企業研究の本当の目的は「面接官に自分の話を聞いてもらうため」

あなたは「何のために」企業研究をやっているか分かっていますか?

会社について聞かれたときのため?
志望動機のネタを探すため?

・・・いいえ、違います

企業研究の本当の目的は、

「面接官に自分の話を聞いてもらうため」

です。

相手のニーズから始めないと、自分の話は聞いてもらえない。

企業研究の本当の目的は「面接官に自分の話を聞いてもらうため」

と言いましたが、よく意味が分からないですよね。

これから、説明いたします。

あなたはアパレルショップに行ったことがありますか?

ありますよね。

今までにこんな店員に会ったこと、ありませんでしたか?

「それ、新作なんですよ〜。サイズもあるので、よろしければお声かけください。お客様なら、そちらの商品、似合うと思いますよ!」

こういう店員うっとうしいですよね。

この声かけがなぜうっとうしいかというと、

「自分の店の商品の話ばかりしているから」

です。

たとえば、この店員が、

「お客様は今、どんな服をお持ちなんですか?ああ、そういった服を持っているんですね。であれば、こういう服はコーディネートしやすいと思いますよ。」

という提案をしていれば、あまりうっとうしく感じないはずです。

なぜかといえば、

「お客の話から始めているから」

です。

「お客様はどんな服をお持ちですか?」

という質問で服を聞き出し、その服に合わせた商品を提案しているから、お客も聞く耳を持つのです。

もう何が言いたいか分かりました?笑

これは、就活でもまったく同じことです。

自己PRを完璧に暗記して、

では、簡単に自己PRをお願いします

と言われるやいなや、

「はい、私の強みは次の3点です。1つ目は・・・・2つ目は・・・・3つ目は・・・以上より、・・・・」

と早口でしゃべる就活生、よくいますよね。

それはやっていることが、

「それ、新作なんですよ〜。サイズもあるので、よろしければお声かけください。お客様なら、そちらの商品、似合うと思いますよ!」

という店員とまったく同じです。

就活の面接も「相手の話」から始める。

では、どうすれば良いのかといえば、簡単です。

「相手の話から始める」

を徹底すれば良いのです。

「御社の業務では、〜〜という部分で苦労があると思います。ですが、私は◯◯という強みがあるので、貢献できると思います。」

「御社のインタビュー記事を読んで、〜〜ということが求められるということを伺いました。私は◯◯という強みがあるので、貢献できると思います。」

「御社の特徴は〜〜であると伺いました。私は◯◯という強みがあるので、貢献できると思います。」

というように、「相手の話→自分の話」という順番でアピールすれば良いのです。

もうお分かりと思いますが、企業研究というのは、この〜〜の部分を調べるためにやるのです。

「自己PRへつなげるため相手のニーズを知るため」

にやるのです。

これを分からずに、ただ漫然と、

  • 従業員数
  • 資本金
  • 生産拠点

などを丸暗記しても全く意味ないですよ。

学校のテストではないので、暗記したって意味ないです。

企業研究は、

「相手の話→自分の話」という順番でアピールして、自分の話を聞いてもらうため

にやるものなのです。

       

でくのぼう


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