就活で「生きる目的は?」と聞かれて辛いときは、どのように考えれば良いのか?

就活のESや面接で、

「生きる目的は何ですか?」
「人生の目的は何ですか?」

とよく聞かれるじゃないですか。

で、そういう質問の回答をいちいち考えるのって、かなり苦痛じゃないですか?

「耳障りの良い答えばかり作りたくない…」
「宿題、受験、部活の練習と、その時の課題をこなしてきただけだから、人生の目的なんて思いつかない… 」

っていう感じで、めちゃくちゃ悩みますよね?

ということで、今回は、

就活で「生きる目的は?」と聞かれて辛いときは、どのように考えれば良いのか?

についてお話します。

1.「生きる目的は?」の質問はマジメに考えない。

先に結論からしゃべりますが、

「生きる目的は何ですか?」
「人生の目的は何ですか?」

という質問は、

「マジメに考えない方が良い」

です。

「何だ!適当な!」

と思うかもしれませんが、ちゃんと理由はあります。笑

なぜマジメに考えない方が良いかというと、

「一生考えたとしても、答えが出るものではないから」
「そもそも企業で働く社員も絶対に答えられないから」

です。

まず、

「生きる目的は何ですか?」
「人生の目的は何ですか?」

という質問は、そもそも真剣に考えたってキリがない質問です。苦笑

それこそ、ソクラテスから現在の哲学者がずーーーっと考えているテーマであり、こんなのマジメに考えていたら、それこそ一生が終わります。苦笑

ただ、あなたのような誠実な人だと、それでも、

「でも、面接で聞かれるから、真剣に考えないとダメでしょ?」

と思いますよね。

心配しないでください。

そもそもその質問をしている面接官も、

「生きる目的は何ですか?」
「人生の目的は何ですか?」

という質問には、絶対に答えられないです。

もし仮に面接官に向かって、

「ちなみに、面接官の方の人生も目的を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」

と聞いたら、絶対に、

「あぁ……えっと……」

となるはずですよ。笑

だから、マジメに考えなくて良いんです。

「生きる目的は何ですか?」
「人生の目的は何ですか?」

と聞かれたら、

「『御社を含めた自分以外の他者に対して、どれだけ価値を提供できるか』だと考えています。」

などと回答すれば良いです。

常に面接官の頭にあるのは、

「あなたはウチの会社に何の役に立つのですか?」

なので、ここで、

「社会貢献です」
「世界を良くすることです」

などと答えると、おそらく厳しいツッコミが入ります。

「その会社の利益につながる」

ということを踏まえた上で回答しておけば、スベらないはずです。

2.あなたの人生は「仕事だけ」ではないはず。

「マジメに考えなくて良い」

と言うと「適当か!」と感じると思いますが、違うんですよね。

就職や仕事に対して、

「生きる目的は何ですか?」
「人生の目的は何ですか?」

というのを強く結びつけると、仕事でダメだったときに、うつになったり、自殺につながってしまうんですよね。

そもそも、あなたの人生って、

「仕事だけ」
「勉強だけ」

で作られているわけじゃないですよね。

家族とか、友達とか、趣味とか、恋人とか、社会貢献とか、そういうのがあって、

「仕事」
「就職」

っていうのは、その「ほんの一部」じゃないですか。

ものすごく小さい部分じゃないですか。

だから、その一部分に対して、

「生きる目的」
「人生の目的」

を重ね合わせない方が良いです。

そうやってある程度、ドライに割り切っておかないと、

「この会社でダメなら私はダメだ…」
「就職に失敗したら、もう私の人生は終わりだ…」

という思考になりやすいです。

そして、その結果、うつになりやすいです。

私の周りには、

「責任感がものすごく強いせいで、うつになってしまった人」

が何人かいます。

このブログでは、あなたがなるべくホワイト企業に入社できるよう、ベストを尽くしていますが、

「ホワイト企業であっても、部署次第でブラックになってしまう可能性」

もあります。

そういうときに、

「まあ、他の会社に行けばええわ。」

と思えるかどうかは、

「仕事は人生の一部でしかない」

という感覚があるかどうか、だと思っています。

めちゃくちゃドライに言えば、就職や仕事は

「お金を稼ぐ手段」

です。

あなたの人生はそんな一部分で作られているものではないはずです。

3.厚切りジェイソンに学ぶ「やりたいことを重く考えない姿勢」

「生きる目的は何ですか?」
「人生の目的は何ですか?」

という質問を考えたときに、あなたが苦痛を感じてしまうのは、

「これが本当に『自分のやりたいこと』なのだろうか?」
「これが本当に『自分の人生』なのだろうか?」

と考えてしまうからではないですか?

「生きる目的」=「人生の目的」=「やりたいこと」

と考えてしまい、

「やりたいことなんて、ないよ…」

と考えているからではないですか?

それって、重く考えすぎじゃないですかね?

生きる目的、人生の目的って、もっとライトで軽くても良いんじゃないですか?

たとえば、

「あの国に旅行に行きたい」
「ジャニーズのライブに行きたい」
「趣味のギターを極めたい」

とか、そんな感じで良いんじゃないでしょうか?

厚切りジェイソンさんは、

「ちょっとやってみたいな」と思ったらやる。

「これ、おもしろそう!」と思ったものをやればいいんですよ。

みんな「やりたいこと」を重く捉えすぎている。

僕が芸人になったのも、家の近所のショッピングセンターでお笑いライブをやっていて、「おもしろい!やってみたい!」と思ったから。

「小さな頃から芸人になりたくて」とか「芸人になるために仕事も辞めて家族も捨てる」なんてことはまったくないですからね。

“何かをやる=人生を掛けてやる”と思っている人が多い気がする。

だから、悩んでしまって一歩が踏み出せないんじゃないかな。

もっと気軽に考えればいいのにね。

タウンワークマガジン『厚切りジェイソンに学ぶ「やりたいことを見つけるヒント」』
https://townwork.net/magazine/life/21235/

と言っていますが、その通りだと思いませんか?

ハウツーサイトnanapiを作った、起業家のけんすうさんがTwitterで、

「やりたいことがない」と悩む人が多いので、持論を書いてみます。

そういう人たちって、「何かやる人たちは、強い想いがあるからはじめたのではないか」と思いがちです。

でも、それって単に英雄エピソード化しているからそう見えるケースも多いんじゃないかと思っています。

周りの起業家をみていても、結構多くの人が「なんとなく」はじめて、うまくいくごとに熱量があがっていっている気もするんですよね。

で、アンチパターンというか失敗するパターンは「何か自分も情熱をつぎ込める何かがあるんじゃないか」と思って、それを探し続けることです。

でもだいたいの人って探し続けても見つからないんですよね。

あたりまえなんですが、やる前からいきなり熱意が高いものなんて、そんなにないからです。

なので、もう決め打ちで「これに熱意を注ぎ込む」と決断して、それをやり続けたほうが早いと思っています。

じゃあ、何をターゲットにすればいいか。

個人的には「市場が伸びている」「新し目の市場」「今から伸びている理由が明快なもの」がよいと思っています。

なんとなくサッカーが好きだからサッカー関係、みたいに選ぶと、サッカー市場ってそんなに大きくないので伸び悩んじゃうことが多いんですよね

で、伸びている市場の選び方なんですが、その市場伸びている理由が

  • 技術革新がおきた
  • 技術の組み合わせるパーツが揃った
  • なんらかの規制緩和、法律の変更が入った

などのものがおすすめです。

今まで市場に成り立たなかったけど、これから成り立つ理由があるものですね。

というので、「やりたいことがない」というので悩んで、「何か情熱を注げるものを見つけよう」と思って、1年以上経過している人とかは、そういう方向のほうがおすすめだと思うこの頃です。

https://twitter.com/kensuu/status/1064783703543447552

と語っていますが、これもその通りだと思いませんか?

「やる前からいきなり熱意が高いもの」

なんて、なかなかないですよね。

最後はちょっと脱線してしまいましたが、言いたいことをまとめると、

  • 就活での「生きる目的は?」にはマジメに考えない
  • 面接では「会社の利益」につながるような、無難な回答をしておく
  • 「生きる目的」と「仕事」を一緒に考えない
  • 「やりたいこと」を重く捉えすぎない

ということです。

       

でくのぼう


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