就活の雑談でしゃべる内容は「面接官との心の距離が縮まる内容」であれば何でも良い。

「就活の面接の雑談って、何をしゃべればいいの?」

と思っていませんか?

今日は、あなたのそんな悩みにお答えします。

1.雑談でしゃべる内容は「面接官との心の距離が縮まる内容」であれば何でも良い。

結論から言うと、

「雑談でしゃべる内容は何でも良い」

です。

「めんどくさいから、適当に言ってるんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、そうではありません。

一度、立ち止まって、

「就活の面接の目的」

を考えてほしいんです。

就活の面接の目的は、

「内定を取ること」

ではありません。

就活の面接の目的は、

「面接官との心の距離を縮めること」

です。

私の好きな格言に、

商談に来た目的が、「モノを売ること」ではあってはいけない。

「購買担当者が、自らの孫の写真を見せてくるような関係性を作ること」

を目的にしないといけない。

という言葉があります。

これって、就活でも全く同じだと思うんですよね。

せっぱつまった就活生だと、どうしても、

「どうしてもこの会社から内定を取りたい!!」
「何としてでもこの面接で選ばれなきゃ!!」

と、ガッついてしまうと思うんです。

もちろん営業を経験していないので、仕方ないことなんですが、残念ながら、

「ガッツけばガッツくほど、面接官は引いてしまう」

というのが、実際のところです。

あなたの過去の恋愛を思い返してもらえれば、それは何となく分かりますよね?

異性からものすごくガッツいたアプローチを受けたとき、

「うわ、この人、私のことめっちゃ好きなんだろうけど、なんか引く・・・」

と思ったことありませんか?

・・・ありますよね。笑

就活の面接も「それとまったく同じ」だと思うんです。

「私はこんなにすごいんです!」
「私はこんなに優秀な学生なんです!」

と自己PRしてくる学生に対して、面接官のおじさんは、

「うわ、この人、ウチの会社のことめっちゃ好きなんだろうけど、なんか引く・・・」

と感じていると思います。

つまり、話を戻すと、

就活の面接のそもそもの目的は、「面接官との心の距離を縮めること」

なわけです。

ということは、その面談中に話す雑談の内容も、

「面接官との心の距離が縮まる内容」であれば何でも良い

ということです。

これが、私が、

「雑談でしゃべる内容は何でも良い」

といった理由の真意です。

なので、

「まずは、天気の話をして・・・」
「次に、出身地の話をして・・・」

などと無理に考える必要はありません。

雑談でしゃべる内容は「面接官との心の距離が縮まる内容」であれば何でも良い

というポイントだけ押さえておいて、あとは面接の流れに身を任せれば大丈夫です。

だって、その面接官が何の話に興味を持つかは、こちらで予測できないですからね。笑

  • あなたの「出身地」に興味を持つ面接官もいるかもしれませんし、
  • あなたの「趣味」に興味を持つ面接官もいるかもしれません。

だから、雑談でしゃべる内容について、あまり深く考える必要はありません。

2.「雑談中こそ、一番見られていること」を忘れない。

雑談でしゃべる内容は「面接官との心の距離が縮まる内容」であれば何でも良い

というポイントが、今回のお話のメインなのですが、

「一つだけ気をつけなければいけないこと」

があります。

それは、

「雑談中こそ、一番見られていること」を忘れてはいけない

ということです。

就活生の中には、

「自己PRや、学生時代頑張ったことをしゃべっている時間が一番大事」
「雑談の時間はどうでもいい」

と思っている人もいるようですが、それはまったく違います。笑

先ほどのお話しした通り、就活の面接の目的は、

「面接官との心の距離を縮めること」

です。

ということは、雑談こそ、あなたの人間性が一番チェックされているのです。

面接官も、

  • 自己PR
  • 学生時代頑張ったこと

などは学生がしっかり準備してきていることを分かっています。

だからこそ、雑談の時間に、

「この学生はどういう人間なんだろう?」
「この学生はウチの仕事がきちんとできるだろうか?」

を厳しくチェックしています。

なので、

「雑談だから、気を抜いてテキトーでいいや〜」

とやっていると、足元をすくわれてしまいますよ。苦笑

お気をつけください。

3.リアルの営業の90%は「雑談」

最後に、

「実際の営業の現場では、雑談はどんな感じなのか?」

についてお話ししますと、

リアルの営業の90%は「雑談」

です。

これは、もう間違いなく事実です。笑

特に、汎用品の営業なんかは、本当に90%雑談です。

面談の時間はだいたい1時間ぐらいだとしたら、

「50分雑談、10分商談」

というノリです。

実際の営業では、それぐらい「雑談」が重要なのです。

世界で最も偉大な自動車セールスマンのジョー・ジラードの

自分が気にいったセールスマンと、納得できる価格。この二つが一緒になれば、誰でも車を買いますよ」

という言葉の通り、好意を獲得できれば、何だって売れます

つまり、50分の雑談というのは、

「好意を獲得するための時間」

です。

ですから、ムダな時間ではないのです。笑

私が前にいた化学メーカーの汎用品をバンバン売っていた営業部長は、

雑談で1時間持たせられるやつが、一番強い

と言っていました。

彼の言葉の真意は、おそらく、先ほどお話しした、

商談に来た目的が、「モノを売ること」ではあってはいけない。

「購買担当者が、自らの孫の写真を見せてくるような関係性を作ること」

を目的にしないといけない。

というのと同じことだと思います。

ということで、最後に少し話がそれてしまいましたが、

雑談でしゃべる内容は「面接官との心の距離が縮まる内容」であれば何でも良い

ということだけ、覚えて頂ければ大丈夫です。笑

       

でくのぼう


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