今回は、
「面接で好印象を残すには、どうすればいいの?」
というあなたの疑問に答えましょう。
結論から言うと、
「売れっ子キャバ嬢のように、聞き上手になる」
です。
1.売れっ子キャバ嬢は「聞き上手」
「キャバ嬢と就活の何が関係あるの?」
と思うかもしれませんが、かなり関係あります。
キャバ嬢は「自分」という商品を完全歩合制で売っていますよね。
就活も「自分」という商品を売る活動ですよね。
ということは、
「自分を売るプロであるキャバ嬢の営業手法は、就活でも応用できる」
といえないでしょうか?
私が昔、取引先との接待でキャバクラに行ったときの話ですが、あるキャバ嬢が、
ナンバー1よりナンバー2の方が可愛いってことはザラにある。でも、ナンバー1になる子はすごく聞き上手で、話がいつも盛り上がってる。
と、言っていました。
実はこれ、営業の本質を突いた発言です。
2.成績を上げている営業マンほど、相手の話を聞く
営業の世界では、よく、
「お客さんに喋らせたら勝ち」
ということが言われています。
元リクルートトップ営業の渡瀬謙氏はこんなことを言っています。
実は営業の世界でも、成績を上げている営業マンほど、相手の話をきちんと聞いています。
口が上手くてよくしゃべる人も少なくないですが、売れている人ほど本質的には聞き役に回っているものです。
そうやって上手く相手のニーズを聞き出し、かつ信頼を得た後に、ニーズに沿ってピンポイントで商品の説明をするから、セールスにつながるのです。
(中略)
だからこそ相手に話してもらうには、いかに相手が話しやすい話題を振るかがカギになります。
そして、そのためには重要な「鉄則」があります。
(中略)
「話題のベクトルを相手に向ける」ことです。
(中略)
要は相手側の話題を振るのです。
この場面であれば、「◯◯さんという名字の方に初めてお会いしました。
どこかの地域に多かったりするんですか?」とか、名刺の裏を見て「へー、こんな事業もやっているんですね」とかです。
相手サイドの話題ですから、当然相手も話しやすいですよね。少なくとも「はい」「いいえ」のひと言で終わることはまずないでしょう。
Dybe!『「しゃべらなくていいんです」気まずい沈黙を解消する雑談術を無口なトップ営業マンに聞いた』https://ten-navi.com/dybe/4070/
つまり、
「売上が良い営業マンほど、相手の話を上手く引き出している」
「相手の話を引き出すために、話題のベクトルを相手に向ける」
ということです。
これ、就活でめちゃくちゃ重要なので、覚えておいた方が良いですよ。
3.内定が取れる就活生は面接官から話を引き出す
内定が取れる(=営業の上手い)就活生は何をやっているかというと、
「面接官から話を上手く引き出す」
「面接官から話を引き出すために、話題のベクトルを相手に向ける」
ということを無意識的にやっているのです。
(営業手法などは学んでいないと思うので、おそらく無意識でしょう)
内定が取れる就活生は、渡瀬氏が言っていたように、
「御社は〜〜と伺ったのですが、本当でしょうか?」
「御社は〜〜という特徴があると思ったのですが、合っておりますでしょうか?」
と「相手側の話題」を振っているのです。(企業研究はこのためにやるものです)
相手側の話題を振っているからこそ、面接官のおじさんが、
「おお、よく調べてきたね。でも、それは少し違って〜〜(嬉しそうに、得意げに喋り始める)」
「そうなんだよ!ウチは〜〜という特徴があって、競合他社にはない〜〜(嬉しそうに、得意げに喋り始める)」
という会話展開になっているのです。
その後の会話は、
「そうなんですね!」
「それは、〜〜ということでしょうか?」
と相づちを打っていけば、会話は自動的に盛り上がります。
会話が盛り上がった結果、
「あの学生は良いね」
「あの学生は採りたいね」
となり、内定が出るわけですね。
で、上の会話を見てもらえれば分かりますが、ほとんどしゃべっていないですよね?
しゃべったのは、最初に、
「御社は〜〜と伺ったのですが、本当でしょうか?」
「御社は〜〜という特徴があると思ったのですが、合っておりますでしょうか?」
と相手側の話題を振ったときだけでしたよね?
これが、重要なのです。
企業研究というのは、最初に相手側の話題を振るためにやるものです。
- 従業員数
- 資本金
- 設立年度
を覚えることは、企業研究ではありません。
「話題のベクトルを相手に向ける際のとっかかりを見つけるためにやるもの」
が企業研究です。
就活は、一言でいえば、
「私は御社の役に立ちますよ」
と営業する場所です。
しかし、ほとんどの就活生がやっている営業手法は、
「この製品はこんなにすごいんです!」
「この製品はこんなに便利なんです!」
という営業スタイルです。
中には自己PRを丸暗記して、
「この製品の特徴は3点あって、1つ目は〜〜。2つ目は〜〜。3つ目は〜〜。(はあ、全部言えた…)」
という就活生が多いですよね。
ですが、内定をすぐに取る就活生は、上で話したように、
「御社は〜〜と伺ったのですが、本当でしょうか?」
「御社は〜〜という特徴があると思ったのですが、合っておりますでしょうか?」
と相手側の話題を振り、面接官から話を上手く引き出した上で、
「御社は〜〜という特徴があるので、〜〜という部分で貢献できると思います。」
とアピールしているわけです。
だからこそ、面接官に好印象を残して、内定を獲得することができるのです。
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