就活の面接が終わった後に、
「あの時の受け答えは最悪だった…」
「あの時、ああいう風に言っていれば…」
と、反省するのはやめましょう。
「就活うつ」
になってしまいます。
1.正解がないことに悩み続けているとうつになる。
就活はうつになりやすいポイントがたくさんあります。
そして、一番うつになりやすいのは、
「就活の面接後に反省しすぎてしまうこと」
です。
「あの時の受け答えは最悪だった…」
「あの時、ああいう風に言っていれば…」
と正解がないことに頭を使い続けていると、確実にうつになってしまいます。
どんなにメンタルが強くても、お祈りメールが増えてくると心を病みます。メンタルやられます。
ただでさえ就活はメンタルをすり減らすことでいっぱいです。
例えば、自己分析。
「本当に自分が好きなことは何か?」
「本当の自分は何か?」
という問いは一生かけても考えられるレベルの「哲学的な問い」であり、こんなの面接官であっても答えられる人は一人もいないでしょう。苦笑
たとえ、
「本当に自分が好きなことは何か?」
「本当の自分は何か?」
という問いに答えが出たとしても、自分の感覚でしかない以上、暇つぶしに考えるにとどめるべきだと思いませんか。
2.そもそも採用には明確な基準がない。
そもそも、就活の面接には基準がありません。就活の採用には正解がありません。大学入試のように点数が出るものではありません。
採用・不採用を決定づけるのは、
「面接官の主観」
です。
「うちで活躍してくれそう」
「うちの会社に馴染みそう」
という主観的な判断です。
こんな自分ではどうにもならないものに心をすり減らしていては、すぐにうつになってしまいます。
一生考えても答えが出ないテーマですし、考えたからといって次回の面接が良くなるわけでもないので、考えるだけムダです。
就活はただの営業です。営業に行くたびに、その都度、
「あの時の受け答えは最悪だった…」
「あの時、ああいう風に言っていれば…」
と反省していては、一瞬で病んでしまいます。営業の場合は成約が取れなくても、特に反省はしません。なぜなら、不採用の理由は可能性がありすぎて、いちいち考えていては気が持たないからです。
- そもそも今は必要としていなかったのかもしれない
- いいところまでいっていたが、相手の会社の部長の一言で不採用になったのかもしれない
- すでに商流が決まっていて、動かせなかったのかもしれない
というように、不採用の理由なんていくらでも考えられます。
就活も同じです。
面接が不採用だったからといって、あなたにはどうにもならない理由があったのかもしれません。というか、その可能性が高いです。
- そもそも倍率がめちゃめちゃ高かった。
- 学閥があり、実は特定の大学しか採用していなかった
- その会社の好きな学生のタイプが明確に決まっていた(「体育会系しか取らない」など)
というように、あなたではどうにもならない理由で不採用になっている場合がほとんどだと思います。
だから、
「あの時の受け答えは最悪だった…」
「あの時、ああいう風に言っていれば…」
と悩むのはあなたのメンタルをすり減らすだけです。
3.チェックすべきポイントは「落ち着いて喋れたかどうか」だけ。
就活の面接後にチェックすべきは、
「落ち着いて喋れたかどうか」
だけです。これ以外、何も反省しなくて大丈夫です。
心理カウンセラーの向後善之氏は著書で、
チェックするポイントは、「面接時に落ち着いていられたかどうか?」につきます。しどろもどろになってしまったり、焦ってしまったりしたのなら、「どのポイントで、何も考えられなくなったのか?」「何が自分を焦らせたのか?」「誰からの質問で動揺したのか?」などをチェックすることが大切です。(向後善之(2013)『就活でうつにならないための本』p.150)
と述べています。
「あの時の受け答えは最悪だった…」
「あの時、ああいう風に言っていれば…」
という問いには答えがありませんし、考えてもキリがありません。しかし、
「落ち着いて喋れたかどうか」
は自分でもしっかりとクリアできたかどうかが判断できる問いであり、頭を抱えてしまう問いでもありません。心理的に負担がかからないチェックポイントです。
就活の面接が終わった後は
「落ち着いて喋れたかどうか」
以外は反省しなくて大丈夫です。
考えすぎると、あなたのメンタルがやられてしまいます。
でくのぼう
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