時間をムダにしない、効率的な企業研究のやり方

企業研究って、ものすごい時間がかかりませんか?

そもそも、何を研究すれば良いのか、分からなくないですか?

ということで、今回は、

「時間をムダにしない、効率的な企業研究のやり方」

をあなたにお伝えします。

1.企業研究の真の目的とは、面接官に「こいつは本気だ」と思わせること。

ちょっと、考えてみてください。

そもそも、なぜ企業研究をしないといけないのでしょうか?

「会社のことをよく知るためでしょ」
「面接で聞かれるからでしょ」

そういう表面的なところではなくて、もっと本質的なところは何でしょうか?

・・・・・。

「人は感情でモノを買い、論理で正当化させる」

というのは、セールスの世界の常識ですが、就活だって全く同じです。

あなたは、面接官のおじさんに、

「ああ、この子は、本気でウチに入りたいんだな」

と思わせないといけないのです。

それが、「営業」というものです。

孫正義に学ぶ、就活で面接官に気に入られるための方法

でも話しましたが、ソフトバンクがまったくの無名だったにも関わらず、孫正義はゲームメーカー大手のハドソンと独占販売契約を結びます。

なぜハドソンは、「ソフトバンク」という無名の零細企業と取引する気になったのか?

それは、孫正義が、

独占販売契約によって、おたくの売上は確実落ちます。利益率も確実に下がります。

しかし、私は情熱がある。誰にも負けない情熱がある。私は情熱においておたくの営業マンに負けるとは思わない。今は実績も何もないが、私には情熱がある。

と、情熱で社長を口説き落としたからです。

論理的に考えれば、ハドソンが当時のソフトバンクを組むことは、大したメリットがありません。

むしろ、そこにあるのは「大きなリスクだけ」です。

ですが、ハドソンがソフトバンクと組むことになったのは、

「ハドソンの社長が、孫正義の情熱に落とされたから」

です。

ハドソンの社長が、孫正義に対して、

「こいつは本気だ」

と心から思ったからこそ、危険な賭けにGOサインを出したのです。

就活も、まったく同じです。

あなたは就活の面接で、面接官に「こいつは本気だ」と思わせないといけないのです。

企業研究というのは、そのためにやるものです。

2.面接官の「この2つの質問」に答えるために、企業研究をやる。

さて、概念的な話が終わったところで、具体的な話に移りましょう。

あなたが面接官に「こいつは本気だ」と思わせるためには、以下の2つの質問に答えなければなりません。

その質問は何かというと、

  1. 何で他業界じゃなくて、ウチの業界なの?
  2. 何で競合他社じゃなくて、ウチなの?

という2つの質問です。

 2.1.「何で他業界じゃなくて、ウチの業界なの?」→「他業界と何が違うのか?」を調べる

まず、一つ目は、

「何で他業界じゃなくて、ウチの業界なの?」

という質問です。

面接官のおじさんが、まず気にするのは、

「何でこんなに業界がたくさんあるのに、ウチの業界なの?」

という点です。

こう聞かれたときに、

「何となくです。」
「離職率が低かったからです。」

などと答えてしまったら、面接官は「こいつは本気だ」とは思わないですよね?苦笑

なので、企業研究の第一ステップは、

「他業界と何が違うのか?」を調べること

です。

「具体的なやり方を教えてほしい!」

という場合は、

就活で苦労する人・失敗する人は「企業研究のやり方」が間違っている

の記事を参考にしてください。

 2.2.「何で競合他社じゃなくて、ウチなの?」→「競合他社と何が違うのか?」を調べる

次に、二つ目は、

「何で競合他社じゃなくて、ウチなの?」

という質問です。

面接官のおじさんが、最も気にするのは、

「別に競合他社でも良いんじゃないの?何でウチなの?」

という点です。

なので、企業研究の第二ステップは、

「競合他社と何が違うのか?」を調べること

です。

「具体的なやり方を教えてほしい!」

という場合は、同じく、

就活で苦労する人・失敗する人は「企業研究のやり方」が間違っている

の記事を参考にしてください。

3.役員に刺さるのは「経営理念」と「社史」

ここからはオマケですが、役員のおじさんたちというのは、

  • 経営理念
  • 社史

が大好きです。笑 本当に大好きです。

なので、就活生のあなたの口から、この2つが出た瞬間、

「おおお!!何だ、この学生は!!面白い。笑」

となること間違いありません。

なので、「経営理念」と「社史」は絶対にチェックしておいた方が良いです。

いざというときのために、準備しておいてください。

「御社の経営理念は〜〜であるように・・・」
「御社の成り立ちは〜〜であるように・・・」

なんて言った日には、役員たちが騒然となります。笑

「おい、さっきの学生、面白かったな。笑」

となります。

ということで、まとめます。

  • 企業研究の目的→面接官に「こいつは本気だ」と思わせること
  • 具体的には「他業界と何が違うのか?」「競合他社と何が違うのか?」を調べることが企業研究

です。

オススメのやり方は、就活用に一冊ノートを用意して、

「1企業、1ページ」で企業研究ノートを作ること

です。

そして、1ページの中に、

  1. 他業界と何が違うのか?
  2. 競合他社と何が違うのか?
  3. 経営理念
  4. 社史

という項目を作って、それぞれを埋めていくというやり方が「効率的」です。

企業研究は「がむしゃらにやれば良い」というものではありません。

きちんと、目的を持ってやらないと、あなたの貴重な時間をムダにしてしまいます。

       

でくのぼう


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