就活はメンタルがやられるからこそ、数字で考えるクセをつける

就活って、メンタルやられますよね。

「はあ〜〜しんど!!」

ってなりますよね。

分かりますよ、すごく。笑

こういうメンタルコントロールは誰も教えてくれないと思うので、今回は、

「就活中は、どのようにメンタルをコントロールすれば良いのか?」

について、お話します。

1.就活が疲れる理由は「KPIシートを作っていないから」

就活が疲れる理由。営業が疲れる理由。

それは、

「自分の現在地を見失うから」

です。

就活でメンタルがやられる原因は決まっています。

就活でメンタルが疲弊してしまう人は、100%の確率で、

「KPIシートを作っていない」

のです。

ご参考までに、

  • KPI(Key Performance Indicator)…重要業績評価指標
  • KPIシート…目標管理・数値管理をまとめたシート

です。

就活の場合は、こういう感じになります↓

KPIシートというのは、営業マンが仕事の進捗を管理するのに使うのですが、こうやって数字で考えるようにしないと、そもそも改善点が分かりません。

「どこでつまずいているのか?」

が分かりません。

ES通過率が悪ければ、「ESの内容を見直す必要がある」ということが分かります。

一次面接の通過率が悪ければ、「一次面接に出てくる人(人事部採用担当)に、より刺さるような プレゼンが必要」ということが分かります。

最終面接の通過率が悪ければ、「役員に、より刺さるような プレゼンが必要」ということが分かります。

また、自分では、

「あ〜〜落ちてばっかりだ〜〜」

と思っていても、いざ数字にしてみたら、基準値より上回っていることもあります。

何が言いたいかというと、

「いったん数字にしてみなければ、何も分からない」

ということです。

就活でメンタルがやられてしまう人は、NOと言われた記憶だけが残ってしまい、それに対して、

「ああ〜〜もう、どうすれば良いか分からない〜〜」

となってしまっている人が多いです。笑

まずは、とりあえず落ち着いて、すべて「数字」にしましょう。

2.現状の把握、そしてKAIZEN

上で私が作ったKPIシートには、下記のデータ↓

ご参考までに、2010年度の調査データを見てみましょう。早慶上智クラスの就活生300人を対象にしたデータで、「各選考において、何%の人が『不合格』になったか」を表すものです。

①エントリーから1次選考までの「不合格率」
エントリー企業数平均 64.2社
不合格企業数平均 32.6社
エントリー不合格率 50.8%

(中略)

②1次選考から最終選考までの「不合格率」
一次選考に進んだ企業数平均 31.6社
最終選考までの不合格企業数平均 24.8社
一次選考から最終選考までの不合格率78.4%

③最終選考の「不合格率」
最終選考企業数平均 4.7社
最終選考での不合格企業数平均 2.3社
最終選考での不合格率 45.2%

新田龍(2011)『就活の鉄則!有名企業より優良企業を選びなさい!』こう書房 pp.84-85

も載せておきましたが、KPIシートを作ることによって、いろいろなことが見えてくるはずです。

特に、この基準値と見比べると、

「あれ?私、エントリー数少ない?」
「あれ?俺、そもそも基準値より通過率高いじゃん。笑」
「あ、一次面接での通過率が基準より低いな。じゃあ、一次面接の対策をすれば良いのか」

と、本当にたくさん分かるはずです。

基準値と見比べて、

「ここが足りてないな〜」

と思ったら、その部分をひたすら「KAIZEN」です。

ひたすらそれを繰り返すだけです。

簡単ですよね。笑

あと、このKPIシートの何が良いかというと、

「おお、自分はこんなに進んできたのか」

と、自分が歩んだ道のりを確認できるところです。

就活でメンタルを疲弊させてしまう人は、真面目すぎる人が多いので、

「今までやったことは、全部ムダだったんだ、うわ〜〜」

とヤケクソになってしまう人が多いのですが、そんなことはありません。

あなたが歩んだ道のりは確かに続いています。

自分が進んだ距離を確認し、

「よし!ここまで頑張ったんだから、もう少し頑張ろう!」

とモチベーションを上げ直すためにも、KPIシートはとても有効なのです。

3.就活はもっと「ドライ」にやった方が良い

ここからは余談ですが、就活はもっとドライにやった方が良いです。

でないと、一瞬でメンタル疲弊して鬱になります。苦笑

プロ野球のピッチャーって、全てのマウンドで全力を出しているわけではないですよね?

「この一球に俺のすべてをかける!」

という気持ちで100球投げていたら、すぐに選手人生終わりますよね。笑

それと同じで、就活だって、

「あ〜だるいな〜、まあ仕方ないから、なるべく労力使わない方向でやろう〜」

みたいなスタンスでやった方が良いです。

KPIシートみたいな「数値化」を嫌がる人って、

「NOばかり突きつけられる現実を、改めて確認したくない!!」

っていう人が多いのですが、「逆」ですよ。

ムダな努力をしたくないから、数字にするのです。

       

でくのぼう


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