山本昌に学ぶ、就活の挫折との向き合い方

就活をしていると、

「このまま就活を続けても、出口があるのか…」
「努力したって、報われないじゃん…」

とやる気がなくなってしまうことがありませんか?

そんなときに参考にしてほしいマインドが、

「山本昌投手の挫折に対する向き合い方」

です。

私はあなたに、山本昌投手の

  1. どん底にこそチャンスがある
  2. 少しでも良いから続ける

という考え方をぜひ参考にしてほしいと思っております。

1.どん底にこそチャンスがある

山本昌投手のことを知らない方のために、簡単に説明しておくと、

元中日ドラゴンズの投手で、29年間の現役生活の中で、

  • 最多勝3回受賞
  • 沢村賞受賞
  • プロ野球史上24人目となる200勝を達成
  • ノーヒットノーラン達成(プロ最年長記録)

を成し遂げた「超一流のピッチャー」です。

そんな超一流の山本投手ですが、実はプロ5年目に米マイナーリーグに戦力外選手枠として島流しされています。そのときの心境を、著書の中でこう語っています。

くさった。練習も手を抜いた。ランニングもしなかった。たとえその年に頑張っても、メジャーには昇格できないというアメリカの野球のシステムも理解できなかった。(中略)

いま振り返ってみて、30年の現役生活のなかで、あれほどやる気のなかった時期はなかったと思う。必死で練習してきただけに、反動で気持ちがプッツンと切れたしまったのである。

山本昌(2013)『継続する心 それが力を生むんだ』青志社 p.80

マイナーリーグで練習を頑張っても、

  • 給料が上がるわけでもない
  • 何をやればいいかも分からない

という状況にやる気をなくした、と山本投手は語っています。

しかし、このあと山本投手は自分を奮い立たせて、黙々と与えられた役割をまっとうすることで、先発ローテーション入りを果たしました。

その後、マイナーリーグでの活躍を認められて中日に呼び戻され、一軍のマウンドへの復帰を果たします。

この「大きな挫折からの復活」の経験を、山本投手はこう語っています。

出口が見えないトンネルであろうとも、果敢に一歩を踏み出し、ひたすら歩いて行った結果が、最年長現役選手という栄誉につながったものと思っている。

風がなくても、いざ吹き始めたときのためには帆は高く掲げておくべきだ。そして、その帆は自分自身で掲げるしかない。

風というチャンスは必ず吹く。一瞬の“つむじ風”を逃すか、つかまえるか。ここで人生は180度変わってくるのだ。

山本昌(2013)『継続する心 それが力を生むんだ』青志社 p.82

就活でも同じように、風が吹いていないときの方が多いですよね。

「このまま就活を続けても、出口があるのか…」
「努力したって、報われないじゃん…」

とくさってしまうこと、ありますよね。

そんなときは、山本投手の

風がなくても、いざ吹き始めたときのためには帆は高く掲げておくべきだ。そして、その帆は自分自身で掲げるしかない。

山本昌(2013)『継続する心 それが力を生むんだ』青志社 p.82

という言葉を思い出してください。

2.少しでも良いから続ける

就活をしていると、

「このまま続けていても、意味あるのか…?」
「いつになったら、終わるんだ…」

と思うことありますよね。

就活は長期戦です。マラソンです。

「いかに息切れしないで続けられるか」

というのが重要になってきますよね。

「継続」に関して、山本昌投手は著書でこう語っています。

継続できるだけの小さな目標を持ち、毎日、コツコツとやっていくことで、凡人は少しずつ、しかし着実に進歩していくのだ。

山本昌(2013)『継続する心 それが力を生むんだ』青志社 p.49

最初から大きな目標ばかりを見ないで、目の前の小さな目標にフォーカスすることの重要性を語っていますよね。これって、就活でもまったく同じことが言えると思いませんか?

「内定」

というゴールはものすごく遠いじゃないですか。ゴールできる、できないは一旦置いておいて、遠いことは間違いないですよね?

そんなときに、

「まだ内定が取れていない…」

とゴールばかり見ていては、焦るに決まっています。

そうではなくて、山本投手のように目の前の目標に集中して、

「今日はESを一枚書き上げる。どんなにクオリティが低くても、書き上げる。」
「今日はSPIの対策をやる。逆にそれ以外はやらない。」

というような小さな目標にフォーカスすることで、内定というゴールは着実に近づくと思いませんか?

同じく著書で、山本投手が、

“目標値”を先に設定し、それを継続しようとすることに無理がある。“目標値”を成果から逆算するので、どうしても目一杯のものになる。そんなことが長続きするわけがなく、挫折して当然なのである。

山本昌(2013)『継続する心 それが力を生むんだ』青志社 p.47

と語っているように、就活で息切れしないためには、

「継続できるかどうか」

という視点で就活を進めていくことが重要なのです。

もちろん、ある程度は「内定」から逆算して、スケジュールを組むことも重要ですが、あまりにギチギチにスケジュールを組んでしまうと、確実に病みます。うつになります。

野球も就活も、重要なのは、

「継続できるかどうか」

です。

「内定」というゴールはいったん脇へ置いておいて、目の前の小さな目標にフォーカスしてみてください。少しでも良いから続けてみてください。

山本投手が

「風というチャンスは必ず吹く」

と語るように、今はきつくてもあなたには必ず良い風が吹きます。

       

でくのぼう


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