面接に通らない理由は「周りとの差別化」をしていないから。

「せっかく書類選考が通過しても、一次面接で落とされる。。」
「受け答えや入退室はちゃんとしてるのに、落とされる理由がわからない。。」

というあなたの疑問に答えます。

答えをズバリ言うと、あなたが面接に通らない理由は、

「周りとの差別化をしていないから」

です。

1.面接に通らない理由は「周りとの差別化」をしていないから。

あなたは今、

「受け答えや入退室はちゃんとしてるのに、落とされる理由がわからない。。」

と思っていませんか?

厳しいようですが、

「受け答えがしっかりしているか?」
「入退出はしっかりしているか?」

というのは「できて当たり前」のことです。苦笑

みんな、やってます。

なので、大事なポイントはそこではありません。

本当に大事なのは、

「いかに周りと差別化をして、面接官に自分を印象づけることができるか?」

です。

完全歩合制で有名なプルデンシャル生命のトップ営業の川田修氏は、

お客様は、いろいろな会社の、大勢いる営業担当者をいくつものふるいにかけて、商品の内容や値段のみならず、商品やサービスを買う人間を日々厳選しています。

川田修(2009)『かばんはハンカチの上に置きなさい』ダイヤモンド社 p.26

と言っていますが、就活もまったく同じです。

あなたが就活で企業を受けるとき、

「企業は、大勢いる学生をいくつものふるいにかけて、採用する学生を厳選している」

のです。

ブログやメールで繰り返しお伝えしている通り、

「就活は営業」

です。

そして、営業とは「競争」です。

競争ということは、

「あなたは他の多くの学生と比べられている」

のです。

つまり、面接に通らない理由はシンプルに、

「周りの学生とまったく同じ自己PRをしてしまい、相手の印象に残っていない」

のです。

2.周りとの差別化をするには、まず「普通の学生だったらどうするのか?」を考える。

「周りの学生との差別化が必要なのは分かるけど、実際どうすればいいの?」

という話になりますよね。

この問題について、同じく川田修氏が「重要なヒント」をくれています。

「どうすれば、お客様に自分のことを強く印象づけられるか」

それには周りにいる普通の営業の少し先回りをして、お客様に対して、「この人なんか違う」と何かしらの興味や感動を与えるしかない。

そう考えた私は、まず「普通の営業だったらどうするだろう?」と常に自問自答することにしました。

川田修(2009)『かばんはハンカチの上に置きなさい』ダイヤモンド社 p.26

そう、川田氏が言うように、

「普通の学生だったらどうするのか?」をまず考えて、その逆をやる

というのが、答えです。

ですが、ここで一つの注意すべきポイントがあります。

それは何かというと、

「周りの学生がやっていないからといって、何でも良いわけではない」

ということです。

「周りの学生だったらどうするのか?」をまず考えて、その逆をやる

というのだけ聞くと、

「じゃあ、普通の学生がスーツを着ているから、私服で面接に行くわ!」

というのも当てはまってしまいますよね?(ものすごく屁理屈ですが。苦笑)

あなたもお分かりのように、私服で面接に行っていいわけがありません。

では、何が必要になってくるかというと、

「理屈が通ってるかどうか」

です。

先ほどの例で言えば、

「私服で面接に行く」

というのは、確かに周りの学生がやっていないことです。

ですが、それは差別化とは言いません。

なぜなら、

「理屈が通っていないから」

です。

しかし、

「社史をすべて暗記して、成り立ちを詳しく調べていく」

というのは、周りの学生がやっていない上に、きちんと理屈が通っています。

面接官にとって、学生が自社の社史をしっかり覚えてきたら、

「おお、何だこの学生は!」
「この学生は本気だな」

と間違いなく食いつきますよね?

食いつかなかったとしても、評価がマイナスになることはありませんよね?

だから、差別化になるのです。

つまり、面接に通るための差別化を考えるには、

「理屈が通っていて、周りの学生がやっていないこと」

をやれば良いのです。

・・・だんだんつかめてきましたか?

3.「理屈が通っていて、周りの学生がやっていないこと」の具体例

では、

「理屈が通っていて、周りの学生がやっていないこと」

とは、何をやれば良いのでしょうか?

本当はあなたが自分の頭で考えた方が理想ですが、何個か「具体例」を出しましょう。

  • 周りの学生が自慢話・自己PRモリモリの中、あえて自分の欠点をせきららに語る。
  • 周りの学生が社史を一切勉強しない中、社史をすべて暗記していく。
  • 周りの学生がその仕事の良い面ばかりを語る中、その仕事の大変そうな面を語り、それをカバーできるエピソードを話す。

パッと思いつくだけでも、こんな感じで出てきます。

面接に通過するには、「周りとの差別化」について最低でもこれぐらい考えないといけないわけです。

ということ、今回のお話をまとめると、

  • あなたが面接に通らない理由は、「周りとの差別化をしていないから。
  • 「理屈が通っていて、周りの学生がやっていないこと」を考える必要がある。

となります。

       

でくのぼう


「実績も何もない…」というあなたが、最短で上場企業の内定を取るためのメール講座