就活生が会社選びで気にするべきは「年収」ではなく「育児休暇が取れるかどうか」

「あの会社の年収は高いのか?」
「あの業界は給料が良いのか?」

就活中のあなたは今、そういうことで、頭がいっぱいかもしれません。

ですが、一つ言わせてください。

「あなたが気にするべきは『年収』ではなく『育児休暇が取れるかどうか』」

です。

正確にいうなら、会社選びで気にするべきは、

  1. 離職率の低さ
  2. 育児休暇が取れるかどうか

の2つですが、今回は「育児休暇が取れるかどうか」にしぼってお話します。

1.労働環境の重要性

学生が会社を選ぶときと、社会人が会社を選ぶときで、何が一番違うかというと、

「労働環境の重要性を分かっているかどうか」

です。

学生のうちは、とくに就活中は、やる気がわいているので、

「遅くまで残業して、キャリアアップにつなげたい!」

という気持ちになってしまいますが、多くの社会人はそんな怖いこと考えません。笑

なぜなら、

「週5日8時間の労働でも、十分長いから」

です。笑

(ちなみに、前に働いていた化学メーカーのドイツの子会社では、社員はみんな定時にきっちり帰っていました。自分がメールを送るときは「ASAP」とつけるくせに、自分は定時にきっちり帰っていました。)

ちょっと、昔の愚痴が出てしまいましたが・・・笑

とにかく、

「残業が少ない」

ということに越したことはないです。

「でも、残業が多いのは、その人が仕事が遅いからなんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、そんなことはありません。笑

残業が多い会社の場合、仕事が終わって早めに帰ろうとした場合、

「おっ!もう終わったのか!じゃあ、これやっといてくれ!」

と、新たに仕事を振られます。

「残業が多いかどうか」

というのは、もう会社の社風です。

個人のレベルではどうにかなるものではありません。

「リクルート系の企業でバリバリ働きたい!」
「コンサル会社でバリバリ働きたい!」

というのは、もちろん良いと思いますが、私の大学の同期で、

  • リ◯ルート
  • デロ◯トトーマツ

などのガリガリ働く系の会社に行った人は、みんな、

「労働時間が長すぎる…」

と言って、転職しています。苦笑

ぶっちゃけ、そういうガリガリ系の企業で精神すり減らすよりは、上場企業で普通にまったり働いた方が良くないですか?

意外かもしれませんが、

「給料が低すぎる」

という理由で退職したり、転職したりする人って意外と少ないんですよ。

このデータを見てもらえれば分かりますが、

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)

リクナビNEXT「転職理由と退職理由の本音ランキング」

退職理由のトップ1位と2位は、

「人間関係の悪さ」

です。

そして、人間関係の悪さというのは、多くの場合、

  • 労働時間が長すぎる
  • パワハラがひどい
  • セクハラがひどい

といったことです。

2.育児休暇がきちんと取れる会社は優良企業

大ざっぱな言い方をすれば、

「育児休暇がきちんと取れる会社は優良企業」

です。

(「何をもって優良企業とするのか?」という細かい話をするとキリがないので、ここでは、「優良企業」=「労働環境が良く、働きやすい会社」とします。)

そして、

「じゃあ、育児休暇が取れるかどうかはどうやってチェックすればいいの?」

という話になりますが、育児休暇が取れるかどうかを見極める方法は、

「『くるみんマークが付いているかどうか』をチェックすること」

です。

「くるみんマーク」=「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証

(ちなみに、社会人の考える、優良企業の見抜き方でも少しお話しました。)

何かの本で、

「女性がたくさんいる会社は働きやすい会社」

というのを読んだことがありますが、まさにその通りです。

昭和の古臭いオーナー企業にありがちですが、

「女性は結婚したら、退職するのが当たり前」
「産休なんてありえない」
「女性はお茶くみ」

という会社があるのです。

「いや、そんな古い会社、今どきないでしょw」

と思うかもしれませんが、本当にあるのです。苦笑

だから、そういうヤバい会社に新卒で入社しないためにも、

「くるみんマークが付いているかどうか」

をチェックしておくことを強くオススメいたします。

学生のうちだとあまり実感わかないですけど、残業が多いと死にたくなってきますからね。苦笑

もちろんブラック企業に入ってしまった場合は、第二新卒で転職すれば良いだけの話なのですが、どうせなら新卒で働きやすい会社に入社したいですよね?

それならば、

  • 育児休暇が取れるかどうか
  • くるみんマークが付いているかどうか

の2点は必ずチェックしておきましょう。

       

でくのぼう


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