でくのぼう様
お世話になっております。
◯◯大学3年の◯◯と申します。
毎日メール講座やブログを拝見させていただいております。
今までは出版に興味があったのですが、今はあらゆる業界に関わりをもつ化学業界にも興味をもつようになりました。
メール講座やブログを拝見して、気になることが3点あったため、連絡いたしました。
1点目に、2019年卒の◯◯大学から採用されている化学業界等のメーカーがあるのかどうかを就職四季報や大学のデータから調べてみたのですが、化学業界に限らず、メーカー自体があまり出てきませんでした。
その際、採用実績校に◯◯大学があるかどうか確認するために、2018年卒やもっと前に遡って調べてみた方が良いのでしょうか。
2点目に、就職四季報から女性の採用数が少ないと感じたのですが、◯◯大学で女性でも化学業界に採用できますでしょうか。
3点目に、面接やESで学生時代一番頑張ったことを聞かれると思うのですが、これも資格実績よりも、発掘調査を行う際に先生に怒られまくって大変だった等の苦労話や人柄が分かるようなエピソードの方がウケがいいのでしょうか。
お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします
◯◯様
はじめまして、でくのぼうです。
ご連絡頂きまして、ありがとうございます。
また、ご返信遅くなりまして、大変申し訳ありません。。
ブログとメール講座をご覧いただいているとのこと、ありがとうございます!
化学業界にも興味を持たれたのですね!
おっしゃる通り、かなり幅広い業界に出入りすることができるので、
「他の製造業にはないおもしろさ」
があると思います。
ただ、もともと出版に興味を持たれているとのことなので、無理に化学業界を受ける必要もないかと思いますよ。笑
さて、頂いたご質問に回答させて頂きますね。
まず、
1点目に、2019年卒の◯◯大学から採用されている化学業界等のメーカーがあるのかどうかを就職四季報や大学のデータから調べてみたのですが、化学業界に限らず、メーカー自体があまり出てきませんでした。
その際、採用実績校に◯◯大学があるかどうか確認するために、2018年卒やもっと前に遡って調べてみた方が良いのでしょうか。
のご質問の件でございますが、おっしゃる通り、
「2018年卒やもっと前の採用」も遡って調べた方が良い
と思います。
なぜかというと、
「2019年卒でたまたま◯◯さんの大学から採用がなかっただけかもしれないから」
ですね。
あとは、
「◯◯さんの大学と同じレベルの大学から採用があるかどうか?」
も併せてチェックされると良いかと思います。
2019年卒の◯◯大学から採用されている化学業界等のメーカーがあるのかどうかを就職四季報や大学のデータから調べてみたのですが、化学業界に限らず、メーカー自体があまり出てきませんでした。
とのことでしたが、
◯◯◯◯
という枠組みで探してみると、採用実績のある会社がおそらくかなり出てくるはずです。
なぜかというと、企業が学歴フィルターをかけるときは、
- 早慶・国立以上
- MARCH以上
- 日東駒専以上
- 大東亜帝国以上
という枠組みで学歴フィルターをかけているケースがほとんどだからです。
なので、◯◯大学という個別の採用実績がなかったとしても、
◯◯◯◯
という枠組みで採用実績があった場合は、◯◯さんが内定する可能性も十分にあるということです。
こんな話を聞くと、
「やっぱり学歴フィルターか…」
と暗くなってしまうかもしれませんが、企業の事情を考えると、仕方ない部分があります。。苦笑
私が前に勤めていた化学メーカーの人事部採用担当者の人数は
「3名」
でした。
たった3名だけで、すべてのエントリーシートをチェックするのは不可能なので、何かしらの基準で絞らないとマンパワーが足りないということです。。
私が説明会に行った、ある化学メーカーでは、
「ウチの会社は、この20校が採用ターゲット校です」
と思い切り宣言していました。笑
(私は、そこを落とされましたが。。苦笑)
ただ、この「学歴フィルター」にも少し裏がありまして、「広告業界」「食品業界」のような、文系学生に大人気の業界は、
「応募者が多すぎるため、採用ターゲット校を狭めに設定しているケースが多い」
です。
逆に、「化学業界」のような、文系学生にはあまり人気のない業界では、
「応募者が他に比べて少ないため、採用ターゲット校を広めに設定しているケースが多い」
です。
もちろん、どうしても受けたい企業であれば、採用実績がない会社でも受けるべきですが、エントリーする企業がすべて
- 早稲田大学◯名
- 慶應大学◯名
という採用実績の会社だと、なかなか辛い就活になるのは、明らかですよね。。苦笑
次に、
2点目に、就職四季報から女性の採用数が少ないと感じたのですが、◯◯大学で女性でも化学業界に採用できますでしょうか。
のご質問の件でございますが、◯◯大学で女性でも化学業界には行けると思います。
というのも、化学業界自体が今、女性への採用を積極的に進めており、私が前に勤めていた会社でも
「女性社員の採用推進」
というのをテーマに掲げていました。
女性の採用数が少ないと、不安になってしまう気持ちはよく分かりますが、採用数が少ないということは、逆に言えば、
「入社した人が辞めない(働きやすい)」
ということを表しています。
逆に、
「女性社員の採用数が極端に多い会社」
というのは、かなり怪しいです。。
私が知っている会社だと、
「女性社員の採用数が業界平均に比べて、ものすごく多い代わりに、結婚・出産を機に辞めなければいけないという社風」
という会社がありました。
なので、
「採用数が少ないことは、必ずしもマイナスではない」
というのを、少し覚えておいて頂けると良いかと思います。
最後に、
3点目に、面接やESで学生時代一番頑張ったことを聞かれると思うのですが、これも資格実績よりも、発掘調査を行う際に先生に怒られまくって大変だった等の苦労話や人柄が分かるようなエピソードの方がウケがいいのでしょうか。
のご質問の件でございますが、アピールできる資格実績をお持ちなのであれば、もちろんそれらをアピールするべきだと思います!
ただ、人(面接官)の心をつかむのは、間違いなく、
発掘調査を行う際に先生に怒られまくって大変だった等の苦労話
の方だと思います。
(多分、面接官のおじさんにはかなり刺さる話だと思います。笑)
なので、
ES:資格実績のエピソード
面接中の雑談:発掘調査の苦労話
といった配分が良いかもしれませんね。笑
私の就活経験、営業職経験から言えるのは、
「人は、誰かの自慢話を聞きたくない」
ということです。笑
結局、資格実績をアピールするにしても、
「◯◯さんが資格実績をゲットするまでにぶち当たった、困難・挫折・辛さに対して、どう対処したのか?」
というのが一番大切なところですよね。
私が汎用品の営業をしていたとき、その製品があまりにもどうしようもない製品だったので、一度仲良くなったお客さんに、
「この製品、本当にどうしようもないんですよね。笑」
と言ったことがあるんです。笑
すると、そのお客さんは、
「そんなこと客に言っちゃダメでしょ。笑 何かに使ってあげるから、サンプル500gちょうだいよ。笑」
と返してきて、そのまま納入が決まったことがあります。
たぶん、このときに、
「この製品、本当にすごいんです!」
「この製品、本当に売れてるんです!」
と言ったとしても、たぶん売れていなかったと思うんですよね。笑
このブログ上で何度かオススメしている、
「坂本直文(2011)『何をPRしたらいいかわからない人の 受かる!自己PR作成術』日本実業出版社」
でも、
「怒られたことでも自己PRになる」
ということが書かれています。
アルバイトで上司や顧客に怒られたこと、スポーツで指導者から怒られたこと……。
これらは一見マイナスのようですが、強力な自己PRになります。
重要なのは、怒られた後の努力や自己改革を具体的に書くこと。
すると、向上心、忍耐力、粘り強さ、負けず嫌い、努力家、ストレス耐性といった仕事における重要な特性も感じられて、高評価を得られます。
坂本直文(2011)『何をPRしたらいいかわからない人の 受かる!自己PR作成術』日本実業出版社 p.46
これ、私もまったくその通りだと思います。
私自身も、就活である会社の面接中に、
「アルバイトで怒られて、本当に大変でした。苦笑 ただ、〜〜という点を改善して、何とか認めてもらうことができました。」
という話をしたことがあったのですが、面接官の中にたまたま役員がいて、その役員にものすごく気に入られたらしく、
「面接の帰り道」
に内定の電話がかかってきました。笑
なので、◯◯さんも、
- 資格実績のエピソード
- 発掘調査の苦労話
のどちらをアピールするにしても、
「苦労話、大変だった話、辛かった話」
をできるだけ細かく伝えると、面接官の心をつかむことができると思います。
まとまりのない文章になってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。
以上、よろしくお願いいたします。
でくのぼう
でくのぼう様
お世話になっております。〇〇です。
お忙しいなかお返事いただき、ありがとうございます!
就職四季報を使って、もっと採用実績校からも幅広く調べてみようと思います。
今まで〇〇や〇〇等に興味があったので、その業界を中心にインターンシップに行ったのですが、なんかしっくりこなかったのです。
業界全体が残業が多い等労働環境が、プライベートも重視したい自分とは合わないと感じたのもありました。
1人の時間がないと駄目なタイプで、発掘調査の休みの時は、宿舎はプライベート空間がないので耐えきれず、我先に観光に行ってました。
それよりも有形のものを扱うような業界の方が大学で自分が好きでやっている学問(〇〇を扱う学問です)にも近いので、合ってるのではないかと思うようになりました。
それでメーカーでも人気のある業界以外のところをもっと幅広くみていこうと思った時に調べてみたところ、でくのぼう様のブログに行き着きました。
今後質問等あった際、またメールで連絡させて頂くかもしれないです。
その際は、またどうぞよろしくお願いいたします!
〇〇
でくのぼう
「実績も何もない…」というあなたが、最短で上場企業の内定を取るためのメール講座