就活で自分らしさを失ってしまえば、私は私でなくなってしまう…

「自分の考えは絶対に曲げたくない……」
「就活で自分らしさを失ってしまえば、私は私でなくなってしまう……」

・・・・・。

その気持ちはよく分かるんですが、少し落ち着いて考えましょう。

1.セールスの場で、自分をらしさを発揮しすぎない

あなたは最近、服を買いましたか?

最近、駅ビルのファッションブランドで、買い物をしましたか?

あなたに質問です。

アパレルショップで、こんなショップ店員がいたら、あなたはどう思いますか?

「何かお探しですか?あ、この新作、私けっこう好きなんですよね〜」
「私って、結構人見知りなタイプじゃないですか?だから、そんなにうまく接客できないんですよね〜」

・・・・・。

イラっとしますよね。苦笑

そう、営業してくる相手に、自分らしさを発揮されたら、イラっとするんです。

「ええ、でも、就活とショップ店員は、全然違う話じゃん」

と思うかもしれませんが、「ほとんど一緒」ですよ。

ショップ店員が売っているのは「服」ですが、あなたが売ろうとしているのは「あなたの仕事力」です。

売るモノが違うだけで、本質的には「セールス」であることには違いありません。

セールスをしたいのであれば、自分らしさを発揮しすぎてはいけないんです。

セールスは自己実現の場ではありません。

同じように、就活も自己実現の場ではありません。

だからこそ、就活のフィールドにおいては、

「自分らしさを発揮しすぎない」

というのは覚えておいてください。

2.ゴールまでの距離をあらかじめ計算しておく

何度も言っていることですが、

「何社受ければ、1社内定が取れる」

という期待値を計算してから、面接に臨みましょう。

実際の営業も、

「20件電話をかければ、1件アポが取れる。アポを5件取るためには、100件電話をかけなければいけない。」

というように、ノルマを決めていきます。

このアポ取りを計算なしにやっていたら、

「ああ、もう立て続けに5本断られた……もうダメだ……」

となります。

絶対、なります。苦笑

マラソンを走りきれるのは、ゴールまでの距離が分かっているからです。

受験勉強を頑張れるのは、ゴールまでの距離が分かっているからです。

まずは、ゴールまでの距離を測りましょう。

就職四季報を本棚から取ってきてください。

そして、あなたが受ける企業の「応募倍率」をチェックしてください。

あなたが受ける業界で、ザッと企業に目を通して、

「応募倍率30倍」

という会社が多いのであれば、

「一社内定を取るためには、最低でも30社必要」

ということですよね。

こうやって、あらかじめ、期待値を計算しておくのです。

ゴールまでの距離を計算しておくのです。

そうすれば、

「もう4社も続けて落ちた……だんだん、自信を失ってきた……」

となるのを防げます。

「4社落ちたけど、30社受けて1社内定の計算だから、仕方ないわ」

と割り切れます。

営業は人格査定の場所ではないので、こういう良い意味での「割り切り」が重要なんですよね。

3.「自分らしさを殺す」と考えるのではなく「自分の違う一面を見せる」と考える

「就活で自分らしさを失ってしまえば、私は私でなくなってしまう……」
「自分らしさを隠して就活しなきゃいけないんだ……最悪だ……」

と考えるのではなく、

「就活では、私のこの一面を見せよう」

とポジティブに考えてはどうでしょうか。

あなたが親に見せる表情と、友達に見せる表情は一緒ですか?

あなたがバイト先の先輩に見せる表情と、兄弟に見せる表情は一緒ですか?

・・・全部、違いますよね。

では、そのうちの一つ以外はすべてウソなのでしょうか?

友達以外の人と会うときは、自分を隠して生活しているのでしょうか?

そんなことはないはずです。

どの表情もあなたの一部なはずです。

就活や営業も、そうやって考えれば良いのです。

「自分はいろんな面を持ってるけど、就職活動ではこの一面を見せよう!」

と考えれば良いのです。

例えばの話ですが、あなたの趣味が、

  • アニメ
  • 漫画

だったとしましょう。

そして、自己PRの趣味の欄で、ウソをつかずに、

  • アニメ
  • 漫画

と書きたいとしましょう。

でも、この趣味って、おじさんたちに受けますか?

・・・受けないですよね。苦笑

「おお!君、アニメ見るの!?」
「へえ!漫画好きなんだ!?」

とは、ならないですよね。

むしろ、そうなった方が怖いですよね。

就活では、おじさんが、

「おお!」

と食いついてくるようなモノを書かなければいけないのです。

  • 将棋
  • 囲碁
  • 盆栽
  • 演歌
  • 歌舞伎
  • 茶道
  • 釣り

など、あなたからは想像できないギャップのある趣味を書いたら、それはそれはおじさんにウケることでしょう。

「いや、そんなウケ狙いしたくないんだけど……」

という気持ちも分かりますが、営業とはそういうものです。

「相手に何がウケるかな〜」

を考えるのが営業です。セールスです。就活です。

       

でくのぼう


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