「社会人はどのようにブラック企業を見分けているのか?」
についてお話しします。ちなみに「ブラック企業=激務・薄給」という定義で、完全なる独断と偏見でしゃべります。
目次
1.学生に人気のある業界であるどうか
ブラックな業界の簡単な見分け方は、
「学生に人気のある業界であるどうか」
です。学生に人気のある業界というのは、だいたいブラックです。
学生に人気のある企業というのは、たいてい、
- CMをバンバン打っている企業(飲料メーカー、食品メーカー、旅行代理店などのBtoC企業)
- 平均年収が高い企業(金融、保険、不動産など)
の2つですが、この2つはかなりしんどい業界であるのは間違いありません。
1.1.飲料メーカー、食品メーカー、旅行代理店などのBtoC企業
あなたも居酒屋のバイトや接客業のバイトをしたことがあるなら分かると思いますが、最終消費者相手の商売はかなりしんどいです。
たとえ、それがア◯ヒビールやキ◯ンビールとかの規模になったとしても、しんどいです。学生人気企業ランキングで、よく
- ア◯ヒビール
- キ◯ンビール
などが出ますが、たぶんCMで華やかなイメージがあるのでしょうが、現実はかなりしんどいですよ。
ああいうビールメーカーが営業にいくところって、レストラン、酒屋、スーパーとかですからね。レストラン、酒屋、スーパーのおっさんに、
「うちのビールを置いてください!」
って頼み込んで、接待しまくるのが仕事です。かなりきついと思いますよ。旅行代理店なども同様で、CMなどで華やかなイメージがありますが、実際は社員旅行などで、かなりしんどい思いをします。
基本的にBtoC企業はきついところが多いですよね。私が今もう一度就活をするとしても、まずBtoC企業は選びません。消費者相手の営業は本当にきつい。
1.2.平均年収が高い企業(金融、保険、不動産など)
就活生は就職四季報の平均年収の高さにつられて、金融業界を受けがちですが、あれにはカラクリがあります。
「モデル年収 40歳 1000万円」
みたいなのがメガバンクに載っていると思いますが、あの意味は、
「40歳になるまでにはほとんどの社員が退職or左遷で、残った一握りの社員が年収1000万円」
という意味です。
しかも、銀行というのは、スーパー学歴社会なので、MARCHでメガバンクに入るとリテール営業をやらされるので、超きついですからね。
保険や不動産に関しては、よほどのガツガツ体育会系が好きでない限り、オススメしません。今までに保険会社に行った友人に、何度保険の営業をされたかわかりません。苦笑
それだけ、ノルマがきついということですね。ノルマがきついところは本当にしんどいですよ。金融、保険、不動産はすべてノルマでガチガチに社員をかためています。
2.毎年、新卒を大量に採用していないかどうか
毎年新卒を大量に採用している会社はマジで注意です。
「お!ここは採用人数が多いから、おれもいけるかも!」
と喜んでいる場合ではありません。
なぜ大量に採用しているかというと、その分「大量に辞めるから」です。大量に辞めるというと語弊がありますが、そもそも育てる気がないのです。とくにメガバンクとか。
「どうせたくさん辞めるし、たくさん採っておくか〜」
というノリです。
金融は大量採用の会社がかなり多いですが、メーカーでもたまにあります。私が知っている、毎年大量採用している部品メーカーは、同業他社のあいだでもかなり評判が悪い会社でした。そこはオーナー企業だったので、ブラックに拍車がかかってましたね。
逆に言えば、毎年採用人数が少ない会社というのは、
「社員を大事に育てる」
「社員を辞めさせる気はない」
ということの表れです。
化学メーカーの文系職なんて毎年7〜8名しか採用枠がありませんが、それは裏を返せば「長いスパンで育てる」という意味です。実際、私が以前いた会社もほとんど退職者はいませんでした。私だけが例外でした。苦笑
3.オーナー企業かどうか
オーナー企業はブラック率が高いです。
オーナー企業というのは、創業者が社長の会社とか、役員が全員創業者の家族の会社とかですね。就職四季報で主要株主を見ればイッパツでわかります。
「どうしてもその会社に行きたい!」
という場合は全然良いと思いますが、そこまで強い志望理由がないなら、オーナー企業は避けた方がベターですよ。オーナー企業の理不尽っぷりは、ハンパないですからね。
私が今就活をするとしても、まずオーナー企業は選ばないです。社会人になってから聞く「オーナー企業で働く人たちから聞く話」はかなりきつかったです。
でくのぼう
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