1.ESは通るようになったら、切り上げる
私の経験から言えば、ESは学歴フィルターの建前に過ぎません。
私は大手化学メーカーに関しては、ほとんどにエントリーしましたが、2chの入社偏差値でいえば62以上は全滅で、61以下はほとんど通りました。
・・・ここから、何が分かるか?
ESは学歴フィルターの隠れみのに過ぎず、中身なんてきちんと見ていない
ということです。少なくとも、化学業界に限っていえばそうです。
何が言いたいのかというと、
ESに労力を注ぎすぎるのは、あなたの労力を浪費するだけ
ということです。その時間を見込みの高い企業の企業研究の時間に使った方が、よっぽどあなたの内定可能性は高まります。
自己分析なんて、半分自己満足みたいなものですが、企業研究は違います。
面接官に、
「いかに本気で入社を志望しているか」
を表すための絶好のチャンスです。企業研究こそ、命をかけて取り組むべきです。私の経験上、面接官は
この学生はどれぐらいウチのことを調べてきてるか?
を非常によく見ています。実際、私が企業の経常利益率に土江調べてきたことを話した際、
「おお〜よく調べてるね〜!!」
と、最終面接で役員がものすごく嬉しそうな表情をしていました。
2.ESを書く時間を短縮する方法
ESに時間をかけるのはムダとはいえ、ある程度のクオリティが必要です。そこで、ある程度のクオリティのESをどのように早く書き上げれば良いかというと、
「先輩からES集をもらって、フレームをパクる」
という方法です。
島田紳助も「パクることの重要性」をこう語っています。
僕は世に出るためにいっぱいコピーしました。原型はB&Bの洋七さんです。洋七さんをパクりました。周りは気つきませんでした。洋七さんは気ついて怒ってました。「パクるな!」って言われた。で、俺が言うたん。
「いや、ネタパクってませんやん。システムをパクったんですやん。」
DVD『紳竜の研究』より
就活の例で言えば、先輩のESのネタをそのまま書いたらそれは「盗作」です。ですが、先輩のESの
- PDCAの流れ
- 結論→理由の流れ
- 文字数の絞り方
などはパクっても良いのです。システムはどんどんパクれば良いのです。
はっきり言って、一からESを考えることほどバカらしいことはありません。だって、先輩のすでに企業で通過しているESがそこにあるわけですから、そのフレームに
「あなたの人間性がわかるネタ」
を注ぎ込めば良いだけです。それでESは完成します。
クッキーを焼くときに、枠から作ろうとしないでください。枠はもうあるのです。枠は借りてくれば良いのです。あなたはただ、枠に記事を流し込めば良いだけなのです。
就活面接の練習はベンチャー企業の面接が最強。の記事でも書きましたが、就活の序盤にどうでも良いベンチャー企業を受けるのは、面接の練習でもありますが、
ESのたたき台を作る
という意味でもあるんですよね。
基本的にESに時間をかけるのは、エネルギーを浪費するだけです。
なるべくESにかける時間をなるべく減らして、企業研究に時間をかけるべき
です。
なぜかというと、
自己分析には終わりがないが、企業研究には終わりがあるから
です。
ESは一種の自己分析じゃないですか。こだわろうと思ったら、どこまでもこだわることができます。そして、こだわったからといって、劇的に通過率が良くなるわけではありません。
だから、序盤にベンチャー企業でESが通るかどうかを試しておいて、後半の上場企業の面接で満を持して提出すれば良いわけです。
3.ESは面接最初の材料ぐらいにしか使われない
私の経験上、就活で一度ESが通ってしまえば、面接ではESはほとんど触れられません。触れられないというより、面接官はESに書いていないことを聞こうとしてきます。
だから、そんなにESに力を入れすぎる必要はないんですよね。いったん通ってさえしまえば、あとは面接での判断となるので、そんなに重要ではありません。
ESよりも企業研究が重要
です。
あなたが企業の面接官だっとして、
- 自己PRをたくさん考えてきた学生
- 自社についてめちゃめちゃ調べてきた学生
の二人がいたら、どちらを採用しますか?どちらが「自社のために働いてくれそう!」と思いますか?
言うまでもないですよね。
面接官も人間です。最終面接で出てくる役員も人間です。自社について熱心に調べてきた学生に好意を持つのは当然です。
企業研究をおろそかにした状態で面接を受けるのは、相手のことをよく知らないのに告白しにいくようなものですからね。苦笑
ESは早めに切り上げて、企業研究に力を入れるべき
です。
でくのぼう
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