「就活の面接なんて、どうせ面接官の好き嫌いで決まるし、努力したってムダ」
と思っていませんか?
お気持ちは分かります。
私も同じようなことを思っていた時期があるので。。苦笑
ですが、実際の法人営業を経験して言えるのは、
「相手の好き嫌いで決まるのが、営業のリアル」
ということです。
私はこのブログやメール講座で、
「就活=営業」
ということを何度もお伝えしてきましたが、
「営業は、顧客の好き嫌いで決まる」
のと同じように、
「就活の面接は、面接官の好き嫌いで決まる」
のは事実です。
しかし・・・
「どうせ面接官の好き嫌いで決まるし、努力したってムダ」
というのは、少しもったいないです。
なぜかというと、
「ちょっとしたコツがあれば、面接官に好かれることは簡単だから」
です。
ちなみに、そのコツは何かというと、
「相手に関心を寄せる(企業研究する)こと」
です。
1.世界で最も偉大な自動車セールスマンは言った。「成功の秘訣は客が自分を好きになるようにさせたことだ」
最初に、ちょっと面白い話をします。
(面白くなかったら、ごめんないさい。笑)
社会心理学者のロバート・B・チャルディーニという人がいるのですが、彼が著書でこんな話をしているんです。
デトロイトにジョー・ジラードという男がいます。彼は好意のルールを用いてシボレーを売るスペシャリストでした。
彼はこの方法で年間20万ドル以上も稼ぎ出し、大金持ちになりました。
(中略)
「世界で最も偉大な自動車セールスマン」として『ギネスブック』に載ったこともあります。
これほどまでに大きな成功を収めたにもかかわらず、彼が用いた手法は驚くほど単純でした。
人びとにたった二つのものを提供しただけだったのです。
つまり公正な価格と、この人から買いたいと思うような人格です。
「そう、それだけです」と、彼はあるインタビューのなかで言っています。
「自分が気にいったセールスマンと、納得できる価格。この二つが一緒になれば、誰でも車を買いますよ」。
ロバート・B・チャルディーニ(2014)社会行動研究会訳『影響力の武器』誠信書房pp.274-275
・・・これ、すごくないですか?
「顧客に好かれれば、世界で一番シボレーを売れる」
ということです。
ちなみに、このジョー・ジラードという人は、顧客に好かれるために、毎月、1万3000人以上のお得意さん一人ひとりに、
「I like you.」
と記したメッセージを送って、好意を獲得していたそうです。笑
美容室EARTHグループの國分利治社長も、
カットがうまい店をつくるんじゃなくて、好きって言われる店をつくったほうがいい
と言っています。
つまり、営業や実際のビジネスの現場において、
「お客さんに好かれるということは、めちゃくちゃ重要」
ということです。
だから、
「就活の面接なんて、どうせ面接官の好き嫌いで決まるし、努力したってムダ」
というあなたの気持ちはよく分かるのですが、残念ながら、それは社会に出てもずっと続くことなんです。。
なので、問題から目をそむけるのではなく、
「どうすれば面接官に好かれるのか?」
を一緒に考えましょう。
2..面接官に好かれたいなら「相手に関心を寄せる(企業研究する)こと」
「どうすれば面接官に好かれるのか?」
の答えは最初にお話しした通り、
「相手に関心を寄せる(企業研究する)こと」
です。
D •カーネギーが、
友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。
人間は、他人のことには関心を持たない。
ひたすら自分のことに関心を持っているのだ。
朝も、昼も、晩も。
ニューヨークの電話会社で、どんなことばがいちばんよっく使われているか、通話の詳細な研究をしたことがある。
案の定、いちばん多く使われるのは、“わたし”ということばであった。
D •カーネギー(1999)『人を動かす』創元社 p.74
と語っている通り、
「人間は『自分に関心を寄せてくれる人』を好きになる」
のです。
ただ、就活の場合は『自社に関心を寄せてくれる人』ですね。
だからこそ、あなたは、しっかり企業研究をして、
「お!この学生はこんなにウチの会社を調べてくれているのか!なんか感じの良い学生だな!」
と面接官に思ってもらわなけばいけないわけです。
ただ、一点、注意点が・・・。
「企業研究をしっかりする」
と言っても、
- 従業員数
- 創立年
- 経常利益率
などを暗記することではありません。
「面接官に好かれるための企業研究のコツ」
というのがあります。
そのコツを踏まえた上で、企業研究をしっかりやると、面接官に、
「おお!この学生はなんか好感が持てるな!」
と思ってもらえるわけです。
ちなみに、効果的な企業研究のコツは、
めんどくさい企業研究を一瞬で終える方法
時間をムダにしない、効率的な企業研究のやり方
企業研究って、どこまでやればいいの?パンフレット読んだだけじゃダメなの?
就活の企業研究の一番良いやり方はIRレポートを使うこと。
でお話ししているので、ご参考にどうぞ。
でくのぼう
「実績も何もない…」というあなたが、最短で上場企業の内定を取るためのメール講座