就活は人気企業ランキング【以外】を狙え。

1.人気企業ランキングは超レッドオーシャン

「就活人企業ランキング」って見たことありますよね?

発表!2018年卒の就活生が選ぶ人気企業とは?〜就職希望企業ランキング:総合編〜

で、2018年卒のランキングはこのようになっていました。

  1. みずほフィナンシャルグループ
  2. 三菱東京UFJ銀行
  3. 全日本空輸
  4. 日本航空(JAL)
  5. 三井住友銀行
  6. サントリーグループ
  7. 伊藤忠商事
  8. 東京海上日動火災保険
  9. 三菱商事
  10. JTBグループ

この並びを見て、賢いあなたは気づくと思うけど、ほとんどBtoCのCMバンバン打ってる会社ばかりなわけです。このランキングはぶっちゃけ“ミーハーな学生が好きな企業ランキング”です。笑

で、ここで、あなたに一つ重要なアドバイスです。人気企業ランキングの会社を受けるのはやめましょう。理由は、受ける学生が多すぎて、就活の競争が超レッドオーシャンだからです。

「知名度もあるし、銀行が良いかな?」
「なんとなく食品メーカーかな?」

とあなたは思うかもしれませんが、就活を辛くする元凶だと思います。CMをバンバン売ってるようなBtoC企業は、就活の競争率がはね上がります。マジです。

大学生の間では「知名度の高い会社=優良企業、すごい」という思考になりがちですが、実際はそんなことありません。あなたの周りの友人は、こういう企業や知名度の高い企業にたくさんエントリーすると思いますが、あなたは逆張りでBtoB企業で攻めましょう。

2.BtoC企業はキホン労働環境が悪い

完全に独断と偏見ですが、BtoC企業は労働環境が悪いです。なぜか?・・・日本の消費者は、世界一うるさいからです。苦笑 私はいろんなバイトをやった経験がありますが、まあ日本の消費者は態度がデカイです。苦笑

“お客様は神様”と勘違いして、なんでもかんでも注文してきます。そして、皮肉なことに、学生に人気の企業というのは、社会人からすると基本ブラック企業です。

例えば、メガバンク。あなたが東大卒でなければ、メガバンクは絶対受けない方が良いです。理由は、労働環境がめっちゃきついからです。

あなたはあまり知らないかもしれませんが、メガバンクはスーパー学歴社会です。東大出ないと、かなり肩身の狭い思いをすることになります。

肩身が狭いだけならいいですが、MARCH以下の大学でメガバンクに入っても、基本的にリテール営業に回されます。リテール営業というのは、その辺にある〇〇支店みたいなところですね。

消費者から預金を集める仕事です。これはかなりきついですよ。ノルマに追われ続ける仕事です。私の友達も20代で退職している人が多いですね。

他にも、食品メーカー。例えば、大手のYパンが営業職の正社員にトラックでスーパーまで搬送までさせるのは、学生にとってはあまり馴染みがないですよね。苦笑 私がもし今もう一度就活をするとしても、間違いなくBtoC企業は受けません。

3.汎用品の営業の鉄則に学ぶ、業界の選び方

私は化学メーカーで汎用品の営業をしていたわけですが、使用数量が見込める顧客というのは、競争がめっちゃ激しいのです。大手メーカーがこぞってクソ安い価格でシェアを奪いにきます。

そのため、購買の担当者もめちゃくちゃ横柄で、

「うちは〇〇円以下じゃないと買わないよ」

という姿勢です。苦笑 また、仮に価格でシェアを取ったとしても、大手メーカーは目の色を変えて、安い値段を入れてくるので、まあ辛いわけです。

しかし、大手メーカーの担当者が見向きもしない客で、そこそこ数量を使っている客であれば、競争が激しくありません。価格競争もそれほど激しくありません。狙うべきはココです。

これって、就活でも一緒だと思いませんか?多くの学生が見向きもしない会社というのは、世の中に死ぬほどあるわけです。そして、その中には優良企業と言われる会社がたくさんあります。

学生のなじみの深い、テレビCMをバンバン打ってるようなBtoCの大企業には、学生が大勢集まるわけです。学歴が高い学生も大勢集まるでしょう。

「どうしてもこの企業に行きたい!」

ということであれば、もちろん受けてもいいと思いますが、こんなレッドオーシャンでははっきり言って消耗戦です。疲れるだけです。就活うつの元凶の一つではないかと私は思います。

私が就活をしていた時も、基本的にBtoC企業は

  • 競争率が高い
  • 労働環境が悪い

という理由から一社も受けませんでした。学生のなじみのないBtoB企業に絞っていたので、比較的苦労せずに就活を終えられました。

4.“離職率が低いランキング”はマジで穴場。

「でも、BtoB企業って多すぎて、どれを選べばいいか分かんない…」

って思いますよね?そこで、オススメは東洋経済が毎年発表している「3年以内離職率が低いランキング」です。

就活生注目!3年後離職率が低いトップ200社平均31.9%、辞める新入社員が少ないのは?

何をもって優良企業とするのかは、人それぞれですが、「優良企業=働きやすい会社」と捉えるなら、「3年以内離職率が低いランキング」に載っている会社というのは、間違いなく優良企業です。

そして、学生のほとんどはこんなランキング見ていません。これはチャンスですよ。競争率が50〜100倍としたら、このランキングに載っている会社は学生になじみが薄いため、競争率が20〜50倍に落ちます。どちらが内定が出やすいかは、すぐ分かりますよね?笑

しかも、内定が出るだけでなく、他の学生がこぞって受けるような企業より、間違いなく企業体質は良いです。穴場企業です。

「でも、俺にはそんな学歴ないんだよ…」

というあなたは、このランキングに載っている会社の業界の専門商社などはどうでしょうか?確かにこのランキングに載っている大手メーカーはおそらく日東駒専かMARCHで足切りをしていると思います。

しかし、私のいた化学業界の専門商社などは、無名大学の人もいっぱいいました。そして、化学業界は、業界全体がそれほどきつくないため、かなりゆるゆると働いていましたね。笑

「業界のリアルが分からない…」

とあなたは悩んでいると思いますが、企業や業界の体質が表れるのは「離職率」です。転職する社会人は当たり前のようにチェックする指標ですが、あなたにはあまり馴染みがないのではないでしょうか?

このランキングに登場する企業が全て優良企業かどうかは分かりませんが、働きやすい会社である確率はとても高いです。

あなたの就活を楽にするためにも、「人気企業ランキング」ではなく、「3年以内離職率低いランキング」を参考にしてみてください。

       

でくのぼう


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