその強みがあります。なぜなら〜(平凡なエピソード)だからです」
とアピールすれば良いのです。
もっと具体的に言うならば、
「学生である私が調べた範囲なので、間違っていたら申し訳ありません。シェアードサービスは、他社の間接部門の業務を請け負うため、納期の遵守やレスポンスの速さが他業種よりも一層求められる職業だと伺いました。そこで、私の『周りに流されず、業務を確実にこなす』という強みを活かせると考えました。大学1〜3年のあいだ、私は授業のノートを毎回しっかり取っていたのですが、周りの学生が全員そうしていたわけではありませんでした。むしろ、かなり少数派だったように思います。しかし、私は周りの空気に流されず、ノートを毎回しっかり取っておりました。テスト前になると、真面目が評判となったのか、友人の友人のような人たちからも、私のノートが大人気となるほどでした。この私の『周りに流されず、業務を確実にこなす』という強みによって、御社に貢献できると思っております。」
というように、面接でアピールすれば良いわけです。
(ESに書くときは、もっとコンパクトにしないといけないですけどね。笑)
こういう風にアピールすれば、人事の方も、
「おお、いいね」
となります。
なぜなら、
「最初に会社の話からスタートしているから」
です。
ほとんどの学生の自己PRはどういうものかというと、ものすごく乱暴に言うと、
「TOEIC900点取りました!すごいでしょ!」
「体育会主将でした!すごいでしょ!」
というものです。
ずっと「自分の話」です。
これでは、人事はこちらの話を聞いてくれません。苦笑
聞いているフリはするかもしれませんが、心の中では、
「自慢話が長いな…」
と思っているはずです。
就活の自己PRで、
「自分の話だけ」(つまり、エピソード話)
をしようとすると悩みますし、
「しょぼいエピソードしかない…」
となってしまいます。
そうではなくて、
「相手の話」→「自分の話」
という順番にすれば、どんなに平凡なエピソードであっても、相手は話を聞いてくれますし、その平凡なエピソードが相手に突き刺さります。
たとえ、平凡なジーンズを売っていたとしても、
A:「このジーンズは、岡山県産のデニムを使ってるんです!質がすごい良いんです!ものすごく履きやすいんですよ!」(自分の話だけ)
B:「今、トップスって、明るい色が多いですか?それなら、この色のジーンズとか、今持ってる洋服と合わせやすいと思いますよ。」(相手の話→自分の話)
という2人の営業マンでは、売れ方に天と地の差が出るわけです。
以上、ご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
でくのぼう
ESに通るかどうか自体不安になっている自分がいます。
自信を持って望みたい。
そういった気持ちはあるのですが、でくのぼう様のお言葉で少しずつですが、自分でもアピールすることはあるのかもしれないと、前向きに捉えられるようになってきました。
でくのぼう
「実績も何もない…」というあなたが、最短で上場企業の内定を取るためのメール講座