就活で「自慢話できること」はないのが普通。ぜんぜん大丈夫。

「自慢できるエピソードが一つもない…」
「これといった実績も強みもない…」

大丈夫です。

全然、大丈夫です。

今、あなたに言いたいのは、

「面接で評価されるポイントは、実績や強みではない」

ということです。

1.就活で自慢話をしたって、面接官をイライラさせるだけ。

「サークルの代表として、私は・・・」
「体育会の主将として、私は・・・」

と、自己PRと自慢話を履き違えている人がとても多いですが、ぶっちゃけ面接官の本音は、

「うざ・・・」
「また自慢話かよ・・」

です。

あなたもそう思いませんか?

友達と話していて、その友達が、

「この前、芸能人の◯◯と食事に行ったんだよね〜」
「この前、ベンツの新車を買ったんだよね〜」

とか、自慢話ばかりしてきてら、ウザくないですか?

それと一緒です。

だから、

「自慢できるエピソードが一つもない…」
「これといった実績も強みもない…」

とか、本当は全然気にしなくて良いんですよ。

リリーフランキーが、「自信が持てない」という若者の悩みに対して、こんなことを言っていました。

――当事者A(10代・女性):今日はよろしくお願いいたします。私は中学2年生から不登校をしています。いじめを受けたせいか、まったく自分に自信が持てません。どうしたらいいのでしょうか?

リリー・フランキー(以下、リリー):キミ、いまいくつ?

――当事者A:18歳です。

リリー:18歳で自信満々なヤツなんて見ていてイライラするだけだから、そのままでいなさい。大人だって揺らぐし自分に自信がないのはいいことです。

石井志昂「ひきこもり経験者リリー・フランキーが10代の当事者らに語った『生きづらさの理由』」AERA dot. 2018年7月1日(最終閲覧日:2018年7月5日)https://dot.asahi.com/dot/2018062700048.html?page=1

さすが、リリー・フランキーですね。笑

私もまったくその通りだと思います。

自信満々な大学生なんて、面接官からしたら「イライラするだけ」です。

これは何も、「自信を持つな」ということではなく、

「自慢できるエピソードがなくても、気にしなくて良い」

です。

2.自慢話をする営業マンなんかいない。

私は以前、化学メーカーで営業をしていましたが、

「どこにでも売っている製品」

の営業をしていました。

製品力のない商品の営業をしていました。

いわゆる、「汎用品」ってやつですね。

汎用品の営業って、おもしろくて、

「誰が営業するか」

によって、売上が全然変わるんですよ。

「担当が別の人に代わった瞬間、売り上げがめっちゃ落ちた(または上がった)」

ということが、平気でボンボン起こる世界です。

それは、なぜかといえば、

「汎用品営業で重要なのは、営業マンの好感度」

だからです。

辻井啓作氏が

よく「面接官が見ているのは、話の内容ではなく、その学生と一緒に働いてみたいかどうかだ」という話を聞く。

そのとおりだ。

つまり、好き嫌いで選んでいると言ってもいい。

辻井啓作(2014)『何になりたいかわからないけど就活を始めるあなたへまず自己分析をやめるとうまくいく』高陵社書店p.207

と語っているように、就活においても一番重要なのは「好感度」です。

実績や強みというのは、二の次で、

「面接官に好かれるかどうか」

が一番大切なのです。

3.面接官のおじさんには「かっこ悪いおじぎ」が好かれる。

「おじさんに好かれるにはどうすれば良いのか?」

あなたが苦労なく内定を取るには、これが一番重要です。

会社内で多くのおじさんと戯れていた私から一つ言えるのは、

「おじさんが一番好きなのは、若者の素直さ、謙虚さ」

ということです。

もっと具体的に言うなら、

  • 大きな声で挨拶ができる
  • 頭をしっかり下げて、お辞儀ができる

といったところです。

「何だよ、バカバカしい・・・」

そう、思いますよね?

私も大学生のときは、そう思っていました。

てか、今でもそう思います。笑

ですが、現実は

「おじさんが一番好きなのは、若者の素直さ、謙虚さ」

なのです。

認めたくなくても仕方ないのです。

逆に考えれば、

「若者の素直さ、謙虚さをアピールしておけば、実績や強みがなくても余裕で内定が取れる」

ってことですよ。

逆に、チャンスじゃないですか?

プルデンシャル生命のトップ営業の川田修氏は、著書でこんなことを言っています。

私にはお辞儀には特にこだわっています。

というか思い入れがあります。

相手との別れ際、「どうもありがとうございました」と言って、その方に正対して、上半身をほぼ垂直に深く曲げて、相手より長い時間お辞儀をします。

(中略)

社会人になりたての頃は、「長くて深いお辞儀なんてかっこ悪い」と思っていました。

私が子供の頃、父の会社に行くことがたびたびありました。

父は従業員10名くらいの決してきれいとは言えない小さな工場を経営していました。

そこで出入りするお客様に対して、深くて長いお辞儀をする姿を見るたびに

「かっこ悪いなあ」
「なんであんな長々と頭下げるんだよ」

と子供ながらに思い、どちらかというと、そんな父の姿を見て嫌な気分さえしていました。

しかし私は、そのかっこ悪いと思っていたお辞儀のおかげで、不景気の中でも、大学まで学費を出してもらい、ご飯を食べさせてもらい、社会人になり、今に至っているのです。

今ではその「かっこ悪いお辞儀」の意味もわかるようになりました。

川田修(2009)『かばんはハンカチの上に置きなさい』ダイヤモンド社 pp.30-34

プルデンシャル生命のトップ営業が

「かっこ悪いおじぎこそ、最大の武器」

と言っているわけです。

「生命保険」という単価が高くて、効果がわかりにくい、めちゃくちゃ売りにくい商品をバンバン売っている営業マンのアドバイスが、

「かっこ悪いおじぎこそ、最大の武器」

なのです。

セールスの第一線の現場では「かっこ悪いお辞儀」で大きな差がついているのです。

「お辞儀とか、バカバカしい・・・」

と思うあなたの気持ちはよくわかりますが、そんなバカらしいことで面接官の好感度をゲットできるなら、やった方が良くないですか?

「たかがお辞儀」で上場企業の内定が取れるのであれば、やった方が良くないですか?

       

でくのぼう


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