大学時代に語れることが何一つない場合、どうすれば良いのか?

「海外留学経験も、ゼミも、サークルも、インターン経験もない…。」
「大学時代に語れることが何一つない…。」

と心配しているあなたにお伝えしたいのは、

「全く問題ないので、とりあえず落ち着いてください」

ということです。

1.新卒採用は「実績のすごさ」で決まるわけではない。

そもそも、なぜあなたが

「海外留学経験も、ゼミも、サークルも、インターン経験もない…。」
「大学時代に語れることが何一つない…。」

と心配してしまうのかというと、

「語れるエピソードがないと、内定が取れない」

と思っているからではないですか?

「え、だって、語れるエピソードがないと、自己PRでしゃべることないでしょ?」
「ESの例にも、すごいエピソードがたくさん載ってるし…」

と思うかもしれませんが、落ち着いてよく考えてください。

企業の人事が本当に「実績のすごさ」で採用するのであれば、

「新卒採用」

なんかではなく、

「中途採用」

をやると思いませんか?

どうでしょう。笑

新卒採用はあなたの「実績」を買っているのではなく、あなたの「人間性」を買っているんです。

「将来性(ポテンシャル)」

を買っているんです。

本当に実績で選ぶのであれば、そもそも新卒採用なんかしていません。

中途採用をしています。

(実際、プ〇デンシャル生命は新卒採用は一切やっていないですよね。各界の優秀な営業マンをヘッドハンティングして、人材を集めています。)

つまり、

新卒採用は「実績のすごさ」で決まるわけではない

ということです。

2.新卒採用は「営業力」で決まる。

では、何で決まるのかというと、

「営業力」

で決まります。

このブログやメール講座では繰り返しお伝えしていますが、

「就活は営業」

です。

内定が取れる人と、取れない人の違いは、

営業力=「あなたはウチの会社にとって、どう役に立つの?」を説明する能力

の差です。

実績の差ではありません。

たとえば、TOIEC900点を持っている学生がいたとしましょう。

同級生の目から見たら、間違いなく「すごい実績」ですよね。

では、その人が、企業に対してこんな自己PRをしたら、どうなると思いますか?

「私はTOEIC900点を取得しており、この英語力を生かして、御社に貢献したいと考えております。」

たぶんこの自己PRでは、企業の人事に、あまり刺さらないと思います。

なぜなら、面接官のおじさんは、

「TOEIC900点取得しただけで、ウチの仕事ができると思ってほしくないな…」
「TOEIC900点取得したからと言って、英語で仕事ができるわけじゃないでしょ?」

と感じます。

もし同じTOEIC900点という話をするのであれば、

「TOEIC900点を取得するまでに、何度も諦めたり、投げ出したりしました。ですが、何度も奮起して、地道に継続した結果、TOEIC900点という目標を達成しました。この経験から得た、『すぐに投げ出さず、継続する力』で御社へ貢献したいと考えております。」

という風に自己PRした方が、絶対に面接官に刺さります

なぜだか、分かりますか?

前者は「TOEIC900点という英語能力」をアピールしているのに対し、後者は「すぐに投げ出さず、継続する力」をアピールしているのです。

最初の話に戻りますが、そもそも新卒採用は、

「将来性(ポテンシャル)」採用

でしたよね?

同じ話をするにしても、

  • TOEIC900点という「英語能力」をアピールしてくる学生
  • TOEIC900点を達成するまでに得た「すぐに投げ出さず、継続する力」をアピールしてくる学生

どちらが、「将来性(ポテンシャル)」があると思いますか?

・・・答えは言うまでもないですよね。笑

私があなたに言いたいのは、そういうことです。

あなたは今、

「ほかの学生に勝てるような要素が見つからない…」

と悩んでいるのかもしれませんが、実はそんなことは大事なことではないのです。

3.「平凡なエピソード」で大丈夫。

よく考えてみてください。

先ほど例にあげた、

「すぐに投げ出さず、継続する力」

って、別にTOEIC900点の話じゃなくてもアピールできると思いませんか?

別に普通のバイトの話でも、全然イケると思いませんか?

「いや、普通のバイトの話じゃ無理でしょ…」
「そんなしょぼいエピソードじゃダメでしょ…」

と思いますか?

それなら、このブログで何度か紹介している、

の本を、一度読んでみてください。

「え、こんなしょぼいエピソードでもいいの?」

と気付けること、間違いなしです。笑

いいんです。

エピソード自体は、しょぼくたっていいんです。

上の例で言えば、大事なのは、

「『すぐに投げ出さず、継続する力』で御社へ貢献したいと考えております。」

の部分が一番重要な部分です。

「あなたはウチの会社にとって、どう役に立つの?に答えることが一番重要

なのです。

実績のすごさを自慢する学生は、ウザがられるだけです。苦笑

だって、考えてみてください。

ビックカメラに行って、

「このカメラはこんなに良い製品なんですよ!」
「このカメラはこんなにすごい機能なんですよ!」

ってゴリ押ししてくる店員、ウザくないですか?

ウザイですよね。苦笑

「私はTOEIC900点を持っております!」
「私はサークルの副部長を務めておりました!」

とゴリ押ししている学生がやっているのは、それと同じことです。

あなたが今、

「大学に入って適当に遊んでたら、何もしゃべることがない」

と言ったとき、周りの人は、

「遊んでたバチが当たったんだ」
「企業は、遊びほうけていた学生はいらないから、諦めろ」

と言うと思います。

・・・気にしなくて大丈夫です。笑

大手企業から内定を取っている学生だって、みんながみんな「すごい実績」を持っているわけではありません。

東証一部上場企業って、何社あるか知っていますか?

「約2000社」

です。

その2000社の新入社員が全員すごい実績を持っていると思いますか?

・・・そんなわけないですよね。

大事なのは「営業力」です。

「あなたはウチの会社にとって、どう役に立つの?」を上手く説明する能力

です。

そして、

「あなたはウチの会社にとって、どう役に立つの?」

を説明するときは、

「平凡なエピソードで問題ない」

ということを忘れないでください。

       

でくのぼう


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